交通事故や離婚問題に豊富な経験〜依頼者の心情を重視し、最善の解決策を提示
依頼者の思いを受け止めて代弁することが弁護士の役目
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
大学で法律相談サークルに参加したことがきっかけです。一般の方の法律相談を受けていく中で、法律を使って相談者の悩みを解決することにやりがいを感じるようになりました。
法学部に在籍していましたが、大学に入った当初は法曹を目指そうとは考えていませんでした。サークル活動を通じて法律や弁護士の仕事に興味を持ち、弁護士になって人の役に立ちたいと思うようになり、司法試験への挑戦を決意しました。
ーー現在の注力分野を教えてください。
交通事故と離婚問題に力を入れています。
交通事故は、最初に勤めた事務所で専門的に扱い、様々なケースの案件に携わって経験を積みました。加害者側、被害者側を問わず、相手方との交渉や解決に向けてどのように対応すればよいのかを熟知していることから、現在も積極的に取り組んでいます。
離婚問題は2番目に勤務した事務所で扱う機会が増え、現在まで注力しています。離婚問題は依頼者の感情が絡むことが多いですが、調停や訴訟では感情論は通用しません。依頼者の思いを裁判所に理解してもらうには、法律の枠組みに則った主張をしなければなりません。
依頼者の思いを受け止め、法的な主張に変換して代弁するのが弁護士の役目です。離婚問題のように、依頼者の感情が顕著に現れる分野では、特に弁護士の力が必要とされます。弁護士として依頼者の役に立てる分野であり、解決のノウハウも蓄積しているので、交通事故とともに注力分野として掲げています。
情報共有を徹底し、依頼者を不安にさせない
ーー弁護士としてのモットーや心掛けていることはありますか。
依頼者と二人三脚で問題解決することを心掛けています。依頼者にとって、弁護士がいま何をしているのかや、事件の進捗状況などは気になることだと思います。依頼者を不安にさせないためにも、こまめに連絡をして情報を共有することが大切です。
また、最終的な判断をするのは弁護士ではなく、依頼者でなければなりません。「弁護士に任せっぱなし」では、依頼者が真に望む解決とは違った結果になってしまう恐れもあります。何かを決めなければならない時には一緒に考え、常に依頼者と同じ方向を向いて案件への対応を進めることを心掛けています。
ーーこれまで手がけてこられた案件の中で、印象に残っているものはありますか。
夫から離婚請求をされた妻の代理人を務めた案件があります。依頼者である妻は離婚を認めるつもりは一切なく、裁判で争うことになりました。
離婚調停と審判に約3年を費やし、最終的に離婚請求は棄却され、依頼者の希望を叶えることができました。ところが、それからしばらくして依頼者は夫と離婚をしたのです。
話を聞くと、裁判中から「夫婦関係が元に戻ることはない」と考えていたそうです。しかし、夫から一方的に調停を起こされて、裁判で離婚をするのは感情的に納得がいかなかったため、なんとしても請求を退けたかったのだそうです。
第三者からすれば、離婚をする意志があるのに、長い時間をかけてまで請求を退けることに合理性があるとは思えません。しかし、依頼者にとっては時間や慰謝料などのお金よりも、自分の感情が大切だったのでしょう。
合理的な解決が、依頼者が望む解決ではないこともあります。何が最善の解決かは人によって異なるということを実感しました。
新たに開設した事務所で幅広い分野に対応していく
ーー休日の過ごし方や趣味を教えてください。
旅行が好きです。最近、街を探索しながら楽しむ「謎解きゲーム」が流行していて、全国各地で行われています。観光地や名所を巡るイベントもあり、旅行を兼ねて参加しています。
読書も趣味です。夢中になると周りが見えなくなる性格なので、朝に本を読み始めて、気づいたら夜になっていたこともあります。
ーー今後の展望について教えてください。
独立して事務所を開設したばかりなので、目の前の事件に誠実に向き合い、依頼者に満足してもらえる解決ができるように全力で取り組んでいきたいと思っています。
また、現在は交通事故と離婚問題の相談が多く、注力分野として取り組んでいますが、それ以外の分野にも対応できるように、弁護士としての幅を広げていきたいと考えています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へメッセージをお願いします。
離婚のようなセンシティブな問題をはじめ、家族や友人には相談しづらい悩みもあるかと思います。そのような悩みを1人で抱え込んでいては不安がつのるばかりです。
弁護士に相談して客観的かつ法律的なアドバイスを得ることで、不安が解消されることもあります。相談したら必ず依頼をしなければならないということはありませんので、まずは自分が抱えている問題を整理するという気持ちで、お気軽にご相談下さい。