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東出昌大さん、傷だらけの愛車プリウスに「周りの車を威嚇できそう」 ファンからは心配の声も 法的には?
東出昌大さん(写真:ロイター/アフロ)

東出昌大さん、傷だらけの愛車プリウスに「周りの車を威嚇できそう」 ファンからは心配の声も 法的には?

俳優・東出昌大さんの傷だらけの愛車プリウスに、ネット民が「イノシシの呪いで?」「歴戦のプリウスで周りの車威嚇できそう」などと総ツッコミを入れて盛り上がっている。

10月下旬公開されたYouTubeチャンネル「二子山部屋 sumo food」にゲスト出演した東出さん。問題は、愛車のプリウスで部屋を訪れる登場シーンだった。ドアには何かに擦った後なのだろうか。黒っぽい擦り傷のような線が目立ち、後輪のあたりは黒いガムテープで補強されている。テロップで「遠方から満身創痍の愛車で駆けつけてくれた」とあるように、一世を風靡した人気俳優の車としてはいささか驚く満身創痍ぶりだった。

「女性自身」は昨年2月に撮影したという車の別カットも掲載しているが、ドアに何かがあたったとみられるボコボコのあとがついた衝撃的な写真だった。現在は山で狩猟をしながら暮らすという東出さんだけに、イノシシや山の木々にこすったり、ぶつかったりということもあるのかもしれない。しかし、あまりのボロボロの姿にファンの間では不安の声もみられた。

ボロボロの車を修理せず、乗車することに法的な問題はないのだろうか? 西口竜司弁護士に聞いた。

●ボロボロの車、乗ってもよいのか?

たしかに東出さんの乗られている車は一目見るだけで「年季入っているな」という印象です。こういう状態で乗り続けるのは、日本では珍しいのかもしれませんが、外国に行くと普通だったりしますね。私も昔ぶつけすぎてボロボロの車に乗っていました。

読者の皆様は、こういう車に乗っても問題ないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。結論からいえば、いくらボロボロでもちゃんと車検を通っていれば、乗車することに法的な問題はありません。

ただし、自動車が整備不良車とみなされるほど故障・破損しているような場合、自走できても道路交通法第62条「整備不良車両の運転禁止」の違反となり、3か月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

東出さんの車は現在、動画や写真をみる限りでは普通に走行していますので、整備不良車とまでは言えず法的には問題がないのかなと思います。なお車検を通っていても自動車の性能が低くなっていると判断されていた場合、事故を起こした際に過失相殺で不利に扱われる可能性はありますので、その点は注意してください。

ワイルドな東出さんも素敵ですが、安全運転には気をつけて欲しいと思います。

プロフィール

西口 竜司
西口 竜司(にしぐち りゅうじ)弁護士 神戸マリン綜合法律事務所
大阪府出身。法科大学院1期生。「こんな弁護士がいてもいい」というスローガンのもと、気さくで身近な弁護士をめざし多方面で活躍中。予備校での講師活動や執筆を通じての未来の法律家の育成や一般の方にわかりやすい法律セミナー等を行っている。SASUKE2015本戦にも参戦した。弁護士YouTuberとしても活動を開始している。今年からXリーグにも復帰した。

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