ユニバーサルミュージックは6月13日、YouTubeで公開されていた3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の新曲『コロンブス』のミュージックビデオ(MV)を非公開としたと発表した。
同社は「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と説明したうえで「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
問題となったMVは、コカ・コーラの「Coke STUDIO」キャンペーンソングとして6月12日に公開された。
コロンブスやナポレオンなど、歴史上の人物に扮したメンバーが類人猿に文明を伝え、人力車を引かせる内容が含まれていた。コロンブスは植民地支配や先住民虐殺の一面も取り扱われることから「人種差別的だ」として炎上していた。
⚫️ミセスによるお詫びの声明全文
Mrs. GREEN APPLE 「コロンブス」ミュージックビデオ公開停止に関して
6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲 「コロンブス」のミュージックビデオを公開いたしました。
本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります。
ユニバーサル ミュージック合同会社 EMI Records / Project-MGA
ミセスによる声明(https://mrsgreenapple.com/news/detail/20373)