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2020年06月02日 18時01分

「休業補償求めて」ストライキ実施 個別指導塾のバイト講師「泣き寝入りしない」

「休業補償求めて」ストライキ実施 個別指導塾のバイト講師「泣き寝入りしない」
バイト講師の男性(右側)が会見した(2020年6月2日、東京・霞が関の厚労省、弁護士ドットコム撮影)

学習塾「英才個別学院」で働く男性アルバイト講師(23)が、休業補償を求めてフランチャイズ運営する「株式会社D-ai」(神奈川県横浜市)に対してストライキを実施する。

加盟する労働組合「ブラックバイトユニオン」による6月2日の会見で明らかにした。ストは同日中に実施され、要求が認められるまで無期限で続けられるという。「アルバイト講師がストライキに入るのはコロナ禍の日本では初めてのことではないか」(ユニオン)

●コロナで塾のシフトがなくなった

男性は大学を卒業後、院への進学を目指して昨年9月から働いている。ユニオンなどによると、塾は新型コロナの影響で4月8日〜30日まで休業。アルバイト講師らのシフトもなくなったが、期間中の休業補償は支払われていないという。

男性も約2万円が未払いだとして休業補償を求めている。また、5月からオンライン授業が再開されたものの、出勤指示を受けた講師らにマスクなどの配布はなかったそうだ。

このような経緯から、ユニオンは「全アルバイト講師への100%の休業補償」と「安全対策としての在宅勤務」を求めて5月20日、D-ai社に団体交渉を申し入れた。

5月27日に団交が予定されていたが、会社側が会場の広さを理由に人数制限などを行なったため、実施にはいたらなかったという。

話し合いの中で、アルバイト講師の在宅勤務や授業で使用するタブレット端末の貸し出しなどが認められたが、依然として休業補償は認められていない。そこで、改めて100%の休業補償を求めて男性はストライキを実施する運びとなった。

●男性講師「泣き寝入りしたくない」

「学生バイトは遊ぶためではなく、生活費や学費を稼ぐために働いています。毎月のやりくりは大変で、1カ月の収入がなくなると、物が買えなくなったり、クレジットカードの支払いができなくなったりする。僕が組合を通じて、休業補償を請求できるやりかたを見せて、若者が泣き寝入りしなくても生きていけるようにしたい」

支払いの決定はD-ai社だけではできないと見ており、塾本部の株式会社エイサイコミュニケーション(神奈川県横浜市)と双方に支払いを求めていく。

無期限のストは、6月2日午後6時30分の授業から始める。会見後にストが通告された。要求事項への回答があり次第、団交の再開を検討する。

●塾は担当者不在

編集部は午後4時、午後5時半ころ、エイサイコミュニケーション社に連絡を入れたが、午後6時までに担当者からの折り返しはなかった。

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