いつでも気軽に車を使えるレンタカーやカーシェアリング。だが、その手軽さの裏で、思いもよらないトラブルに巻き込まれるケースも少なくない。
弁護士ドットコムニュースが読者に体験談を募集したところ、「理不尽な高額請求」や「トラブル防止の自衛策」などの声が寄せられた。集まったエピソードの一部を紹介する。
●免責保険が適用外「弁護士入れたら支払い不要に」
レンタカーを利用する際、万が一に備えて保険に加入する人は多い。しかし、いざというときに「適用外」とされるケースもあるようだ。
東海地方に住む50代女性は、家族がレンタカーで事故を起こした際、免責補償(制度)に加入していたにもかかわらず、店舗側から「適用外」と説明され、40万円を請求されたという。
ところが、女性は「仕方なく弁護士を入れたら、支払いは不要になりました」と振り返る。
●車内が犬の毛まみれ→店側が乗車履歴を調査
一方で、誠実な対応を見せる企業もある。
東京都日野市の50代男性は、カーシェアを利用した際、車内に大量の動物の毛が落ちているのを発見。お客様相談室に連絡したところ、乗車履歴を調べてくれたという。
その結果、前の利用者が犬を車内で放していたことが判明。男性には後日、15分間の無料利用枠が提供されたという。
また、別会社のレンタカーを利用した際、飛び石による小さな傷を申告したところ、「走行中にできた自然発生による傷は問題ありません」と丁寧な説明を受けたことも印象に残っているという。
●自衛策を取る人も「小さな傷も動画で記録」
トラブルを未然に防ぐための工夫も重要だ。
東京都内の男性は、カーシェアを利用する際、客観的な証拠を残すことを心がけているという。
「借りる時に(車体を)一回り見た後、動画で記録し、小さな傷はアップで残しておきます。車内の汚れも同様です」
レンタカーやカーシェアは便利な反面、ひとたびトラブルになると、時間や金銭だけでなく、精神的な負担も大きい。
不当な請求などに直面した場合は、専門家への相談を視野に入れつつ、記録など自衛策を講じておくことが、不要なトラブルの回避につながりそうだ。