●前回までのあらすじ
夫龍二のモラハラにより、毎日ビクビクする生活をおくっていたはな。お菓子の過食が止まらず、ついには朝起きることができなくなった。
「このままじゃいけない。娘のためにもこの生活から抜けないと…」。ついにはなは離婚へ向けて動き出すことに。
(このコミックエッセイシリーズは、「ウーマンエキサイト」との共同企画です)
前回まではこちら
●(上)「炊きたてご飯」じゃないと許さないモラ夫…機嫌をうかがう憂鬱な日々
●(中)夫の衝撃の行動…ママ友と行ったファミレスのレシートまでチェック
●龍二は典型的な「モラハラ夫」だった…
私の話を聞いた弁護士さんは…
全面的に味方になってくれました。 弁護士さんのアドバイスで、私は離婚を決意しました……
これまで、人格を否定され続け自信を失っていた私…。 直接交渉をすれば龍二に言い負かされるだろうし、精神的にも不安定になってしまうのは間違いありませんでした。
まずはモラハラの証拠を集め、別居に踏み切って婚姻費用を請求。
その上で弁護士さんから「離婚をして養育費の支払いにすれば婚姻費用よりも数万円分支払いは少なくなる」と交渉してもらい、離婚を進める作戦を実行しました。
※婚姻費用とは
「夫婦と未成熟の子」という家族が、その収入や財産に応じて、社会生活を維持するために必要な生活費のことです。
具体的には、住居費や生活費、子どもの学費といった費用のことです。
法律上、婚姻費用については、夫婦がその負担能力(収入の大小等)に応じて、分担する義務があります。
龍二は弁護士が出てきたことで、怒りをあらわにすると不利になると思ったのか、不服そうではありながらも条件をのんでいました。
弁護士さんに交渉をお願いしたことで相手と接触することも 調停や離婚裁判に進むことなく… 結果、話し合いだけで 協議離婚を成立させることができました。
私はその間に自分と娘の生活を立て直すことに集中しました。そして今は…
娘のゆずが「ママ大好き」と笑顔で言ってくれる毎日が幸せです!
これからの生活にいろいろと不安もありますが、龍二に怯えていた元の生活には戻りたくありません。龍二から離れたら、過食も止まりました…。 ゆずの笑顔を励みに、これからがんばります!
※この漫画は実話をべースにしたフィクションです
脚本・ウーマンエキサイト編集部、イラスト・山口カエ