基本的人権の尊重と社会的弱者の保護。社会正義の実現を理念に、依頼者とともに問題解決に挑む
不条理を感じた自分の経験を糧に弁護士を志す
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
学生時代、校内でのいじめ問題やアルバイト先での不当な扱いなど、不条理を感じる経験をいくつもしました。その経験から、社会的な公平や正義の観点から物事を解決できる弁護士という職業に関心を持つようになりました。
弁護士を志すことを決意したのは、大学3年生の頃です。法学部の図書館で、人権活動をする弁護士の伝記や弁護士団体の書籍を読んで影響を受けました。
基本的人権の尊重と社会的弱者の保護が重要であるとの理念に共鳴し、弁護士を目指そうと決意しました。
ーー現在注力している分野と注力している理由を教えてください。
幅広い事件を手がけていますが、特に労働問題と家事事件に注力しています。
学生時代から労働法には強い関心を持っていました。労働法は、労働者の権利を保護することを目的として、裁判例の積み重ねによってルールが築かれてきたという背景があります。
企業と労働者の力関係には不均衡が存在し、多くの労働者が不条理な目に遭っています。弁護士として、こうした弱い立場にある人々を支援することに意義を感じています。そして、労働法を用いて依頼者とともに問題解決に向けて取り組むことは、大変やりがいのある仕事だと思っています。
家事事件に関しては、離婚や相続といった人生の重要な局面で依頼者をサポートすることに弁護士としての意義を感じています。困難な状況にある依頼者と共に問題を解決することで感謝されることも多く、そのようなときは、充実感で胸がいっぱいになります。
依頼者への共感が力になる
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者への共感を重視しています。依頼者の困難な状況を理解して共感することで、私自身も力がみなぎります。
依頼者の話を聞く際には、こちらから積極的に質問をすることで、表面的な問題だけでなく、その背後にある問題構造を明らかにするように努めています。問題が起きてしまった状況を正確に理解することで共感が深まり、依頼者の立場に寄り添うことができると考えています。
私は10年近く弁護士を続けていますが、依頼者の状況や事情はそれぞれ異なり、一つとして同じ事件は存在しません。事案の特徴に応じた最善の解決策を提供するために、継続的に学び、最新の知識やスキルを磨く努力を怠らないよう心がけています。
ーー弁護士のやりがいを教えてください。
日々さまざまな相談を受け、それぞれの問題を一つ一つ丁寧に解決していくことにやりがいを感じます。
まったく同じ事件は存在しないため、事件ごとに依頼者と相談しながら調査や工夫を重ね、その事案にとって最もよい解決を導くことが弁護士の役割です。努力が結果に結びついたときに大きな達成感を得ることができます。
私が所属する事務所では、労働問題をはじめとする社会問題に関わる事件を多く扱っています。社会的な問題に対する解決規範を示すことができたときにも、大きな達成感が得られます。個々の事件の解決を通じて社会に貢献することで、弁護士としての使命感を強く感じ、気が引き締まります。
ーーこれまでの活動で印象に残っているエピソードを教えてください。
過労死で息子さんを亡くされた方から依頼を受けたことがありました。最終的にはこちらの主張が認められ、勝利的和解で決着が着きました。
この案件は弁護士冥利に尽きるものでした。裁判所が、遺族の想いや亡くなった被害者の心情を理解し共感してくれたこと、そして、過労死の再発防止策も盛り込んだ和解案を出してくれたことが非常に印象に残っています。
和解案には、裁判所の、「過労死を無くさなければならない」という強い思いと、社会的な先例を残そうとする姿勢が表れていました。司法の矜持を感じることができ、弁護士としてその一端に関われたことが感慨深く、今も忘れられない案件です。
日常の問題から社会問題まで幅広く対応
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
幼い子どもがいるので、休日は子どもと一緒に遊びに行くことが多いです。学生時代に習っていた空手を子どもと一緒にやったり、本拠地が近い川崎フロンターレの試合を観に行ったりしています。
キャンプも趣味の一つで、以前は友人と行くことが多かったのですが、子どもたちが大きくなってきたので、最近では家族と一緒に行くことが増えました。家族でのアウトドア活動はリフレッシュにもなり、良い思い出を作る機会にもなっています。
ーー今後の展望を教えてください。
弁護士になって約13年が経ちますが、弁護士業務は依頼者の満足度を高めるという点で非常に奥深いと感じています。技術面でも依頼者との接し方でも、日々学びがあります。 今後も地域の皆さんに信頼される弁護士として、事件解決のクオリティをさらに向上させるために、探求し続けたいと思っています。
労働問題は学生時代から追求してきた分野であり、引き続き力を入れたいです。ただ、特定の分野に固執せず、幅広い依頼に対応できることが重要だと考えています。労働問題以外も積極的に取り組み、水害裁判のような社会問題にも関わっていくつもりです。
また、地域で新たな問題が発生した際に、迅速に対応するのが当事務所の責務だと思っています。常に新しい問題に対応できるよう、継続的に研鑽を積んでいきます。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へメッセージをお願いします。
法律問題は人生に大きな影響を与えることがあります。だからこそ、弁護士が果たす役割は重要だと考えています。
弁護士は労働問題や相続、離婚問題など、日常生活で直面する様々な問題にたいして依頼者の権利を守り、法的な問題を適切に解決するための道筋を示します。
どんなに困難な状況でも、一緒に道を探り、最善の解決策を見つけるために全力でサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。