約2億円の高級腕時計を盗んだ男は、電動キックボードで逃げた──。
東京都中野区の「中野ブロードウェイ」に入る高級時計店から、腕時計4本が盗まれた事件で、逃走に使われたとみられる電動キックボードに注目が集まっている。
SNSでは、報道された映像などから、シェアリングサービス「LUUP」の車両ではないかとの指摘が相次いだ。
LUUPを運営するLuup社は8月26日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「弊社のサービスが使用された可能性があることは承知しております」と回答した。
現在、利用データの調査や提供などを含め、警察の捜査に全面的に協力しているという。
●事件15分前に借りられ、弁場から400メートル先で発見
事件が起きたのは8月25日正午前。
報道によると、男性2人が中野ブロードウェイの時計店に侵入し、ショーケースを割り、高級腕時計4本(計約2億円相当)を盗んで逃走した。うち1人は電動キックボードを使って逃走したという。
テレビ朝日によると、電動キックボードは事件のおよそ15分前に中野駅周辺で借りられていた。現場から400メートルほど離れた中学校の近くで、電動キックボードが見つかったという。
●「LUUPなら特定できる?」SNSで注目
電動キックボードをめぐっては、SNSで別の角度から注目が集まった。報道された映像などから、LUUPの車両ではないかとの指摘が広がったためだ。
さらに、利用時に登録された情報から「利用者を特定できるのではないか」という趣旨の声も上がった。
実際、LUUPの電動キックボードを利用する際には、16歳以上であることを確認するため、年齢確認書類の提出が必要となる。年齢確認書類には、運転免許証やマイナンバーカード、パスポート、在留カードなどがある。
●Luup社「個別の内容について回答する立場にない」
弁護士ドットコムニュースがLuup社に事実関係を尋ねたところ、同社は次のように回答した。
「弊社のサービスが使用された可能性があることは承知しております。
現在利用データ等の調査・提供を含め、警察の捜査に全面的に協力をしております。
個別の内容については回答をする立場にございませんが、事案解決まで警察捜査への協力を続けてまいります」
Luup社は、今回使われた車両が同社のものだったかどうかや、利用者を特定できるかについては明らかにしなかった。
ただ、利用データなどの調査・提供を含めて捜査に協力しているとしており、逃走に使われた電動キックボードが事件解明の手がかりとなるのか注目される。