
向山 文俊 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
父が弁護士だったことが大きなきっかけの1つです。父は私が生まれて約1ヶ月で他界したのですが、家に弁護士の本がいっぱいあり、子供のころから弁護士を身近な職業として感じていました。子供心に安易に、何もなるものがなかったら弁護士になろうと思っていました。
中学や高校の時にはどちらかというと理系科目の方が成績が良かったので大学は何となく理系に進んでしまいましたが、実際に行ってみるとあまり面白くなかったので、やっぱり弁護士になろうと思い、真剣に弁護士を目指すことにしました。
仕事の中で嬉しかったこと
どんな事件でも、事件が終わって依頼者の方から感謝されるときが嬉しいですね。相手があることなので、依頼者の要望に100%応えるということが出来ないことも多く、思ったほどの結果が得られないこともありますが、それでもやるだけやったということで感謝してくれる人もいます。
一生懸命事件に取り組み、事件が終わり感謝される時はやっぱり嬉しいですね。
弁護士になって大変だと感じること
時間がないことです。提出しなければならない書類の作成スケジュールを決めていても、そこに急に別の仕事が入ってきたりと、なかなか計画どおりに仕事が進まないので、時間のやりくりには常に苦労しています。土日でなんとか帳尻を合わせているということも多くあります。
休日の過ごし方
休日の7割ぐらいは仕事をしています。時間があるときにはフットサルを月に2回ほどしていて今はそれが楽しみです。
弁護士としての信条・ポリシー
手を抜かないということです。手を抜かなければ、難しいと思っていた事件を勝てるということもあります。一番大変な思いをしている依頼者の方々が勇気を出して弁護士事務所まで相談にきたわけですから、そういった方々のためにどこまで出来るかわかりませんが、一生懸命に手を抜かないでやるということですね。
依頼者に対して気をつけていること
依頼者にもよるのでしょうが、依頼者も人間なので自分に不利なことはあまり言いたくないということがあります。依頼者の言っていることを鵜呑みにしていると相手方から思わぬ反論を受けることもあります。そういった、自分にとって不利なことも含めてざっくばらんに話していただけるような関係にしなくてはならないと思います。敷居を高くせず話やすい関係がいいのではないかと考えています。
関心のある分野
現時点では色々な分野の仕事を広くやりたいと思っていて、特定の分野に関心があるということはあまりないです。強いて挙げるとすれば、最近ですと労働事件になります。
ページを見ている方へのメッセージ
弁護士も色々いますので、弁護士に頼む際は、自分に合った弁護士なのかどうかという視点を持っていてほしいと思います。人と人との対面でやっていくので、人間として合わないとなかなか事件もうまくいかないと思います。そういった意味で自分に合う弁護士を探してみて下さい。