依頼者の話にじっくり耳を傾け、安心感を与える丁寧な対応が強み
債務整理は「目の前のトラブル解決だけでなく、依頼者の生活再建も大切」
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
中学生のときに司法修習生を主人公にしたドラマを見て、法曹界に興味を持ちました。弁護士というより法律そのものに関心があり、深く勉強したいと思い大学は法学部を選びました。
生まれも育ちも北海道ですが、大学時代は京都で過ごしました。1回生・2回生のときはバイトをしたりバイクで旅をしたりと、学生生活を楽しんでいました。
将来について考え始めたのは、3回生になるころです。引っ込み思案なところがあり、面接が苦手だったため、企業に就職するのではなく資格を得ようと思い、法律家を目指して法科大学院に進学することを決めました。
ーーどのような相談が寄せられますか。
一番依頼が多い分野は債務整理で、次いで家事事件、労働事件にも多く対応しています。専門分野を絞らず、依頼された事件の1つ1つに丁寧に取り組んでいます。
ーー仕事をするときに心がけていることはありますか?
事実関係をしっかり把握することです。相談に来た方の話にじっくり耳を傾け、事実関係を正しく整理していきます。そのうえで、一人ひとりの悩みに関係する法律についてわかりやすく説明し、解決策を提案します。
事件によって、確認すべきことは異なります。債務整理関連では、借入額や債権者の数のほか、収入や財産関係など、さまざまな情報の把握が必要です。1〜2時間かけて話を伺うこともあります。
また、債務整理の手続きは裁判所が関係するケースが多くあります。スムーズに手続きをするために裁判所への説明は丁寧に行うことが肝心で、そのためにも事実関係をきちんと把握するように心がけています。
ーー債務整理に関する対応で、大切にされていることはありますか?
債務整理では、借金を減らす・なくすといった目の前のトラブル解決とともに、依頼者の生活や経済基盤の再建も大切なテーマです。今までの生活を見直して、何が原因でこのような事態に陥ったのか、どこにお金を使っているのかを改めて考えてもらいます。家計簿をつけて毎月の家計の収支を把握してもらうことも重要です。ときには私がチェックやアドバイスをすることもあります。
事件が解決した後のことも見据えて、トラブルを根本的に解決できるように対応しています。
ーー自身の強みはどんな部分でしょうか?
依頼者から、「先生と話をしていると安心する」「安心して依頼できる」と言ってもらえることがたびたびあります。しっかりと話を聞いて、不安や悩みが軽くなるように接しているからでしょうか。安心を与えられることは自分の強みかもしれません。
社会を支える中小企業のサポートも視野に
ーープライベートについて伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
子どもと一緒に過ごすのが最近の休日のスタイルです。一緒に遊んだりショッピングセンターに行ったりしています。ただ、休みとはいえ、抱えている事件が気になって心が休まらないときもあります。折り合いをつけながら息抜きをするように意識しています。
趣味としては、もともとテレビっ子なのでアニメを見ることが大好きです。学生の頃に見ていたような法律関係のドラマは、気が休まらないので最近は見なくなりました(笑)。
ーー今後の展望について教えてください。
現在は、債権整理を中心に、家事事件や労働事件に多く携わっています。いわゆる「町弁」として、取り扱う事件を絞らず、さまざまな事件に対応したいと思っています。知識を蓄えて経験を重ね、できることを増やしていきたいです。
また、現在は個人の方からの依頼が中心ですが、今後は法人からの依頼を増やしていくことを考えています。地元の中小企業に法的な部分で携わり、社会を支える企業のサポートをしていきたいです。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
今抱えている問題が、法律的な問題かどうかがわからない方も多いでしょう。「こんなに小さなことを相談してもいいのかな」と悩む方もいると思います。でも、ひとりで抱えこまず、まずは相談にいらしてください。しっかりと事情をお聞きし、その人その人に合った解決方法を助言できたらと思っています。