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配偶者が児相に預けた子を相談者が引き取った事例

20代 女性
この事例の依頼主 20代 女性

相談前の状況  私は夫からDVを受け、3歳の子供と引き離されたまま家から追い出されてしまい、別居状態となりました。夫は、同居中から、子供が動き回らないよう椅子にくくりつけて一人だけ長時間外出する等、とても子供をきちんと養育するような人ではありませんでしたので、私は子供の身が心配で、気が気ではありませんでした。
 そうしていたところ、夫が、自分では子供を育てられない等と言って、児童相談所に預けたことがわかり、私は子供をこの手に取り戻すべく、弁護士に相談しました。

解決への流れ  弁護士は、家庭裁判所に対して、私を子供の監護者と指定してもらうための審判を申し立てました。
 この審判事件係属中、夫が、児童相談所に、子供を返して欲しいと言い出し、児童相談所も、もともと預けてきた夫に子供を返すかも知れないとほのめかしてきました。
 不安を感じた私は、審判事件と並行して、弁護士から、児童相談所に、安易に夫に子供を返すことがないよう、何度も申し入れをしてもらいました。
 結果的に、家庭裁判所で私が子供の監護者に指定され、児童相談所から子供を引き渡してもらえることになりましたので、一安心しました。

関 範子 弁護士 関 範子 弁護士からのコメント  DV案件は、ご本人の身の安全を図る必要があるほか、お子様の取り合いも同時発生することが多い案件です。事案の内容にもよりますが、警察やシェルター、児童相談所等、裁判所以外の各種機関とのかかわりも密になり、きめ細やかな連絡、対応が必要になることが多く、ご本人だけでの対処は非常に難しいと言えますので、一刻も早く弁護士に相談されることをお勧めします。
 本件相談者のケースも、同居中から、夫がお子様に危険を及ぼしかねない行為を多々していたため、児童相談所が夫にお子様を返還することをなんとしても阻止したい事案でした。
 しかし、相談者が自分一人で児童相談所に対応していた時は、「もともと子供は夫が預けてきたのだから、返すのも夫にする可能性がある」「裁判所の手続と、行政の手続は別です」等とあしらわれていました。
 そのため、私から何度も児童相談所に対し、監護者指定についての司法判断を待ち、それに従うよう申し入れの手紙を送ったところ、結果的にお子様は相談者が引き取ることができました。  

関 範子 弁護士
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