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宮里邦雄氏が死去 労働弁護士界のレジェンド
記者会見をする宮里弁護士(2019年3月15日撮影)

宮里邦雄氏が死去 労働弁護士界のレジェンド

日本労働弁護団会長などを務めた宮里邦雄弁護士が2月5日、死去した。83歳だった。所属する東京共同法律事務所が2月7日に発表した。

葬儀・告別式は家族・親族のみでおこなう。後日、東京共同法律事務所と日本労働弁護団が偲ぶ会を開催するという。

●数々の著名事件を担当 2022年1月から闘病

宮里弁護士は大阪府生まれ、沖縄県宮古島育ち。米軍占領下の琉球政府立宮古高校を卒業し、琉球政府の国費留学生として東京大学に進学した。

1965年の弁護士登録以来、採用内定取り消しが争われた「三菱樹脂事件」、仮眠時間の労働時間性が争われた「大星ビル管理事件」、定年後再雇用者の労働条件をめぐり同一労働同一賃金が争点になった「長澤運輸事件」など、労働者側で多くの著名事件にかかわった。

近年もコンビニオーナーの労働組合法上の労働者性を争う事件など、多くの労働事件を担当していたが、2022年1月から闘病生活に入っていたという。

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