女性や子どもなど弱い立場にある人たちの声を丁寧に掬い上げ、前を向けるようサポート
女性や子どもの問題に関心があり弁護士を目指す
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
親が大学でジェンダーを教えていた影響で、子どもの頃から女性や子どもに関する問題に触れる機会が多くありました。性別による差別などへの問題意識から、日常生活の何気ない会話の中で違和感を覚えることが多くありました。
私自身も女性であることから、ジェンダーに関する問題から自分自身を守りたいと思い、法律を学びたくて法学部へ進学しました。
大学で法律を学ぶうちに、日常生活で起こるトラブルの中には、法律で解決できるものがたくさんあることがわかりました。一方で、トラブルに巻き込まれていても、それがトラブルだと認識できなかったり、声を上げられなかったりする人たちがいることもわかりました。そのような人たちの声を掬い上げて、トラブルを解決したいという思いが徐々に強くなり、弁護士を目指すことを決めました。
依頼者が少しでも前を向いてくれることにやりがいを感じる
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
女性や子どもの問題に携わりたいという思いから、離婚・男女問題に注力しています。
例えば、離婚において女性は、男性に比べて経済的に弱い立場にあることが少なくありません。その背景には、出産・育児のためにキャリアを中断せざるを得ないという社会的な問題があり、女性個人の責任であるとは言えないケースも多くあります。
しかし、経済的に弱い立場にあることを抱え込み、選択肢がないと諦めている女性が多くいます。たとえば離婚においては、「お金がないから別居できない」「別れた後の生活が不安で離婚に踏み切れない」などと考えて、本当は離婚したいのに、気持ちを抑え込んでいる方もいます。そのような方の代理人として、気持ちをできるだけ引き出し、選択肢を提示したり、相手方に主張したりするなどのサポートを行っています。
また、子どもがいる方の離婚では、親権や養育費、面会交流などについて決めます。その際に私が大切にしているのは、大人の都合だけではなく、子どもの目線に立って考えることです。
特に、これまで意見を尊重されない環境で育ってきた子どもにとっては、自分の言いたいことを言ったり、自分で自分のことを決めたりする経験が不足しているケースもあります。そういった子どもたちに自己主張・自己決定の場を提供できればという思いで活動しています。
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
丁寧に話を聞くことを心がけています。
依頼者が、気持ちのすべてを言語化できるとは限りません。さまざまな思いの中で、迷いや葛藤があればなおさらです。
そのような場合でも、依頼者の伝えようとすることをなるべく拾い上げて理解するようにしています。依頼者の発言だけでなく、発言の間や仕草など、言葉にならない部分も見逃さないように、丁寧に向き合うことを心がけています。
ーー弁護士として活動されてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
特定の案件ではありませんが、解決したときに、依頼者が少しでも明るくなったと感じられたときには、やっていてよかったと思います。
法律問題は最終的には金銭の支払いで解決しますが、離婚・男女問題では特に、お金をもらったからと割り切れない気持ちの部分がどうしても残りがちです。
そのような割り切れない気持ちがある中でも、依頼者が少しでも前を向いてくれると、「頑張ってよかった」とホッとします。
悩みをうまく言葉にできない場合でも、丁寧に対応
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日は友人と会うことが多いです。人と会うことが好きなので、友人との会話で日頃の疲れが癒されます。
ーー今後の展望を教えてください。
女性や子どもの問題に引き続き取り組みながら、街の弁護士としてその他の分野も幅広く取り組んでいきたいと考えています。
離婚・男女問題に加えて、交通事故や労働問題なども取り扱っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
悩みをうまく言葉にできない場合も、伝えたいことをできるだけ丁寧に伺い、サポートいたします。安心してご相談ください。