地域で暮らす人を支えたい。高齢者や障害のある方のサポートも
困っている状況にある人の力になれる職業・弁護士に次第に惹かれていった
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
難しい質問ですね。私の場合は、何かひとつ象徴的な出来事があったわけではなく、いろいろなことが重なって徐々に弁護士を目指すようになりました。
初めて弁護士に憧れを抱いたのは、中学生のころでした。弁護士が登場する映画などを観て、困っている人の力になれる職業だと知りました。
司法試験の勉強を始めたのは、大学2年生からです。法律を学ぶなかで、それまで漠然と抱いていた弁護士への思いが現実味をおび、司法試験に挑戦しようと決めました。
ーーどんな学生生活でしたか?
司法試験のための受験サークルと英語のサークルに入っていました。サークル仲間と一緒に勉強できることは、励みになりました。
授業とサークルで勉強をし、合間にアルバイトをしたり読書をしたり。こうして話すのは少し恥ずかしいですね。
大学卒業後も司法試験の勉強を続けて、1999年に弁護士としてスタートを切りました。
幅広い相談を受ける日々。福祉分野にも細やかに対応
ーー注力分野をお聞かせください。
現在は神奈川県横浜市で法律事務所を開いています。いわゆる「町弁(マチベン)」として地域に密着し、さまざまなご相談に対応しています。
相談にいらっしゃるのは、県内外の方や近隣住民の方をはじめ、中小企業やマンションの管理組合の方など、地域で暮らすあらゆる方々。離婚問題や労働問題もあれば、不動産・建築分野など、広くご相談を受けています。
また、高齢・障害福祉の分野では、成年後見制度なども通して、高齢者や障害のある方、そのご家族などのお手伝いをおこなっています。個人の方の相談にのるほか、ご依頼があれば、講演をしたり研修の講師を務めたりしています。
ーー仕事で心がけていることを教えてください。
弁護士は「事実」を取り扱う仕事です。事実をきちんと抽出していくことを常に心がけています。そのためには、立証活動も重要です。例えば、事案によって必要があれば、何度も現場に足を運ぶこともあります。弁護士として現場を観て考えることは、後に良い尋問につなげるためにも重要なことです。
また、依頼者との連携も欠かせません。依頼者にわかりやすく伝えながら、協力しあって進めていくこと。弁護士としての依頼者とのコミュニケーションを大切にしています。
ーー弁護士として、やりがいを感じるのはどんなときですか。
依頼者から感謝やお礼の言葉をいただいたときですね。モチベーションが上がりますし、元気づけられます。
弁護士の仕事は、辛く苦しい局面も少なくありません。そんななかでいただける感謝の言葉はとても嬉しく感じられます。
安心して相談できる弁護士を見つけてほしい
ーー休日の過ごし方や趣味について教えてください。
あえて言うなら読書です。それも「積読(つんどく)」。読みたい本を積んで眺めています(笑)。時間ができたら、手にとって読む。それが幸せです。
積読のジャンルは特に決めていません。仕事に関わる勉強のための本や福祉関連のエッセイ、漫画や小説などさまざま。時間ができたときに、読みたい本を取り出してカフェへ。ゆっくり読書ができるとそれだけで嬉しいです。
ーー今後の展望について教えてください。
悩みを抱えている方には、できるだけ早く相談に来ていただき、安心した生活を取り戻してほしいと思っています。そのために、町弁として相談しやすい弁護士でありたいですし、地域のみなさんが気軽に足を運べる法律事務所を目指しています。
力を入れている福祉分野は、他の職種の方とも連携しながらサポートするなど、多角的に取り組んでいきたいです。
ーー最後に、法律トラブルを抱えている方へのメッセージをお願いします。
トラブルがあり、困難さに向き合うとき、弁護士に相談することも、ひとつの方法です。
弁護士として特にお伝えたいのは、自分に合った弁護士を見つけてほしいということです。セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めていただいても大丈夫です。これからも、解決に向けての次の一歩を、伴走させていただけたらと思います。