東京地検特捜部に在籍していた西田将仁検事が、自ら捜査を担当した事件の被疑者だった女性と不適切な関係を続けていたとして、最高検察庁は7月29日、西田検事を懲戒免職処分にしたと発表した。
●公費で確保したホテルで性的行為、物品の贈与
最高検によると、西田氏は捜査終了後から、女性と性的行為を持ったり、物品の贈与を受けたりするなどしていたという。
さらに、取り調べなどの業務のために公費で確保していたホテルで、女性と性的行為に及ぶなど、業務外の目的にも使用していたという。
検察庁は、これらの行為が、国家公務員法違反や国家公務員倫理規程違反にあたると判断し、西田氏を懲戒免職とした。
また、当時の西田氏の上司2人についても、それぞれ訓告と厳重注意という監督上の措置にした。
●他の事件に関する調査「必要ないと判断」
最高検の山元裕史・次長検事はこの日、録音や写真撮影を禁止した形で記者会見を開き、「検察による事件処理の公平性・公正性に多大な疑念・疑惑を招くものであり、検察に対する信頼を大きく損なうものであって、極めて遺憾であり、国民の皆様に対して深くお詫び申し上げます」と述べた。
そのうえで、次長検事名で全国の検事長・検事正に対して、検察官が担当した事件関係者に私的に接触することの禁止などを周知する通知を出したと説明した。
西田氏が担当した他の事件に関する調査については、山元次長検事は「これ以上調査が必要である、第三者委員会を設置して検証する必要があるとは考えていません」と述べた。