タレントの中居正広氏と女性との「トラブル」にフジテレビ社員が関与していたなどと報じられている問題で、フジテレビは1月27日午後、記者会見を開いた。
この問題について収束をはかってきたフジテレビだが、大株主から批判を受けたり、スポンサー離れが起きるなど、経営へのダメージは広がる一方となっている。
会見では、フジテレビ側が問題発生直後から、中居氏を番組に起用し続けたことや、女性へのケアが十分でなかったことについて、批判が集中した。
そうした中、中居氏に対して法的措置をとるのかという質問があった。「中居さんに対して、損害賠償を請求するのか」という質問に対し、遠藤龍之介副会長は「今のところ考えていない」と回答した。
これについて「可能性として排除していないのか、それとも現時点で放棄しているのか」と問い詰められると、「第三者委員会の結論が出ていないので」と理由を述べた。最終的に、遠藤副会長は「(賠償請求の)可能性はゼロではないかもしれません」としたが、積極的に検討している姿勢はみられなかった。