
トラブル・ストレスのない社会をつくる一助になりたい 誠実さを信条に、依頼者と正面から向き合う
分野を絞らず、様々な依頼に対応
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
父が弁護士で、子どもの頃から日常的に、父が仕事をする姿を見てきました。「弁護士っていい仕事だな」「楽しそうだな」と思い、自然と弁護士を目指すようになりました。
京都大学の法学部を卒業後、大阪大学のロースクールに進学し、弁護士になってしばらくは大阪にある父の事務所で働いていました。
父の事務所に4年ほど在籍したのち、独立しようと思い立ちました。札幌で独立したのは、司法修習中に過ごしてとても気に入ったからです。1年だけの滞在でしたがすごくいい街だと思い、大阪から札幌に転居して事務所を構えました。
ーー注力分野と注力されている理由を教えてください。
どんな依頼にも一生懸命対応しようと思っているので、特に分野は絞っていません。家事事件や企業法務、刑事事件など、日々、様々な依頼を受けています。
注力分野ではないですが、個人的に興味があるのは、著作権や知的財産権に関する問題です。学生時代に音楽に打ち込んでいたこともあって関心があり、ときどき、映画や音楽作品などの著作権に関する案件を手がけています。
依頼者のタイプに応じた柔軟なコミュニケーション
ーー弁護士として心掛けていることをお聞かせください。
一番心がけているのは、弁護士費用や、事件解決のために必要な解決金や慰謝料など、お金についての説明を丁寧にすることです。
「弁護士費用はどのくらいかかるのだろう」「相手方に対していくら支払わなければならないのか」といった不安を抱えている依頼者が多いので、なぜその金額になるのか根拠を示して誠実に説明することを大切にしています。
また、依頼者と話すときは、できるだけ法律用語を使わずにわかりやすく説明することを基本に、その方のタイプに合わせて話し方を変えています。法律に詳しくない方に対しては、イメージしやすいようにたとえ話を使って説明したり、ご自身の状況や法律についてある程度理解している方には、専門的なところにも一歩踏み込んだ話をしたりと、相手の様子や求めていることをよく見ながら柔軟に対応しています。
休日は北海道の自然に癒される
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方を教えてください。
休日は家族と過ごしています。道内をあちこち巡っていますね。北海道は本州より四季が鮮やかで、季節ごとに移り変わる景色がとても美しいんです。
週に1回ほどフットサルも楽しんでいます。学生時代は剣道部で、サッカーとは無縁だったのですが、ロースクールに通っていたときに友人と休み時間にサッカーをするようになり、それ以来、サッカーとフットサルが長年続く趣味になりました。
縁あって出会った方の助けになりたい
ーー今後の展望についてお聞かせください。
縁あって私に依頼をしてくれた方を助けられる存在でありたいです。大きな展望というよりは、今まで通り、1つ1つの案件に誠実に対応することを大事にしたいと思っています。
悩みが解決し、依頼者がストレスなく生活できるようになれば、周りにもいい影響を与えると思います。トラブルやストレスがない社会をつくるために、弁護士として力になれれば嬉しいです。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
悩んでいる方は、なるべく早く相談にお越しください。
今はインターネットなどで簡単に弁護士を探せます。「話しやすそうだな」と思う弁護士を何人か選んで、実際に会いに行ってみてください。1人ではなく複数の弁護士と会って話すことで、きっとあなたにとって相性のよい、信頼できる弁護士と出会えます。
トラブルについて、インターネットで解決方法を調べて対処しようとする方もいるかもしれません。ですが、ネットにある情報は、あなたが置かれた状況を想定して書かれているわけではありません。その情報を信じて行動することで、事態が余計に悪くなってしまう可能性もあります。
弁護士に相談すれば、個々の問題に特化したアドバイスを受けられます。スムーズなトラブル解決のために、ぜひ、専門家の意見を聞きに来てください。