「アツアツのリアルゴールドが出てきて爆笑した」。このようなポストがXで話題になっています。
炭酸飲料であるリアルゴールドは「つめたい」状態で出てくるはず。どうやら、思っていたのと違う商品が自販機から出てきてしまったようです。
リアルゴールドの販売元である日本コカ・コーラは、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、間違った商品が出たことを謝罪しました。
そのうえで、自販機のトラブルの際は「速やかな問題解決と再圧防止のために、自販機に掲示された連絡先に連絡してほしい」と呼びかけています。
ところで、読者のみなさんの中にも、自販機で別の商品が出てきたり、お釣りが出てこなったという経験はないでしょうか。
⚫︎自販機に貼られたステッカーに連絡先が書かれている
街中にある自販機をよく見てみると、「管理責任者氏名」「連絡先住所」「連絡先電話番号」が明記されたステッカーが貼られていることがわかります。
このステッカーは「統一ステッカー」と呼ばれ、「この自販機はしっかり管理されている」という信頼を高めるため、国によって貼り付けることが義務化されているのです。
自販機の前面に貼られた統一ステッカー
そのため、日本コカ・コーラ以外のメーカーの自販機でも確認できます。
日本コカ・コーラ社によると、自販機のトラブルに遭遇した場合、ステッカー記載の問い合わせ先に連絡して、自販機の設置場所や併記されている10ケタの管理番号を伝えることで、スムーズな対応につなげられるそうです。
お釣りやジュースが出ないといったトラブルもこの方法で対応してくれます。
なお、返金されるかについては、明確なコメントはありませんでしたが、ニュース編集部の記者が過去に別のメーカーの自販機で問い合わせをしたところ、返金に応じてくれたといいます。
すでに自販機から離れてしまったり、ステッカーの文字が判読できないといった場合は、製品に表記されている「お客様相談室」に連絡するほか、ホームページに記載された窓口から問い合わせることになります。エリアによって番号が異なるため、注意が必要です。
⚫︎膨張した「炭酸飲料の缶」は開けないで
冒頭のポストに添付された画像を見てみると、炭酸飲料を温めてしまったためか、今にも破裂しそうなほど缶が大きく膨らんでいました。
日本コカ・コーラ社は公式ホームページで、未開栓の炭酸飲料について、液体が高温になると、炭酸ガスにより内圧が上昇するため、容器が変形・破損する恐れがあり、大変危険と注意喚起しています。
同社は、取材に対して「容器が膨張している際には、開けたりせずに自販機に掲示された連絡先にご連絡をお願いいたします」と強調しました。