子ども関連の事案に注力・カウンセラーをはじめとする多数の資格を活かし、依頼者に寄り添う
幼少期のつらい経験から子どもの権利問題に関心を持つ
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
もともと、子どもの権利問題に関心がありました。中でも強い関心があった少年事件に携わりたいと考えたことが、弁護士を目指したきっかけです。
子どもの権利問題に関心を持ったのは、私自身が小学生の頃に不登校を経験したからです。中学からは通学できるようにはなりましたが、幼い頃のつらい記憶を忘れることはありませんでした。
不登校やいじめ問題、親から子への暴力といった子どもの権利が侵害される事件の報道を見ると、世の中には自分と同じように苦しい思いをしている子どもが大勢いると感じます。そうした子どもたちに寄り添える弁護士になりたいと思っています。
ーー現在の注力分野とその分野に注力されている理由を教えてください。
件数が多いのは刑事事件、離婚問題、交通事故です。中でも刑事事件と離婚事件には精力的に取り組んでいます。
刑事事件は、弁護士を目指したきっかけが少年事件に携わることでしたので、弁護士登録する前から注力したいと考えていた分野でした。
以前勤めていた事務所の所長が元検察官で刑事事件に力を入れていたため、所長の元で多くのことを学ばせてもらいました。そこで培った経験と知識を活かして、刑事事件に取り組んでいます。
離婚は、親権や面会交流など子どもが密接に関わる分野です。親の事情でつらい思いをする子どもたちの役に立ちたいと思い注力しています。また、私はメンタルケア心理士や夫婦カウンセラーなどカウンセリングに関する資格を複数保有しています。そうした資格を活かせることも、離婚問題に注力している理由です。
弁護士としての幅を広げるため多種多様な資格を取得
ーーなぜカウンセリングの資格を取ろうと思われたのですか。
弁護士業務は人の話を聞くことが重要です。弁護士としてスキルアップするには「傾聴力」を身に付けるのが良いと考え、カウンセリングを学びました。
弁護士とカウンセラーは「話を聞く」という共通点がある一方で、違いもあります。弁護士は問題解決のために法的アドバイスをしますが、カウンセラーは解決策の提示ではなく、相談者自身が問題点に気づき、考えることに重点を置きます。
弁護士のアプローチとカウンセラーのアプローチの両方を兼ね備えることで、より充実したサポートがおこなえると考えています。
ーーカウンセリング以外にも幅広いジャンルの資格を保有していますね。
弁護士業務に役立ちそうな資格は、積極的に取るようにしています。資格取得という目標があるほうが勉強に身が入りますし、資格を持っていることで話に説得力が増し、依頼者の信頼も得られます。
薬膳や漢方、Webデザイン、婚活アドバイザーなど、弁護士業務と直接関係ないと思われる資格もありますが、依頼者と雑談を交える機会も多いので、話の引き出しが多いことは依頼者との距離感を縮める上で役に立っています。
ーー仕事をする上で心掛けていることを教えてください。
基本的なことですが、話をする時は相手の目を見て話し、頭ごなしに否定しないことを心掛けています。それはクライアントだけでなく、交渉相手も同様です。こちらの要望を一方的に伝えるのではなく、相手の話を聞いた上で、こちらの考えを伝えるようにしています。
弁護士業務において「会話」は重要なツールです。言葉使いや態度など、相手を不快にさせないことは、最低限必要なことだと考えています。
ーーこれまでの活動で印象に残っている案件やエピソードを教えてください。
親権停止の申し立てが認められた事案が印象に残っています。
依頼者は5歳の子どもがいる男性でした。男性は数年前に離婚しており、子どもは親権を持つ母親と暮らしていました。
ある日、男性の子どもが1人で父親の住む家に訪ねてきました。育児放棄をしていた母親の元を逃げ出し、2キロ離れた父親の家までたった1人で歩いて来たのです。「母親と一緒に暮らしたくない」という子どもの訴えを受けて、男性は当事務所に相談に来ました。
男性の依頼を受け、子どもが父親と暮らせるように法的手続きを進めました。当初は親権変更の手続きを進めるつもりでしたが、母親が他の男性との間で養子縁組をしたため変更が不可能となり、親権停止の申し立てに切り替えました。
母親側からの激しい抵抗もありましたが、最終的に母親の親権停止が認められ、子どもは無事に父親と暮らせるようになりました。
5歳の子どもが2キロもの距離を歩いて救いを求めるのは、尋常なことではありません。自らを危険にさらしてでも母親の元から避難しなければならない。そのような緊迫した状況に置かれていた子どもを救うことができて本当によかったと思い、記憶に残っています。
「1人で悩まず、新たな一歩を」
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
趣味はサッカーです。学生時代にサッカー部に所属していて、社会人になってからは弁護士会のサッカーチームや地域のフットサルチームに参加しています。
休日は本を読んでいます。法律や経営、カウンセリングなど、仕事に関連する本を読むことが多いです。
ーー今後の展望を教えてください。
当事務所は、「1人で悩まず、新たな一歩を」という理念を掲げています。依頼者の話を聞き、共感し寄り添えるような弁護士が集まる事務所でありたいです。
現在、香川を中心に福岡、長崎にオフィスを構えていますが、事務所の理念に共感してくれる弁護士を集めて、支店を増やしていきたいです。そして、当事務所のリーガルサービスを全国に届けていきたいです。
ーー最後に、法律トラブルを抱え悩んでいる方にメッセージをお願いします。
弁護士に敷居の高さを感じて、「相談しづらい」と思う方は少なくないと思います。当事務所では少しでもそのハードルを下げるために、初回相談無料や、電話・オンラインでの相談など、気軽に弁護士にアクセスできる環境を整えています。ぜひご利用下さい。
一人ひとりの悩みに寄り添い、より良い解決方法を提案したいと思っています。一緒に悩みを解決し、依頼者が幸せな人生を送れるよう力を尽くします。