- 人事・労務
園長による地位確認・バックペイ請求に対し、40万円で早期解決
相談前の状況
保育園の園長から、地位確認および未払賃金・バックペイの支払いを求める労働審判を申し立てられた事案です。
請求額は、未払賃金約58万円に加え、バックペイ見込み額約378万円、合計約430万円規模に及ぶものでした。
申立人は退職の合意がないと主張し、継続的な賃金支払いを求めていました。
解決への流れ
【当事務所の対応】
本件では、
・申立人が既に他社で就労している点
・就労意思の具体的な表明が乏しい点
・会社側が既に処遇改善手当等として一定額を支払っている点
などに着目し、地位確認およびバックペイ請求の成立可能性に疑義があることを整理しました。
そのうえで、書面により事実関係と法的評価を整理し、裁判所に対して明確に主張しました。
【結果】
労働審判において、最終的に
・令和7年3月31日付の合意退職
・解決金40万円の支払い
という内容で解決しました。
申立人の当初請求額(約430万円)と比較して、大幅な圧縮による早期解決となりました。
下田 和宏 弁護士からのコメント
【解決のポイント】
・他社就労の事実を踏まえた「就労意思」の評価
・既払い賃金の整理による請求額の実質的縮減
・地位確認請求とバックペイ請求を切り分けた法的構成
・労働審判の特性を踏まえた現実的な着地点の設定
【同様のお悩みをお持ちの方へ】
労働審判では、多額のバックペイが請求されるケースもありますが、事実関係や就労状況を丁寧に整理することで、請求額を大きく抑えられる場合があります。
当事務所では、労働審判・訴訟を見据えた対応により、企業側のリスクを最小限に抑えるサポートを行っております。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。
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