サッカー漫画『キャプテン翼』に関するNFT(非代替性トークン)をめぐり、作者であり漫画家の高橋陽一さんらが「全て違法」「絶対に買わないで欲しい」などと呼びかける事態となっている。
6月17日、同作公式とみられるツイッターアカウント(キャプテン翼 公式@TsubasaPR)は「海外の事業者が違法に発行している」と投稿。キャプテン翼に関するNFTの権利は、株式会社TSUBASAが独占的に管理しているといい、「FOOTBALL METAVERSE」および「MANGAVERSE」という事業者は権利を有しておらず、発行するNFTは「すべて違法」だという。
【緊急拡散希望】
— キャプテン翼 公式 (@TsubasaPR) June 17, 2022
FOOTBALL METAVERSE及びMANGAVERSEが発行するNFTはすべて違法なものです。『キャプテン翼』に関するNFTの権利は独占的に株式会社TSUBASAが管理しており、この両者は権利を有していません。『キャプテン翼』ファンの皆さん、このNFTは絶対に買わないよう、よろしくお願いいたします。 https://t.co/0G0zuAB8cL
同投稿は、英語でも呼びかけており、「『キャプテン翼』ファンの皆さん、このNFTは絶対に買わないよう、よろしくお願いいたします」と注意喚起している。
『キャプテン翼』の作者であり漫画家の高橋陽一さんも、公式ツイッターアカウントで同投稿をリツイートした他、英語で海外ファンや有名サッカー選手に対して、違法なものであることを訴えた。
株式会社TSUBASAの代表取締役・岩本義弘さんは、ツイッターで「権利を有していない会社が『キャプテン翼』のNFTを販売しようとしています」と投稿。「こんなムチャクチャな詐欺プロジェクト、絶対に成立させるわけにはいかない」と周知を呼びかけている。
先ほど『キャプテン翼』の公式でツイートしましたが、権利を有していない会社が『キャプテン翼』のNFTを販売しようとしています。このFOOTBALL METAVERSE社とは数ヵ月前からやりとりして、彼らの権利が違法なもの(詐欺)である旨伝えていたにもかかわらず、強行突破しようとするなんて……凄すぎる。 https://t.co/QQAoCsoqVU
— 岩本義弘 (@ganpapa) June 17, 2022