磯田 直也 弁護士
ご両親からの依頼を受け、当事務所の弁護士が直ちに警察署へ接見に向かいました。依頼者から大麻を入手した経緯や使用状況、現在の心境などを丁寧に聴取しました。依頼者が深く反省しており、所持量も微量であること、これが初めての違法行為であることなどから、不起訴処分を目指す弁護方針を立てました。弁護士はまず、依頼者が深く反省し、二度と大麻に関わらないと誓っていることを検察官に伝えるための準備を進めました。具体的には、以下の活動を行いました。・反省文の作成: 依頼者本人に、大麻を入手した経緯、軽い気持ちで手を出してしまったことへの後悔、違法薬物の危険性への理解、今後の更生への決意などを具体的に記した反省文を作成してもらいました。・更生環境の整備: ご両親に監督を強化する旨の誓約書を作成していただき、本人が今後、薬物とは無縁の生活を送れるよう家族全体で支えていく体制があることを示しました。また、大麻を譲り受けた友人との関係を断ち切ることを依頼者に約束させました。・依存性の否定: 依頼者の大麻使用が常習的・依存的なものではなく、一過性の過ちであったことを主張しました。収集した証拠(反省文、両親の誓約書など)を添付した意見書を作成し、検察官に提出しました。意見書では、①初犯であること、②所持量が微量であること、③深く反省していること、④家族による監督など更生のための環境が整っていること、⑤社会的制裁(逮捕勾留による影響等)を既に受けていることなどを具体的に主張し、起訴するまでの必要性はなく、起訴猶予処分が相当であることを強く訴えました。これらの弁護活動の結果、検察官は弁護士の意見と提出された証拠を考慮し、依頼者を不起訴処分(起訴猶予)としました。これにより、依頼者は刑事裁判を受けることなく、前科も付かずに済みました。大学に知られることなく学業を継続でき、将来への影響を最小限に抑えることができました。依頼者もご家族も、今回の経験を深く反省し、再出発の機会を得られたことに安堵されていました。
大麻所持(初犯)、弁護活動により不起訴処分を獲得した若年者の事例の
続きを読む