傾聴と迅速な対応をモットーに依頼者との信頼関係を構築〜最善の結果を実現するため全力を尽くす
論理的で明確な法律の世界に魅力を感じ、弁護士を志す
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
弁護士になりたいと考えるようになったのは、大学に入学してからです。
法学部での学びを通して、司法の世界が非常に論理的であることに魅力を感じました。裁判所が法律上の判断を下すときには、当事者の主張を聞き、証拠を調べた上で、憲法や法律に照らして判決を言い渡します。決して、当事者の肩書きや力関係といった見えない力で物事が決まるわけではありません。あくまでも法的なロジックに基づいて判断されるという明確さに惹かれました。
子どもの頃から「人のために尽くしたい」という思いを強く持っていたことも、弁護士を志した理由の1つです。友達から悩みを相談されることが多く、一緒になって解決策を考えることが好きでした。弁護士を続けてきて、この仕事は自分の特性に合うと感じています。依頼者の悩みを解決するため、日々誠実に仕事に取り組んでいます。
ーー大学時代はどのように過ごされたのでしょうか。
大学1・2年生はスノーボードサークルでの活動に熱中していました。サークルと言っても、「スノーボードの体育会があるなら入りたい」と思っているようなメンバーばかりだったので、練習はハードでした。シーズン中は何度も合宿をし、一日中滑っていましたね。
2年生までやりたいことに目一杯打ち込んだので、3年生以降は学業に集中しました。国際政治学のゼミに入り、EUの統合をメインに研究していました。
司法試験の勉強を本格的に始めたのは法科大学院に進学してからです。1人で黙々と勉強するよりも仲間と一緒に学ぶ方が好きだったので、自主ゼミを立ち上げました。特定のテーマについて皆で議論することを通してより理解が深まり、試験を突破する上でとても有意義な活動だったと思っています。
法科大学院にもいくつかサークルがあり、サッカーのチームに入って時々練習に参加していました。毎日朝から晩まで勉強続きでは集中力がもたず、かえって効率が悪いです。煮詰まりそうなときは一旦勉強から離れて身体を動かすことに集中し、心身をリフレッシュしていました。適度に気分転換することで、常にモチベーションが高い状態で勉強に打ち込むことができました。
不動産と労務分野に注力
ーー先生が注力されている分野とその理由を教えてください。
現在注力しているのは不動産分野です。最初に所属したのが相続・事業承継に力を入れている事務所で、事業承継にあたって不動産の共有関係をどのように解消するか、といった課題の解決に取り組む機会が多くありました。また、建物の明け渡しなどの賃貸借トラブルの案件も数多く手がけました。当時培った経験を活かしたいと思い、現在も不動産分野には積極的に取り組んでいます。
労務も注力分野の1つです。2番目に所属した事務所が労務をメインとしていたため、私も様々な企業から雇用や人事労務などの相談を多く受けてきました。
特に力を入れていたのは予防法務です。企業の方とこまめにコミュニケーションを取って困りごとがないか確認したり、社内制度の見直し・改善などをおこなったりすることで、トラブルのない快適な職場環境をつくるサポートをしていました。企業が発展する上で紛争予防はとても重要なポイントなので、引き続き注力したいと思っています。
今後も、個人・法人を問わず、私に案件を任せてくださった全ての依頼者に納得してもらえる結果を出せるよう、仕事に邁進していく所存です。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
2点あります。1つ目は、依頼者の話をじっくり聞くことです。特に、依頼者の希望と事実とを切り離して聞くことを意識しています。
依頼者の中には、事実と、「こうだったらいいな」という希望的観測とを混同してしまっている方もいます。希望的観測を事実と見誤ると、問題解決のための的確な方針を立てられません。ヒアリングにあたっては、まず、事実を整理し、その上で依頼者の意向や求める結果を丁寧に聞いていきます。
2つ目は、スピーディーなレスポンスです。弁護士からの反応が遅いと、依頼者が不安になってしまいます。依頼者に無用なストレスを感じさせないよう、電話やメールなどでご連絡をいただいたときにはできるだけ早く返事をするように努めています。
ーー弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードを教えてください。
数年前に、建物の賃貸借関係の不存在確認の訴訟を担当しました。依頼者は、ある人物に建物を貸していて、両者の間にはもともと賃貸借契約が成立していました。しかし、賃借人の賃料不払いが発生したため、依頼者としては、賃貸借契約はすでに解除されていると主張していました。一方、賃借人は「賃料の支払いを猶予する合意をしたはずだ。支払っていなくても問題はなく、賃貸借契約は存続している」と反論していました。
訴訟手続きを進める中で、驚くべきことがありました。裁判所から「賃貸借契約を維持する方向で和解ができないか」と何度も説得されたのです。
私の経験上、本件は明らかにこちら側に筋があり、勝ってしかるべき事件でした。依頼者には「裁判所の見立ては絶対におかしいので、控訴審で戦いましょう」と伝えました。「先生を信頼して、一緒に戦います」と納得してもらい、和解案を受け入れずに控訴することを決めました。
最終的にはこちら側に勝訴判決が下され、依頼者に大変喜んでいただけました。和解案を飲まないという決断に間違いはなかった、と安堵したことを覚えています。依頼者が私の提案を受け入れてくれたのも、信頼関係が築けていたからこそです。事件解決の過程で依頼者からの信頼を得ることの大切さを改めて感じた事件でもあり、印象に残っています。
やりたいことに打ち込めるよう、心配事は弁護士に委ねてほしい
ーー休日の過ごし方やご趣味を教えてください。
地元でのボランティア活動や東京青年会議所の活動に参加したり、趣味を楽しんだりしています。
ボランティアでは、障がいをお持ちのアーティストの作品の複製を屋外展示し、地域の方々に見ていただく「街なかアート」や、日本弁護士連合会が法教育の一環で主催している「高校生模擬裁判選手権」などの運営を支援しています。
学生時代に熱中していたスノーボードを今でも続けていて、毎年、シーズンインするのが待ち遠しいです。旅行も好きなので、まとまった休みが取れたときは国内外を旅して仕事の疲れをリフレッシュしています。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
お伝えしたいことが2点あります。
まず1つ目は、できるだけ早いタイミングでご相談いただきたいということです。
病気は、発見のタイミングが早いほど治療の選択肢が広がり、回復も早いですよね。法律トラブルも同様です。まだ問題が小さいうちに弁護士に相談してもらえれば、多くの解決策を提示できますし、解決までにかかるお金や時間も最小限に抑えられる可能性が高いです。
2つ目は、トラブルの解決は専門家に任せて、ご自身にはやるべきことに前向きに取り組んでもらいたいということです。
トラブルをご自身で抱え込んでしまい、仕事や家事、育児、趣味などにエネルギーを注ぐことができなくなっているのであれば、あまりに勿体ない話です。あなた自身のやりたいことに専念するために、ぜひ、弁護士のサポートを受けることを検討していただければと思います。