日本弁護士連合会は1月15日、日弁連会長選挙(任期:2020、2021年度)の郵便投票の受付をスタートした。会長選には、5人が立候補を届け出済み。2月7日に投開票があり、同日中に次期会長が決まる予定。
立候補者は、届け出順に以下の5名。会員が直接投票する方式となった1975年度の選挙以降では最多だという。
・武内 更一弁護士(62、東京弁護士会)
・及川 智志弁護士(54、千葉県弁護士会)
・荒 中弁護士(65、仙台弁護士会)
・山岸 良太弁護士(66、第二東京弁護士会)
・川上 明彦弁護士(65、愛知県弁護士会)
選挙権のある弁護士42,064人(2019年12月29日時点)によって決められる。当選者となるには、立候補者の中で最多得票数を得て、かつ、全国の弁護士会(52会)のうち3分の1を超える弁護士会(18会)でそれぞれ最多票を得る必要がある。
公聴会は1月20日に仙台から始まり、全国7カ所で行われる予定。このうち、四国・九州・関東の3会場では、副会場を設けて、映像の中継システムでつなぎ、副会場からも質問できるようにするという。
日弁連の会長選挙の投票率は減少傾向にあり、前回は40.81%で、前々回の47.2%からさらに落ち込んだ。会見した安西愈選挙管理委員会委員長は、「若い会員が多くなっており、興味のない人が増えているのかもしれない」と話した。
【UPDATE】日弁連は1月17日、日弁連会長選挙の選挙公報をホームページで公開しました。