高島 誠 弁護士 インタビュー
弁護士を目指した理由
父親が自営業を営んでいたので、その影響で、自営で商売をやろうと思っていました。そして大学に入学すると中央大学ということもあり司法試験の勉強を始める人が多く、自分も勉強を始めてみました。勉強してみるとのめりこんでいったのが弁護士を志したきっかけです。
また、勉強したことがそのまま仕事に繋がり、お客様と直接的な関係を持てるということにも惹かれました。
印象的な事例
クライアントが遺言無効確認を提訴された案件です。遺言者がパーキンソン病で体を思うように動かせないということで通訳人と公証人が懸命に、遺言者の些細な動きの違いから遺言の意思を読み取り、遺言書を作成しました。
しかし亡くなった後に、パーキンソン病では遺言の意思がないのでは、ということでこの遺言書の効力が争われたのです。結局この遺言書の効力は認められることになりました。判例集にも載るような事件だったのでとても印象に残っています(判例タイムズ1289号227頁)。
仕事で嬉しかったこと
上記の事件もそうですが、依頼者の意向が通り、感謝されることです。また、法律のプロとして法的な主張を構成し判決という形で出るとうれしいと感じます。あとは刑事事件や企業法務などある程度争いの規模が大きい事件で複数の弁護士で取り掛かり、それが形になる時です。この時の知恵を絞る過程がとても楽しく、他の先生の考え方を学ぶこともできて勉強になります。
大変だと感じること
やはり、期日までに結果を出さなければいけないことです。クライアントは頼りにしてくれるので、やり遂げなければなりません。あとは、思ったより休みがとれないことですかね(笑)。急ぎの仕事などはスケジュールが狂いますので、同時並行での管理は難しい面もあります。
弁護士といえば自由業ということで時間が思い通りに使えると思われがちですが、実際は、なかなか大変です。時間がないながらも、日々勉強もしなければいけません。ただ、多忙な中でもクライアントの要望をかなえることも、弁護士のやりがいだと思っています。
休日の過ごし方
子どもの世話に終始することが多いですね。でも一緒に子どもと野球をしたりすることは楽しいです。またゴルフもここ最近始めましたが、なかなかスコアが伸びませんね(笑)。
弁護士としての信条
一言で言うとウォームハートです。クライアントに対して優しく接し、先の見通しも分かりやすい説明を心がけています。そして事件を処理する人間として円満な解決つまり事件全体として適切な解決を目指すようにしています。また、日々の業務だけではなく、なるべく人に会うようにしています。それは自分の引き出しを増やすことに繋がるからです。
最後に、法律家として、また1人の人間として、タフであることを心掛けています。私が実務講師を務めている中央大学法科大学院もリーガルタフネス宣言というのを掲げていますし、法律家としてタフであることは非常に大切です。
依頼者に対して心がけていること
先にも述べましたが「ウォームハート」の精神です。分かりやすく説明し、先の見通しを含めたメニューを出すことです。クライアントに分かりやすいよう、あらゆる想定と結果を説明し、共有するようにしています。
特に関心のある分野
知的財産の案件が増えてきたということもあり著作権、商標関連には関心を持っています。また、交通事故事件なども、今後はこれまでの経験をもとに、広く取り扱っていく予定です。
さらに、「分野」というと少々異なりますが、弁護士もIT化をして差別化をする必要はあると思います。個人的にはTwitterやブログなども、マメに更新し、情報を発信していく必要があるだろうと思っています。
悩みを抱える方へのメッセージ
困っていることがあったらまずは誰かに相談して下さい。1人で問題を抱えても、絶対に良い結果は生まれません。相談相手の選択肢の1つとして、弁護士も入れいただくと、よろしいかと思います。弁護士の敷居はそんなに高くないので遠慮なくご相談していただいて問題解決につなげて下さい。