
竹内 義則 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
高校の進路決定のときに、好きだった推理小説の影響もあり、漠然と法曹界に進もうと考え出しました。よく検事や裁判官をテーマとした推理小説を読んでいたし、とてもやり甲斐がありそうだと感じていました。そのため大学での4年間は法曹界を目指し過ごしました。
印象に残った事例
長い間弁護士をやっていて、多くの案件を経験しているため、特に印象に残っている案件を特定することはできませんが、被告人が共謀したことを争う刑事事件や、アパートやマンションのオーナーをだましてリース契約をさせる案件の集団訴訟などが印象に残っています。特に集団訴訟は、悪質会社とその会社に融資をしている金融会社を相手に弁護士団を組んで戦ってきました。
仕事で嬉しかったこと
やはりなんといっても依頼者の方に感謝してもらうことです。依頼者の方からは手紙をもらうこともあり、そのような時は特に嬉しいと感じます。自分自身はやるべきことをやっているだけですが、その結果として喜んでいただけることはとてもうれしいです。
大変だと感じること
弁護士という仕事は、取扱う分野が、医者と異なり、特定分野に集中するのではなく色々なことを扱わなければならないので、その点は大変です。例えば建物に関する訴訟を行うときも、法律だけでなく建築に関する知識が必要とされるし、倒産などでは会計の知識が必要となります。そういう点では一生勉強しなければならないので、そこはとても大変です。
休日の過ごし方
スポーツクラブにいって運動したり、ゴルフをしたり、読書をしたりいろんなことをしています。長い休みは頻繁には取ることはできないので、旅行なんかはあまり沢山は行くことができません。
弁護士としての信条
特にこれと言うこと決めているわけではないですが、誠実に仕事をするということは大切だと考えています。また、ほかにあげるとすれば、依頼者の方に優しさを持って接するようには心がけています。
依頼者に対して心がけていること
依頼者の方は何かしら深刻な悩みをかかえてこられる方が多いので、そういう方には明るく接するようにしています。依頼者の方と一緒に弁護士まで暗くなっていたらよくなることもよくなりません。もちろん真剣には対応しますが、明るく、温かい気持ちを持って依頼者の方に接することが大切だと考えています。
特に関心のある分野
倒産や消費者事件などに特に関心があります。特に消費者の事件は悪徳な商売方法に対する被害者の救済などが多いので、扱っていて特に遣り甲斐を感じる分野だと言えます。
悩みを抱える方へのメッセージ
身近な存在でありたいと思う弁護士の方は多いはずですから、小さいことであっても何か悩みがあるようでしたら、気兼ねせず弁護士に相談をして下さい。