依頼者の話を親身に聞きつつ、冷静な視点で問題を解決 個人の身近なトラブルと企業サポートに尽力
裁判の傍聴をきっかけに弁護士の仕事を意識する
ーー弁護士を目指したきっかけを教えてください。
弁護士という職業を意識したのは高校生のころでした。妹の社会科見学のために、父が知り合いの弁護士に頼んで、担当している刑事事件の裁判の傍聴をさせてもらうことになったんです。そこに私も同行し、初めて刑事事件を傍聴しました。
そのときの法廷での弁護士の姿に憧れをいだき、なれるかどうかはわからないけれども、自分も弁護士を目指したいと思うようになりました。
問題解決の要は、話をよく聞くことと冷静な視点
ーー注力分野を教えてください。
ひとつの分野に特化せず、さまざまな依頼に対応しています。特に力を入れているのは、日常生活で起こるトラブルです。離婚などの家事事件や、交通事故、借金・債務整理の依頼を多く受けます。
また、個人の依頼だけではなく、企業内で起きる問題の解決や予防法務にも積極的に対応しています。
ーー依頼者のために心がけているのはどんなことですか。
依頼者の話をよく聞きつつ、他方で、依頼者に同化しすぎないことです。
初回の面談では、1時間ほどかけて話をじっくり聞きます。面談時間を長めに設定する理由は、トラブルの全体像を正しく把握するためと、依頼者に「しっかりと自分の思いを伝えることができた」と満足してもらうためです。
弁護士が「最低限必要な話だけ聞いて手短に済まそう」といった姿勢でいると、依頼者は「十分に話を聞いてもらえなかった」「もっと伝えたいことがあったのに」と不満を感じてしまいます。一度「この先生は話しにくいな」という印象を与えてしまうと、本当に最低限のことしか話してくれなくなってしまう可能性があります。
コミュニケーションがうまくいかないと、必要な情報が得られないので解決まで時間がかかり、その分、依頼者の不安も長引きます。そうならないように、最初に時間をかけて話を聞くことをとても大切にしています。
一方で、依頼者に同化しすぎないことも心がけています。気持ちに寄り添う姿勢は大切ですが、弁護士は解決のために常に冷静な視点で業務にあたらなければなりません。
依頼者とシンクロしすぎて冷静な見方ができなくなってしまうと、質の高いリーガルサービスを提供できず、依頼者が満足できる結果につながらない可能性があります。
これは私が以前所属していた事務所の所長が教えてくれたことで、依頼者の利益のために、適度な距離を保って冷静な対応をすることを常に意識しています。
ーーやりがいを感じるのは、どのようなときですか?
月並みですが、事件解決後に依頼者から「先生にお願いしてよかった」と言われたときですね。この言葉が一番嬉しく、弁護士としてやりがいを感じます。
ーーご自身が思う強みはどのような部分でしょうか。
心がけていることと重なりますが、人の話を聞くのが苦ではないことでしょうか。親身に相談に乗りつつ、頭の中では常に冷静さを保って、時系列や重要なポイントを整理・判断する。その切り替えができることは自分の強みだと思います。
新しい分野や初めての事案にも積極的に取り組みたい
ーー趣味を教えてください。
趣味は読書です。マンガも小説も、幅広く何でも読む雑食タイプ。最近、友人に勧められて読んだ「ミステリと言う勿れ」はとても面白かったです。
ーー休日はどのように過ごしていますか。
マッサージに行って体のメンテナンスをしたり、食事の作り置きをひたすら作ったり、仕事がある日にはできないことをしています。
ーー今後の展望を教えてください。
引き続き、日常生活のなかで起こるトラブル解決や企業のサポートをベースに、まだ取り組んだことのない新しい分野の案件にも積極的に関わっていきたいです。
日々、様々な相談が寄せられますが、事件の内容によって解決手段は異なります。離婚や交通事故、債務整理などは、解決までの流れが比較的定型化され、見通しがつきやすい案件が多いです。一方、不動産など他の民事事件は、依頼内容や事件の経緯が多種多様で、事件を受けるごとに文献や判例を調査しながら対応しています。
初めて手がける事案にも対応できるよう、今後も丁寧な調査や準備を積み重ねていきます。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
日常生活で困っていることがあれば、まずは弁護士に相談するという一歩を踏み出してもらえたらいいなと思っています。
弁護士が話を聞き、問題解決のためにはどんな対応が必要か、その次の一歩をアドバイスします。相談したら絶対に依頼しなければいけないわけではありません。法律相談だけでもかまいませんので、気軽にアドバイスを聞きに来てください。
一歩目がなければ、二歩目もありません。まずは、問題解決に向けたはじめの一歩を踏み出してもらえたらと思います。