2019年06月12日 09時53分

えっ、歩道脇の植え込みに大きなキャベツやパセリ!…勝手に「家庭菜園」したらダメ!

山下真史 山下真史
えっ、歩道脇の植え込みに大きなキャベツやパセリ!…勝手に「家庭菜園」したらダメ!
キャベツ(左)とパセリ(2019年4月/弁護士ドットコム撮影)

この春、名古屋市にある歩道の植え込み(植栽帯)で、キャベツが勝手に栽培されているのがみつかった。道路を管理する名古屋市によると、すでに野菜は撤去されているという。そもそも、歩道の植え込みには、勝手に植えてはいけないことになっているのだが・・・どうしてこうなった。

●キャベツやパセリが植えてあった

問題の野菜がみつかったのは、名古屋市中区の金山総合駅近くの歩道脇にある植え込み。地元の中京テレビが今年3月、視聴者から「大きなキャベツがある」という情報提供があって取材・報道した。これを受けて、市も状況を把握した。

この植え込みには数年前から、本来植えられていないはずの植物が見受けられるようになっていたという。弁護士ドットコムニュースが今年4月24日、現地を確認したところ、キャベツやパセリなど、ビタミン豊富な野菜が複数あった。

市は今年3月下旬、植えた本人が責任を持って撤去するように張り紙で呼びかけたが、指定した日までに撤去されなかったことから、今年4月26日にすべての野菜を植え込みから取り除いた。

名古屋市の張り紙

●法律上、野菜の栽培は認められていない

市の中土木事務所によると、こうした植え込みを設ける際はかならず、何らかの植物を植えることになっている。だが、場所によっては、数年経つと、手入れが行き届かなくなって、地面に何もない状況になっていることも少なくない。

おそらく今回のケースでは、そうした場所に目をつけた人が、勝手に野菜を栽培しはじめたものとみらえる。法律上、道路管理者の許可を受けると、道路にモノを設置(占用)することができるが、そもそも野菜はその項目に入っていない。

●家庭菜園ではない

中土木事務所によると、こうした植え込みを含める道路・歩道で、トゲのある植物だったり、コンクリートブロックが危ない状態で転がっているような場合は、すぐに撤去するようにしているという。

現在のところ、野菜を植えた本人を特定できておらず、撤去費用を請求する考えもないという。

今回のようなケースは、担当者が把握しているかぎり「めずらしい」ということだが、たとえば人通りも少ない道路にある植え込みで、いまも隠れて栽培されているかもしれない。

家庭菜園の延長のように思えるかもしれないが、本来やってはいけないということだけは、知っておきたい。

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