交通事故の解決事例
  • 人身事故
  • 慰謝料・損害賠償
  • 過失割合
  • 後遺障害等級認定

出会い頭の衝突で当方の過失をゼロにした事例

50代 女性
この事例の依頼主 50代 女性

相談前の状況 1 事故発生の状況
  50代女性(パート主婦 福岡県北九州市在住)のGさんは、自転車で道路左側を進行
 中、左側路外から道路に進入してきたバイクに衝突され転倒し、左橈骨遠位端骨折の
 ケガを負われました。

2 ご相談・ご依頼の経緯
  Gさんは事故後約1ヶ月入院し、その後約1年ほどリハビリ通院されましたが、こ
 のころ加害者側の保険会社から「そろそろ治療費の支払を打ち切りたい」との打診
 を受け、今後の対応について当事務所に相談をされました。
  Gさんの症状については、後遺障害を獲得できる可能性があることから、当事務所
 で後遺障害等級申請をお引き受けすることになりました。

解決への流れ 1 当事務所の活動
  当事務所は、Gさんの左手の状態を確認するため、セカンドオピニオンとして「手
 の外科」に詳しい整形外科の先生を受診して頂きましたが、結果として「骨折部につ
 いては変形その他の異常はない」というご診断を受けました。

  このため、元の医療機関で、「骨折後の痛み」に焦点を置いた後遺障害診断書をご
 作成頂き、Gさんの日常に対する左手の痛みの支障等を記載した書面を添付する等し
 て後遺障害等級申請を行ったところ、後遺障害第14級9号を獲得することができま
 した。
  この時点で、Gさんは自賠責保険金75万円を獲得しました。
  
  その後、加害者側に対して上記等級を前提にした損害賠償を請求しましたが、加害
 者側保険会社は
  ① Gさんの休業、逸失利益はパート勤務(基礎年収140万円くらい)について
   しか認めない
  ② 事故についてGさんの過失が15パーセントある
 などと主張して、約140万円の示談を提示してきました。

  これに対し当事務所は
  ① Gさんは同居の実母を介護する等の家事労働もしていたので、兼業主婦(基礎
   年収約350万円)で計算すべき
  ② 事故についてのGさんの過失は0パーセントである
 と主張し、訴訟提起しました。

2 事件処理の結果
  本件において裁判所は、
  ① Gさんの基礎年収は兼業主婦として約350万円で計算すべき
  ② Gさんの過失割合はゼロとすべき
 を前提として、約530万円の和解案を提示し、その内容で和解成立となりました。

  結果として
  保険会社の弁護士に対する提示額   最終的な獲得額
  140万円            → 530万円
 という、大幅増額を実現することができました。

本田 健 弁護士 本田 健 弁護士からのコメント  本件では、Gさんが早期に当事務所にご依頼をされたため、当事務所で医療的な検討を加えた上で後遺障害申請を行い、等級を獲得することができました。

 また、本件のもう一つのポイントは、過失割合でした。
 実は、裁判例の相場(別冊判例タイムズ)では、本件のような「直進自転車と、路外からの侵入単車の衝突」については、自転車側の過失が15パーセントとされてしまうことが多いのです。
 しかしながら、本件では、単車側が、「Gさんを発見した後、さらに加速進行してGさんの目の前を横切ろうとした」という異常な挙動に出ていましたので、このことを捉えて「Gさんの過失はゼロとすべきである」と強く主張したところ、裁判所も当方側の主張を全面的に認めてくれたのです。
 
 安易に「相場」に従って妥協せず、Gさんのために最大限強硬な主張を行った結果、良い解決になったのではないかと考えております。

本田 健 弁護士
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