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「マイカタちゃいます」 裁判所URL誤記も枚方市は余裕の態度「わざと間違えてくれたんちゃいますか」
枚方市市勢要覧(2016年)の表紙

「マイカタちゃいます」 裁判所URL誤記も枚方市は余裕の態度「わざと間違えてくれたんちゃいますか」

大阪地裁が管轄する複数の簡易裁判所の公式サイトのURLに、誤ったアルファベットのドメインが使われている。

11月10日現在、枚方簡裁(大阪府枚方市)は「maikata」と誤って表記されている。

枚方市では、読み間違えが多いことから、2016年から「マイカタちゃいます、枚方(ひらかた)です」のキャッチフレーズを用いて、認知向上に取り組んできた。

そうした努力を踏みにじるような事態なわけだが、当の枚方市は「きっとURLを設定してくれたかたが、よかれと思ってやってくれたのかもしれません。このおかげで全国ニュースになったわけですし」と余裕の態度で応じた。

●まいかた簡裁、とみたばやし簡裁、ふきた簡裁…

枚方簡裁のページ。URLには「maikatakani」 枚方簡裁のページ。URLには「maikatakani」

枚方簡裁のほかにも、富田林(とんだばやし)簡裁(同富田林市)で「tomitabayasi」、吹田(すいた)簡裁(同吹田市)で「hukita」と複数のミスが確認できた。

これらの地名は、関西の人でなければ、正しく読むことは簡単ではないかもしれないが、現地の人からすれば、あまり良い気はしないはずだ。

しかし、今回のケースについて、枚方市に取材してみると、簡裁URLの誤記を笑い飛ばした。

同市出身・在住の横田広大さん(広報プロモーション課)が説明する。

枚方市では、読み間違えが多いため、それを逆手に取った「マイカタちゃうねん」というキャッチフレーズを2016年3月、市外向けPR冊子で初登場させた。

さらに、2018年には、読みの認知度について全国調査を実施(回答数1471人)。「枚方」を正しく読める人、「マイカタ」と読んでしまう人の割合を調べたところ、正しく読めた人は874人(59%)、「マイカタ」読みは381人(26%)だった。

「そのような取り組みや、岡田准一さん演じる『ひらパー兄さん』で知られる『ひらかたパーク』のおかげで、ヒラカタという音の認識は広まっていると感じています。しかし、2018年の大阪北部地震の際に、当時の菅義偉官房長官が『マイカタ市』と読み違えたこともあり、まだまだアピールが必要です」

市制施行70周年記念ポスター広告(2017年)。京阪淀屋橋駅に掲示された 市制施行70周年記念ポスター広告(2017年)。京阪淀屋橋駅に掲示された

●間違いにも「感謝したい」

枚方簡裁のアルファベットが間違っていたことについて聞くと、「まずは、マイカタちゃいますと言わせてください。URLを選定した人が、正しい読み方を知らなかったのかもしれません。司法のかたにも、正しい読み方をしてもらえるように、PRがんばります」

「ただ、もしかしたら、URLの設定をしたかたが、あえて枚方市のPR手法を知ったうえで『maikata』とした可能性も考えられます。そうであれば感謝したいです。こういう形で、全国ニュースにして、正しい読みを知ってもらえるチャンスだと思いますから」

●難読市としてのプライドがにじむ?

間違われたほかの簡裁についても聞いてみた。

「吹田、富田林が間違われやすいという印象はありませんでした。枚方は選ばれし難読市ですね。枚方市の隣の交野市(かたの)も間違われやすいです」

なお、羽曳野(はびきの)簡裁のアルファベットには間違いがなかった。

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