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「2回目の給付金」総務省かたる偽メール、昨年につづき複数の報告 「絶対にアクセスしないで」注意喚起
総務省(hiro Viewer / PIXTA)

「2回目の給付金」総務省かたる偽メール、昨年につづき複数の報告 「絶対にアクセスしないで」注意喚起

8月16日頃から、総務省を名乗るメールアドレスから、「 [お知らせ] 二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」との題名のメールが個人宛に届いたとの報告がツイッターで複数あがっている。

ツイート内容によると、特別定額給付金の申請がオンラインでできるとして、特設サイトに誘導したうえで、氏名、国籍、電話番号などの入力を求めるとともに、免許・保険証・パスポートなどの本人確認書類のアップロードなども要求するようだ。

メールは、マイナンバーのPRキャラクター「マイナちゃん」のイラストを使い、必要なもののチェック欄や申請手順を一見わかりやすそうに説明するなど、総務省から送られてきたメールと思わせる作りとなっているが、記載されているリンク先のドメイン名が政府機関のサイトのドメイン名「.go.jp」ではなく、「.shop」となっているようだ。

特別定額給付金事業を担当する総務省地域政策課の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「総務省から個人宛に直接メールを送ることはあり得ない」と話す。

総務省は2020年10月、特別定額給付金の給付を騙ったメールに対する注意喚起をおこなっており、「メール及びサイトは、総務省も含め、行政機関によるものではなく、情報の詐取などを目的としたものと思われますので、決してリンクにアクセスせず、当該メールを削除してください」としている。

注意喚起から10カ月ほど経過した今頃、再び複数の報告があがっている理由は明らかでないが、「昨年から引き続き注視している状況」(総務省担当者)だという。

2回目の特別定額給付金の話は、「特に出ていない」(同)状況だという。もしメールを開いてしまったとしても、そこに記載されているURLには「絶対にアクセスしないでほしい」(同)と注意を促した。

今回のようなメールは、個人情報を盗み出すためのフィッシング詐欺である可能性が極めて高い。仮にアクセスしてしまった場合でも、氏名や電話番号などを入力しないように注意する必要がある。

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