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コロナ離婚やDV、モラハラ…女性のための「無料電話相談」6月27日実施 日弁連
コロナ離婚やDV、モラハラ…女性のための「無料電話相談」

コロナ離婚やDV、モラハラ…女性のための「無料電話相談」6月27日実施 日弁連

女性からのさまざまな相談に応じる無料電話相談「女性の権利110番」が6月27日、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会、日弁連の主催でおこなわれる。

離婚やDV、セクハラや同性婚などの問題に弁護士と女性相談員が対応する。

女性からの相談で多いのは、夫からの暴力問題。しかし、最初は「家庭内のことだから」と相談をちゅうちょする人は多い。倉重都弁護士は「まずは悩むより先に相談。第三者に言っていいんだと思ってほしい」と呼びかけた。

倉重弁護士と田中弁護士 倉重弁護士と田中弁護士

●コロナでDV増加?

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、働き方や家庭の状況が様変わりした人も多いだろう。

倉重弁護士によると、女性相談を受け付ける弁護士から「DV相談はいつも1年に2〜3件のところ、4、5月だけで5件あった。そのうち2件は夫がリモートになったことをきっかけに発生した」という情報が寄せられたという。

「昼間も自宅にいる時間が長くなり、そのストレスもあいまって、もともとDV気味だった夫が行うDVがさらにひどいものになったり、モラハラがエスカレートしたり、子どもへの暴力暴言が始まったりしたという相談もありました」

倉重弁護士は自宅内でも、夫に暴力を振るわれたら、迷わず警察にいくことを勧める。「暴力を振るわれそうになった段階でもかまいません。早急に、第三者に話してください。夫の暴力はその一回だけでなく、間違いなく今後も継続します」。

「コロナ離婚」という言葉も聞かれるようになったが、離婚などの法的な救済を求める女性が増えてくるのは、コロナの状況が落ち着いたこれからだとみている。田中紀子弁護士は「派遣切りなど、労働問題も気軽に相談して欲しい」と話した。

●相談先は

実施は6月27日(土)の午前10時〜午後4時までで、電話番号は<03・5521・0260>。必要に応じて、初回相談が無料となる弁護士も紹介する。

他都道府県での実施の詳細は、日弁連のサイト(https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2020/200623-0629.html)に記載している。

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