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「冤罪はこうしてつくられる」 弁護士やジャーナリストと考えるシンポジウム開催

「冤罪はこうしてつくられる」 弁護士やジャーナリストと考えるシンポジウム開催

東電OL殺人事件や足利事件など、いったん有罪確定した重大事件が再審を経て無罪判決に至るケースが相次いでいる。いわゆる「冤罪」が頻繁に起きているわけだが、このような実情を受け、日本弁護士連合会は2013年1月31日、「冤罪はこうしてつくられる」と題したシンポジウムを東京で開催する。

シンポジウムでは、多くの事件取材に携わってきたジャーナリストの江川紹子氏や元裁判官の安原浩弁護士、名張毒ぶどう酒事件の鈴木泉弁護士による報告と、パネルディスカッションが行われる。冤罪の可能性がある刑事事件の裁判を題材に、審理の進め方や判断のあり方の問題点について議論する。

2010年に足利事件、11年には布川事件における再審で無罪判決が下された。さらに12年には、東電OL殺人事件で再審無罪判決が出た。日弁連によると、このような「冤罪」の背景には、科学的な証拠を過小評価する一方で、自白や供述などの「調書」をことさらに重視する刑事裁判が長年にわたって続いてきたことがあるという。

「冤罪」に焦点をあてる今回のシンポジウムは1月31日午後6時から、東京・霞ヶ関の弁護士会館で開かれる。参加無料で、事前の申し込みも不要。問い合わせ先は、日本弁護士連合会人権部人権第一課(03-3580-9503)。

(弁護士ドットコムニュース)

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