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デザフェスで販売のマフィンから「納豆みたいなにおい」 体調不良を訴える声も…保健所が「焼き菓子店」調査へ
デザフェスで販売されていたマフィン(同店インスタグラムより)

デザフェスで販売のマフィンから「納豆みたいなにおい」 体調不良を訴える声も…保健所が「焼き菓子店」調査へ

東京ビッグサイトで開催されていたアートイベント「デザインフェスタ」(通称:デザフェス)に出店していた焼き菓子店(東京都目黒区)が販売したマフィンが、「納豆みたいなにおいがする」などと購入者から指摘を受けて、物議を醸している。

焼き菓子店の店主は11月14日、店のインスタグラムを更新し、今後保健所の立ち入り検査を受けることになったと報告したうえで、謝罪している。

この店は、防腐剤や添加物不使用であることや、市販の焼き菓子の半分以下の砂糖の量で作っていることをアピールし、都内のイベントなどに出店していた。デザフェスは11月11日から12日まで開催されていた。

目黒区保健所は弁護士ドットコムニュースの取材に対して、体調不良を訴えた購入者から連絡があったことを明らかにした。今後は、体調不良と販売されたマフィンとの因果関係を調査するとともに、店に対して衛生指導をおこなうとしている。

⚫️「納豆マフィン」がトレンド入り

「変な味がして糸を引く状態だったので吐き出しました」

デザフェスで店のチョコチップマフィンを購入したという女性は11月12日、エックスにこう投稿した。女性が店に問い合わせると、イベントの5日前に製造したと言われ、「耳を疑いました」と驚いている。

これ以外にも、マフィンを購入したという人からは「納豆みたいなにおいがした」「栗が糸を引いていた」という投稿が相次いだ。食べたという人の中には「腹痛と吐き気がする」と体調不良を訴える声もあった。

このマフィンについて、SNSでは「納豆マフィン」と話題となり、トレンド入りする騒ぎとなっている。

こうした事態を受けて、店は11月13日、エックスで次のように謝罪した。

「皆様にお詫びとお願い。今回、販売致しておりました和栗(4件)とチョコチップ(1件)、スイートポテト(1件)のマフィン達が納豆みたいな匂いがするというご報告をいただきました。もし、納豆のような匂いがしたら食べずにすぐにLINEでご連絡をお願い致します」

⚫️「1人でずっと5日間製造していた」

続くエックスの投稿で、店は「保管所は18度以下を保っていた」「外気温が高かったため何個か痛んでしまった可能性ある」などと釈明。

さらに購入者に対して「帰宅後、マフィンを冷凍庫に入れていただいているでしょうか? 暖かい室温が苦手なので、ご自宅では冷凍庫での保管をお願いしております」などと求めたことから、さらに批判が集まった。

店は11月13日、さらにインスタグラムで「1人で製造をしておりますので、5日間ずっと製造しないと間に合わないため、製造し続けておりました」と明かし、謝罪を重ねた。

また、11月14日は保健所に出向いたとして、次のように投稿した。

「ただいま保健所からのご指示をいただきました。明日、立ち入り検査がございます。まだ調査が始まったばかりなので原因は不明となります。申し訳ございません。ご返金はマフィンのみ対象となります。

この後、自主回収のサイトに登録させていただきたいと思います。ご返金手続きお待たせしてしまい申し訳ございません。今保健所を出たところなのでもう少しお待ちください。この度は、私の不手際で申し訳ございませんでした」

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