迅速かつ丁寧なコミュニケーションで事件解決まで依頼者に寄り添う
特捜検事に憧れて司法の道へ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
子どもの頃に、ロッキード事件のニュースを見て特捜検事の姿に憧れたことが最初のきっかけです。検察官を目指して大学では必死に勉強し、無事に司法試験に合格できたのですが、司法修習中に担当教官から「君は弁護士のほうが向いている」と勧められて弁護士になることを決めました。
なぜ担当教官が弁護士を勧めたのか、明確な理由は今もわからないですが、今振り返ってみると、私の性格として弁護士の方が向いているという助言は当たっていたと思います。
ーー注力分野とその分野に注力している理由を教えてください。
主に離婚・男女問題と遺産相続に注力しています。事務所で扱うことが多く、自然と注力するようになりました。
どちらの分野も家庭内のトラブルであるため、感情の対立が激しい分野です。特に離婚では、子どもの親権や面会交流などをめぐりシビアな紛争に発展することもあります。依頼者の感情を解きほぐしながら案件を進めて、最終的に依頼者が納得できる条件で解決し、喜んでいただけたときにはやりがいを感じますね。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
当たり前のことですが、報告・連絡・相談を徹底し、迅速な対応をすることです。
弁護士の仕事は文書でのやり取りが中心で、依頼者からはどんな状況なのか見えにくいものです。依頼者が不安な気持ちにならないよう、進捗や状況をこまめに報告しています。
現状の報告だけではなく、次の動きや見通しを伝えることも大切にしています。例えば、文書が届いた際には、「書面が来ました」とだけ伝えるのではなく、「相手側はこのように言っているので、対応はこうしましょう」などと、次の展開も含めて伝えます。依頼者が抱える不安や疑問を、その都度緩和できるように心がけています。
また、月に一度は対面やオンラインで面談を行い、お互いの顔が見えるコミュニケーションを行うようにしています。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
「コインチェック」という暗号資産取引所サービスで仮想通貨などの暗号資産が流出する事件があり、暗号資産の返還を求める裁判に関わったことです。
通常、裁判で返還を求めるのはお金や物ですが、この事件では日本で初めて暗号資産の返還を裁判で求め、返還を認める判決を勝ち取りました。
暗号資産の返還については前例がないため、訴状をどのように書くかというところから他の弁護士と議論して、手探りで進めていきました。法律にも規定がないため、裁判所もどのような結論を出すか悩んだのではないかと思います。
この裁判は、事件当初からニュースなどでも大きく報道され、世間にも注目されました。今後の法整備にも影響があるでしょう。このような最先端の分野に関わることができ、とてもやりがいのある裁判でした。
風邪を引いたら病院へ行くように、気軽に相談を
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
ゴルフが趣味で、月2回ほどラウンドへ行き、それ以外でも休日のみ早朝にゴルフ練習場で打ちっぱなしをしています。仕事関係の方にゴルフに誘われたことがきっかけで、始めてから9年経ちました。
天気がよければラウンドで見る景色は最高で、いいストレス解消になります。練習の成果を試してスコアアップすると嬉しいですね。ゴルフ仲間もでき、運動にもなるため、非常にいい趣味だと思います。
子どもの影響でネット将棋にもハマっています。子どもが強くて全く勝てませんが、楽しんでいますよ。abematvやYoutubeなどのネット中継でプロ棋士の試合を観ることも増えました。
ーー今後の展望をお聞かせください。
弁護士としてのキャリアが20年以上になりました。現在注力している離婚や相続をさらに深めて、引き続き、ひとりでも多くの依頼者の役に立てるよう納得のいく解決を目指していきたいと思います。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
困ったことや悩みがありましたら、まずは気軽にご相談ください。インターネットで調べることもできますが、弁護士にご相談いただくことで、それぞれの状況に合わせた解決策が見えてきます。
弁護士に相談するのは敷居が高く、本当にどうしようもなくなったときに訪れる場所だと思っている方も少なくありませんが、そんなことはありません。風邪を引いたら病院へ行くのと同じで、困ったことがあったら気軽に弁護士に相談してみてください。