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ゲイ暴露「一橋大アウティング事件」の弁論終結、判決は来年2月
東京地方裁判所・東京高等裁判所(soraneko / PIXTA)

ゲイ暴露「一橋大アウティング事件」の弁論終結、判決は来年2月

ゲイであることを暴露(アウティング)された一橋大の法科大学院生(当時25)が、大学敷地内で転落死した「一橋大アウティング事件」。遺族が大学の相談対応の不備などを訴え、東京地裁で起こした訴訟は10月31日に弁論が終結した。判決は2019年2月27日。

亡くなった学生は、法科大学院の同級生でつくるLINEグループで、同級生男子からゲイであることを暴露された。その後、体調を崩し、2015年8月24日に大学構内の建物から転落死した。

遺族は、学生が何度も大学に相談していたのに、適切な対応が取られなかったと主張。一方、大学側は十分な対応をとっており、転落死は予見できなかったとしている。

この日の弁論期日にも、学生の両親が出廷。2016年8月の報道以来、傍聴席には毎回、裁判を支援する当事者や一橋大OBの姿があった。両親は期日後、傍聴席に向かって一礼。母親は「いつもありがとうございます」と述べ、目頭を押さえていた。

なお、遺族と暴露した同級生は、2018年1月15日付で和解している。

(弁護士ドットコムニュース)

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