「山口の価値ある地元企業の力になりたい」一般民事に幅広く対応しつつ、M&A・事業承継に注力
人々の思いや、基本的な権利を守りたい
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
大学の憲法ゼミで、広島の鞆の浦(とものうら)埋め立て・架橋問題についてリサーチしたことがきっかけです。
鞆の浦は瀬戸内海の景勝地として知られていますが、当時港湾の一部を埋め立て、湾の両端をつなぐバイパスを建設する計画が持ち上がっていて、地域住民が景観保護などを理由に計画の反対運動を起こしていました。この問題について、ゼミの活動の一環でリサーチする機会があったんです。
現地を訪ね住民の声を聞く中で、当たり前のように感じている身近な生活環境の貴重さ、その生活環境を享受する権利を守ることの重要性を学びました。そうした中で私自身も人々の権利を守る仕事がしたいと思うようになり、それを実現できるのが弁護士だと考えたんです。
歴史ある地元に根付いた企業を将来に残したい
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
離婚や交通事故、相続、労働、企業法務など一般民事の案件を幅広く扱っています。
今後は、M&Aや事業承継といった分野にもより注力していきたいと思っています。私が弁護士をしている山口県では、後継者がいないために廃業してしまう企業が多いんです。歴史ある地元に根付いた企業や、未来に残したいと思える企業が失われることによる経済的・社会的損失は、大きいと考えています。こうした状況に対し、弁護士として少しでも力になれたらと思っています。
ーー事業承継に対し、実際にどのようなアプローチをなさっていますか?
事業承継に付随するトラブルを回避・対処しながら、後継者に企業を円滑に継いでいけるようサポートを行っています。
事業承継組合という組合を知人の税理士や司法書士、社労士と共に2年前に立ち上げました。M&Aや事業承継に関わる問題を総合的に解決するサービスを提供する取り組みを行っています。これまでには、商工会議所会員向けにセミナーを開催するなど事業承継について啓発活動を行ってきました。まずはニーズの掘り起こしから始めていきたいと思っています。
困難な状況でも決して諦めず最後まで取り組む
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
当たり前のことですが、どんな時でも真剣に取り組み、依頼者に誠実に接するよう心がけています。こまめな経過報告はもちろん、依頼者の利益を何よりも優先し行動することを大切に考えています。
ーーこれまで活動してきた中で印象的だったエピソードはありますか?
弁護士一年目のときに扱った刑事事件で、無罪判決を獲得したことです。
いわゆるオレオレ詐欺のような特殊詐欺事件の被疑者・被告人の弁護人を務めたのですが、被疑事実がとても多く、争点も複雑な案件でした。裁判がはじまるまでに1年以上かかり、その間に接見の回数もかなり多くなりました。
日本の刑事司法では、一度起訴されて裁判になると、無罪になる可能性はほとんどありません。依頼者と何度も接見を繰り返しながらこちら側の主張をまとめ、裁判に臨んだ結果、最終的に検察官側の立証の穴を突くことができ、一部無罪を勝ち取ることができました。
この経験から、「依頼者の主張に寄り添い、それに沿ってしっかりと行動すれば、良い結果をもたらすことができる」ということを学びました。難しい案件だとしても、決して諦めず最後まで取り組むことを、今でも大切にしています。
どんな悩みでも誠実に対応。一人で悩まず相談を
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
愛犬を可愛がっています。子どもの頃から犬がいる生活を送ってきたので、犬がいない生活は考えられません。仕事の疲れを癒してもらっています。
また、車やバイクも好きで、乗るのはもちろん、眺めたり、メンテナンスしたりするのも楽しいです。他にも最近はワインにハマっていて、ワインに関する資格を取ってみたいと思っています。
ーー今後の展望を教えてください。
弁護士の仕事は、既にトラブルを抱えた人から依頼を受けて、解決に向けて取り組むのが基本ですが、今後は法律トラブルの“予防”にも取り組んでいきたいと思っています。
また、事業承継組合の活動も今後さらに幅を広げていき、実際に事業承継について悩んでいる経営者に対し具体的なサポートができるよう引き続き努力していきたいです。
ーー法律トラブルを抱えて、悩んでいる方へメッセージをお願いします。
離婚や交通事故、相続、労働、企業法務など、事業承継以外にも幅広い法律トラブルを取り扱っています。どんな悩みでも誠実に対応しますし、安心してお話してもらえるような環境を整えていますので、一人で抱え込まずにぜひ気軽にご相談いただけたらと思います。