100年以上続く事務所で不貞・不倫の慰謝料請求に注力〜相手方の視点を意識し依頼者の権利を守る
祖父の代から続く歴史ある事務所
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
もともと法曹を目指していたわけではなく、いわゆる「文学少年」で、大学は早稲田大学の文学部に進学しました。しかし、文学部という性質上、就職に関して不安を感じていたんです。
父親が弁理士をしていたこともあり、大学4年生のときに法曹関連の資格試験を受験してみようと考えました。実際に勉強を始めると、法学には数学のような論理的な面白さがあることに気づきました。「法的三段論法」を使って答えを導き出す過程が、とても魅力的だったんです。
検察官のように犯罪者を訴追したり、裁判官のように人を裁く立場は、私の性格や価値観には合わないように感じました。一方、困っている人や弱い立場の人を助けることができる弁護士という職業には魅力を感じ、弁護士を目指して司法試験に挑戦することにしたのです。
ーー現在の事務所はどのような経緯で入所したのですか。
当事務所は、もともと私の祖父が1924年(大正13年)に特許事務所として開設したのが始まりです。私は弁護士登録後、都内の法律事務所に入所して経験を積んでいましたが、父が高齢になったことをきっかけに、当時の「南特許事務所」に入所しました。
その後、法律業務も扱う体制へと移行し、現在の「南法律特許事務所」に改名しました。今では、祖父の代から続く特許分野に加え、法律分野でも依頼者の力になれる事務所として活動を続けています。
不貞・不倫の慰謝料請求に注力
ーー現在の注力分野と注力している理由を教えてください。
離婚・男女問題の中でも、特に不貞・不倫の慰謝料請求に力を入れています。また、フランチャイズ契約に関する法律トラブルにも取り組んでいます。
不貞・不倫の慰謝料請求に関しては、「請求された側」からの相談もありますが、多くは「配偶者が不貞行為をしている」として、その相手に対して慰謝料を請求したいというケースです。こうした問題は、感情的な対立も伴うため、依頼者の気持ちに寄り添いながら、法的に適切な解決策を提案するよう心がけています。
もう一つのフランチャイズ問題に関しては、以前勤めていた事務所で流通系のフランチャイズチェーンの顧問を務めた経験を活かしたいと思い、注力するようになりました。当時は主にフランチャイザー(本部)側の案件を扱っていましたが、現在は加盟店側からの相談が増えています。
フランチャイズ契約におけるトラブルは、経済的な影響も大きく、依頼者の権利を守るためにも重要な分野だと考えています。
ーー弁護士として活動する上で心がけていることを教えてください。
弁護士は依頼者の味方であることが基本ですが、多くの依頼者は、自分に都合の良い事実だけを主張する傾向があります。私は意識的に相手方の視点を取り入れ、依頼者の主張を徹底的に検証しています。
例えば、「この点はどうなんですか?」「その部分についてはどう説明されますか?」と、依頼者の主張や論理に対してテストをするのです。
この徹底的な検証には重要な意味があります。裁判において、依頼者の主張が相手方の追及に耐えられるかどうかを事前に見定めることが、最終的に依頼者の利益を守ることにつながるからです。聞いていた事実と異なる内容が裁判中に明らかになったり、知らない事実が出てきたりしては、依頼者の主張を通すことが難しくなります。
このプロセスは依頼者にとって厳しいと感じられることもあるかもしれません。しかし、依頼者の利益を守るためには、必要不可欠なことだと考えています。依頼者の主張を強固なものにするために、事前の段階で徹底的に確認を行うことを常に心がけています。
法律トラブルを抱えることは病を患うようなもの
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
出身大学である早稲田大学のラグビー部を応援しています。時間があるときには実際にラグビー場まで足を運び、試合を観戦することもあります。母校の選手たちが頑張る姿を目の当たりにすると、エネルギーをもらえる気がします。
また、若い頃からロックミュージックが好きで、好きな海外アーティストが来日公演をする際には、できるだけコンサートに足を運ぶようにしています。好きな音楽を聴くことは、良いリフレッシュになります。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へメッセージをお願いします。
法律トラブルを抱えている状況というのは、病気を患っている状態に似ていると思います。病気を患ったら病院で医師に診察してもらうように、法律トラブルを抱えたら、1人で悩まず、ぜひ弁護士に相談してください。
弁護士に相談すれば、悩みや不安を整理し、的確なアドバイスを受けることができます。相談することで解決の道筋が見えれば、気持ちも少し楽になるはずです。
弁護士として、皆さんの力になれるよう精一杯お手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。