前回からの続き。セクハラやパワハラが社会問題化しても、未だなくならない職場のハラスメント行為。
東京都内の広告関連会社で事務職のアルバイトをしていたカオリさん(20代・女性)もそのターゲットとされた1人でした。
「採用面接ではバイトが他に2人いると聞いていたが、入社すると2人とも退職していた」と話すカオリさん。
最初はおかしいな?と思った程度だったものの、その理由が、その職場に30年以上在籍していた岡田さん(50代)だと気づくのに時間はかからなかったそうです。
●「あなたには消えてほしい」暴言はエスカレート
入社して2週間が経つ頃には、カオリさんに矛先が向けられるようになりました。
それでも関わりを持ちたくないためか、他の社員は誰も味方してくれなかったといいます。
「郵便物の遅配が、どうして私のせいになるの?!」この事件をきっかけに、入社して3カ月でカオリさんは退職を決意します。
「次なる被害者を生まないようにしたい」、「岡田さんの行動に問題があることを証拠とともに会社に伝えよう」。
そう考えたカオリさんは、弁護士に相談することにしました。