全国的に梅雨入りして、雨の日が増えてきた、水にまつわる怒りがネット上で報告されている。走る車から、水や泥をかけられたというのだ。
「車に頭から水かけられズブ濡れ。俺が何をした!」
「今朝は車に水かけられました クリーニング代請求したかったですね」
●「泥はね運転」は道交法違反
車の運転手は、ぬかるみや水たまりの通行の際、泥よけ器や徐行などによって、泥土、汚水などを飛散させて人に迷惑をかけないようにしなくてはならない。道交法上、違反すると、普通車であれば6000円の反則金が課される。
6月12日には、熊本県警本部も注意を呼びかけた。
「【泥はね運転の禁止】 昨日、熊本県を含む九州北部地方が梅雨入りしました。ドライバーの皆さん、ぬかるみや水たまりを通行するとき注意していますか? 泥水、汚水などを飛散させて歩行者などに迷惑をかけることは道路交通法違反です!! 徐行するなどして、思いやり運転に努めましょう。」
●多くは泣き寝入り
ただし、被害に遭ったとして警察に通報しても取り合ってもらえないだろう。「この車から泥や水をかけられた」と証明するのは難しいからだ。同様に、衣類が汚れても、クリーニング代や民事上の損害賠償するのは現実的ではないだろう。
自動車の水はねが道交法違反なのは重々承知だけどかけられたところでどうしようもないから車の通りが止まるのを待つ他ないんだけどあれってもしかけられたらどうするん?
— にあ〓 (@miyo_cos) June 13, 2020
ナンバープレート記憶して警察に通報すんの?
絶対泣き寝入りやんな
「自動車の水はねが道交法違反なのは重々承知だけどかけられたところでどうしようもない(中略)もしかけられたらどうするん? ナンバープレート記憶して警察に通報すんの? 絶対泣き寝入りやんな」(ツイッターより)
そのように「あきらめ」の感情を持ち、泣き寝入りする人がほとんどではないだろうか。
ネットには、水はねの被害を受けた人々のやるせない「怒り」や「悲しみ」の感情があふれている。いくつかを紹介したい。
●「泥はねドライバーは絶滅しろ!」「リアルのび太」
「2日連続で泥はね運転を食らったから良識のないドライバーは絶滅しろ」
「背後から2台続けて車に水はねやられました。パンツも下着も鞄も濡れたけど鞄の中身だけは無事でした(中略)。むちゃくちゃイライラしてる」
「雨止んで普通に歩道歩いてたら、車が勢いよく水たまりのうえ通り過ぎて信じられないくらいスプラッシュした まじリアルのび太」
「今日は仕事帰りに土砂降りで出来た大きな水たまりを車が通って頭から水を掛けられてしまいました しかも2回」
(※記事で紹介しているツイッター投稿は5月30日〜6月16日までのものです)