6月25日、朝から全国的に雨模様となりました。通勤や通学などで大雨に降られ、SNSでは「車に水ひっかけられて呪いたい」などと、車の水はね(泥はね)被害を訴える声が次々に上がっています。
●自宅から出てすぐ「ザバー」
都内に住む会社員のケンタさんもこの日、水はね被害にあった一人です。
朝、仕事先に向かって自宅からバス停に歩く途中で、タクシーに水をかけられたといいます。
「ズボンの膝から下が濡れてしまいました。せっかく防水仕様の靴を履いてきたのに、無慈悲なタクシーのせいで、靴の中までびしょ濡れです。雨の中の出勤は、ただでさえ気が重かったのに、朝の出だしから憂鬱ですね」
●法的には?
こんな天気の日には、いつも以上に車の運転に注意が求められます。
車の運転手は、ぬかるみや水たまりの通行の際、泥よけ器や徐行などによって、泥土、汚水などを飛散させて人に迷惑をかけないようにしなくてはなりません。
<ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。>(道路交通法第71条1号)
普通車であれば6000円、大型車には7000円の反則金が課される違反です。
●「左半身アニメみたいにビチャビチャで腹立つ」
この日の朝はSNS上にも「水はね被害」をうったえる声が次々に投稿されています。
「水たまりに減速せずに突入してきた車に水はねされてズボンがびしょびしょに」
「家から駅まで歩いて15分、後に3.4分で着くぐらいで車から水ぶっかけられる、着替えないとダメなくらい濡れたから家戻る」
「車にも水かけられたしもう泣きそう」
「雨の日って車は徐行じゃないの???歩道歩いてたけどトラックに思いっきり水飛沫かけられて左半身アニメみたいにビチャビチャなんだけどマジで腹立つ」
「車に水ひっかけられて呪いたいよ」
「歩道歩いてたら車に水掛けられた。あの車の運転手小指ぶつけて粉砕骨折しろっていう呪いかけておこう」
●来年4月からは自転車の泥はねにも違反金
なお、自動車だけでなく、来年4月からは、自転車の交通違反にも「青切符」が導入され、違反について反則金を支払うことになります。
自転車の運転者も泥はね運転をすれば、5000円の反則金が課されます。