東大阪市にあるセブンイレブンのフランチャイズ(FC)加盟店が24時間営業をやめ、本部と対立している問題で、店のオーナーが2月27日午後0時半ごろ、セブン-イレブン・ジャパン本社(東京都千代田区)を訪れ、全国の加盟店への支援を求めた。
面談は30分ほど。今後の店の処遇について、明言はなかったという。店と本部は2月21日にも話し合いをしているが、協議は難航している。
「直談判」したのは、人手不足を理由に2月1日から朝6時〜深夜1時までの19時間営業にしている「東大阪南上小阪店」のオーナー松本実敏さん(57)。
この日の夕方、セブンとファミリーマートのオーナーでつくる「コンビニ加盟店ユニオン」が記者会見する予定で、組合員ではないものの松本さんも出席する。上京に合わせて、本部にアポをとったという。
松本さんは前日夜も勤務。充血した目で「全国のオーナーが疲弊している」「命より大切な契約書はないと思う」と話した。なお、当日のうちに大阪に戻り、翌28日は朝5時から働くという。
松本さんは、24時間営業の選択制または全加盟店で利用できる継続的な人的サポートを求めているが、本部は24時間営業の維持を要求している。
2月19日の初報以来、弁護士ドットコムニュースには多くのコンビニオーナーから「他人事だとは思えない」というコメントが寄せられている。24時間営業を支える労働力の不足は、業界全体の問題となるほど深刻化している。