他士業とも連携し速やかに問題を解決「悩みは専門家に任せて、好きなことに時間を使ってほしい」
きっかけは「真実はいつも一つ」!?
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
子どもの頃から、漠然と法律に興味がありました。きっかけは「名探偵コナン」。小学生のときからずっとファンで、今でも映画を観に行くほどです。
中学生の頃、コナンの事件をまとめたような本を読み、「この事件は〇〇罪にあたる」といったことが書いてあってとても面白かったんです。それ以来法律に興味が湧き、もっと専門的に勉強したいと思い、大学は法学部、そしてロースクールへと進学しました。
ーー法律を使う仕事は多くありますが、なぜ弁護士を選んだのでしょうか。
正直なところ、裁判官や検察官は具体的な仕事のイメージがあまり湧きませんでした。「HERO」という検事のドラマもありましたが、観ていなかったので、裁判官の仕事もよくわからなかったんです。
自分が仕事をしている姿を一番イメージできたのが弁護士だったので、この道に進もうと決めました。
ーー大学時代はどのように過ごしていましたか。
剣道部に入っていました。体育会に所属して大会にも出ていましたが、一番の楽しみは大会後の飲み会でしたね(笑)。剣道は小学校3年生から続けていて、大学時代は週6で練習をしていました。練習後は塾講師のアルバイト。それを毎日繰り返していました。
3年生で司法試験の勉強を始めてからは部活を引退し、勉強漬けの日々を送りました。勉強は苦ではなかったです。今でも、法律の勉強をしている時やセミナーを受けている時は楽しいですね。新しい知識を吸収して視野を広げられることに喜びを感じます。
常に客観的視点を持ち、依頼者を最善の解決に導く
ーーどのような案件を手がけていますか。
相続や離婚、不動産関係、企業の顧問などです。特に、相続は弁護士1年目から多くの案件を手がけてきました。
ーー仕事をするうえで心掛けていることはありますか。
第三者から見て、依頼者にとって最良の結論に着地させることです。
相手方との交渉や裁判において、依頼者が考えているような希望や利益を100%叶えられるとは限りません。一般の方は、自分のトラブルを客観的に見ることが難しいですし、裁判実務の経験もないので、主張が通るか通らないかを判断できないのは仕方がないことです。そのような方々に対して、「こちらの方法で進めるほうが早く解決できますよ」というふうに、専門家の立場からアドバイスをすることが弁護士の役割です。
ときには、私のアドバイスが依頼者にとって受け入れがたい場合もあるでしょう。実際に、依頼者と意見がぶつかることもあります。ただ、依頼者が言うことをすべて受け入れて、実現可能性が低い希望も通そうとすると、相手方との争いが長引き、解決まで時間がかかる可能性があります。
依頼者の利益を第一に考え、言うべきことや提案すべきことはしっかり伝えるようにしています。
ーー弁護士活動の中で印象的だったエピソードはありますか。
約2年続いている面会交流調停です。依頼者は父親で、母親が子どもを連れて家を出ていき、長い間子どもに会わせてもらえない状況でした。
母親側との話合いを重ねて、先日ようやく、裁判所で試行的な面会交流が実現できたんです。約2年ぶりに子どもと再会して、依頼者は涙を流して喜んでいました。その姿を見て、私自身も胸が熱くなりました。
ーープライベートについても伺います。休日はどんな風に過ごされていますか。
最近は忙しくてあまり休めていないのですが、時間ができたときは野球を観に行きます。巨人ファンなんです。球場に行けないときはHuluで観戦して楽しんでいます。あとは、コナンの映画を1作目から見直したりしていますね。
他士業と連携し、さまざまな角度から解決策を提案
ーー今後の展望について教えてください。
最近は士業交流会に頻繁に参加しています。事務所経由の案件だけでなく、個人の人脈で案件を受けられる弁護士になりたいと思っているので、どんどん人脈を広げていきたいです。
様々な士業の方と知り合い、話すことで、とても刺激を受けます。たとえば同じ相続分野の話題でも、税理士や司法書士、行政書士、社労士…と話をする相手によって全く違う話が出てくるんです。
相続分野は、弁護士以外の士業の力が必要になるケースも多々あります。特に今後は家族信託など生前対策に力を入れたいと考えているので、他士業の方と共同で受任して、それぞれの専門家の角度から依頼者により良い提案ができればと考えています。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
相手方と揉めている時点で、当事者同士で話をしても平行線のまま時間だけが経過してしまうと思います。間に第三者を入れたほうが、話合いがスムーズに進み、早く解決できる可能性が高いです。代理人として、あなたの意向を汲みつつ、客観的視点でアドバイスをしてくれる弁護士に依頼することを検討してみてください。
トラブルを1人で抱え込むと、どんどん精神的負担が増していきます。自分の時間を、悩み、苦しむことに費やしてしまってはもったいないです。トラブルの解決は専門家に任せて、自分の好きなことに時間を使っていただければと思います。