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「後頭部ハイキック」危険すぎる反則行為で負傷の小学生、スピード回復→今年の空手大会で優勝
問題の後頭部蹴りのシーン(投稿された動画から)

「後頭部ハイキック」危険すぎる反則行為で負傷の小学生、スピード回復→今年の空手大会で優勝

昨年11月、ヘッドギアをつけないフルコンタクト(直接打撃)の空手大会に出場した小学生が、後頭部を蹴られて動けなくなる様子を撮影した動画がXに投稿され、大きな衝撃を呼んだ。

頚椎捻挫でコルセットを巻くほどのけがを負った小学生の回復や精神状態が心配されていたが、このほど、1月26日の空手全国大会に出場して優勝したことを関係者が明らかにした。昨年末から練習を再開していたという。

この関係者によると、小学生は空手を再開したとはいえ、まだ後遺症の不安は残るという。小学生の家族や所属団体は優勝を喜んでいるそうだ。関係者がXで報告すると、「良かった」と安堵する声が寄せられた。

●セコンドや審判団の対応が批判されていた

問題となっていた動画は、昨年11月3日にあった空手大会のもの。後ろを振り向いた小学生が蹴られて倒れたまま動かないにもかかわらず、しばらくの間、審判を含めて誰も助けに駆けつけない様子が衝撃をもって受け止められた。

映像をうけて、SNSには「危険すぎる」などの声が相次ぐ事態となった。

大会主催者は当時の取材に、小学生が後ろを振り向いたにもかかわらず、蹴った側のセコンドは「いけ!」と指示を出し、相手の小学生が後ろから蹴ったと説明した。蹴った側は反則負けとなり、所属団体はセコンドを謹慎処分とし、謝罪していた。

また、ノンコンタクトルール採用の全日本空手道連盟は、加盟団体による大会ではないとした上で「空手を名乗る大会でこのような事案が発生したことは誠に残念であり、何よりも選手の負傷には心を痛めております」という声明を出した。

映像を当時公開(すでに削除)した関係者は「多くの人に注意を呼びかけることができた」と振り返る。

関係者によれば、小学生が優勝した今回の空手大会もヘッドギアなしのフルコンタクトルールだという。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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