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「六法全書」がまさかのカプセルトイに 発売前から法曹関係者も「ほしい!」 精巧すぎる再現の舞台裏
「六法全書」のカプセルトイミニポーチ(画像提供:コトフル)

「六法全書」がまさかのカプセルトイに 発売前から法曹関係者も「ほしい!」 精巧すぎる再現の舞台裏

「六法全書」が、カプセルトイの小さなポーチになって7月に発売されることが決まった。

発売の情報がSNS上で“流出”すると、法曹関係者からも「ほしい」といった声が相次いだ。

商品化にあたっては、「本物」の六法全書を発刊していた新日本法規出版の協力のもと、細部に至るまで再現性を追求したという。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)

●「六法全書」を選んだ理由

なぜ、実在の「六法全書」をミニポーチとして商品化したのか。

企画した「コトフル」(東京都品川区)の細井まゆ子さんが、弁護士ドットコムニュースの取材に応じた。

「『誰もが一度は名前を聞いたことのある象徴的な本』でありながら、日常生活ではなかなか手にする機会のない『六法全書』をモチーフにすることで、ただのポーチではなく、ユーモア性と実用性の両方を楽しんでいただける商品になるのではないかと考えました」

●新日本法規から許諾、法学部生もアドバイス

このポーチの最大の特徴は、徹底した再現性にある。単なるパロディではなく、新日本法規出版から正式な許諾を受けたうえで、実際の『分冊六法全書』(※平成29年版を最後に発刊を終了)を借り受け、実物をもとに制作された。

実務家が見ても違和感のないクオリティを追求し、表紙の合皮の質感など、本物に近い生地を使用しているという。

「ぱっと見たときに『本物の六法全書のミニ本のように見える』雰囲気を出すことを意識しつつ、カプセルトイとして可愛らしく持ち歩けるサイズ感とデザインバランスを重視しました」(細井さん)

細部の雰囲気づくりには、コトフルでアルバイトとして働く中央大学法学部の学生からのアドバイスも活かされたそうだ。

●異例の“情報流出”と市場の反応

通常、カプセルトイの新商品は発売直前に話題になることが多いが、今回は想定外の広がりをみせた。

「今回の情報は弊社から配信したものではなく、問屋様より流出した情報になり、通常発売4か月前に話題になることはあまりないので弊社もびっくりしております」(細井さん)

しかし、その反響は追い風となり、販売店からの問い合わせが多数入っているという。

新日本法規出版もコトフルを通じて、コメントを寄せた。

「今回の企画は、コトフル様からのライセンス許諾依頼によって始まったもので、製品の企画、仕様の決定、制作等については全てコトフル様に一任させていただいております。この度は、意図せずこのような形で皆さまに情報をお届けする運びとなりましたが、皆さまより大きな反響をいただけたことに関して、弊社としても大変嬉しく感じております」

●想定されるユーザー層

画像タイトル 「分冊六法全書」(画像提供は新日本法規)

期待される購入層は、弁護士や検察官などの法曹関係者や、法律を学ぶ学生だけではない。

「カプセルトイは幅広い層の方に楽しんでいただいておりますが、法律に関わるお仕事をされている方や学生の方はもちろん、『本モチーフの雑貨』やユニークな文具・小物がお好きな方にも楽しんでいただける商品になるのではないかと期待しております」(細井さん)

実際、六法全書に馴染みのある専門家からも「ほしい」と反応が上がっている。

ある弁護士は「思ったより大きいですね。全部買って事務所に置いておけば、目をとめた依頼者と話のネタになるかもしれません」と使用シーンを想像する。

カプセルトイは、実際の分冊六法全書と同じように、民事法、刑事法など全6種類が用意されている。もちろん、ガチャガチャだから、何が出るかは開けてみるまでわからない。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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