国内外での経験を活かし、個人・法人の国際事件に注力〜「依頼してよかった」感謝の言葉が原動力
叔父の影響で弁護士に。学生時代は競技ダンスに打ち込む
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
私が弁護士を目指すきっかけになったのは、叔父の存在です。子どもの頃、叔父が弁護士として活躍している話を聞いて、「弁護士というのはきっと立派な仕事なんだろうな」と漠然と思っていました。ただ、当時は叔父と仕事の話をしたことはなく、私もまだ子どもだったため、弁護士が具体的に何をしているかはよくわかりませんでした。
その後だんだんと弁護士の仕事内容を知るにつれ、何となく興味があるという状態から、憧れ、そして将来の目標へと認識が変わっていきました。特に、困っている人を助け、社会正義を実現できる仕事であることや、資格を取得し自立して働けることに魅力を感じ、弁護士を目指そうと決めて法学部に進学しました。
ーーどのような大学生活でしたか。
大学時代はもっぱら競技ダンス部の活動に熱中していました。野球やサッカーなどのスポーツと違い経験者が少ないため、他の人と同じスタートラインに立って始められることと、華やかさに惹かれて入部しました。持てるエネルギーの全てを注いだと言っても過言ではないほど打ち込みましたね。
ダンスに夢中だったので、司法試験の勉強を始めた時期は他の受験生と比べて遅かったかもしれません。当時はロースクール制度ができる前の旧司法試験の時代。合格率はわずか2〜3%と非常に狭き門で、大学卒業後も受験を続けました。
同級生が就職し、社会に出ていく中で、自分がまだ自立できていないことへの焦りはありました。しかし、絶対に合格して弁護士になるという気持ちは揺るがず、夢を叶えるためにひたすら机に向かっていました。
日米の弁護士資格を所有・国際事件に強み
ーー現在、特に注力している分野とその理由を教えてください。
国際離婚や、日本企業の海外取引に関する契約書作成など、個人・法人の国際事件を多く手がけています。
弁護士になって最初に入所した事務所で企業法務の案件を多数手がけて経験を積み、2007年にアメリカに留学しました。ロースクールで米国の金融法務を中心に勉強し、ニューヨーク州司法試験に合格しました。
その後、シンガポールの法律事務所に1年間在籍し、東南アジアに進出する日本企業の法務に携わりました。
現在は、日本、アメリカ、シンガポールでの経験を活かし、企業の国際取引に関する業務や海外進出の法的サポートをはじめ、当事者の一方もしくは双方が外国人の民事・刑事事件などの案件に取り組んでいます。
ーー外国人からの相談について、どの国の方からの相談が多いのですか。
比較的多いのは中国の方からの相談ですが、アメリカ人の事件も扱いますし、ニュージーランド人、ミャンマー人など、さまざまな国籍の方から相談を受けています。英語力を活かし、通訳を介さずに依頼者と直接やりとりすることが可能です。
ーー外国人からの相談内容は、日本人からの相談と異なるのでしょうか。
在留資格等の入管関連の案件以外は、相談内容自体は日本人からの相談とほぼ変わりません。個人の方からは、離婚や労働問題などに関する相談がよく寄せられます。
ただし、外国人の場合は特有の問題が存在します。たとえば離婚事件であれば、離婚後の在留資格の問題があります。日本人の配偶者として在留していた場合、離婚に伴って配偶者ビザがなくなります。離婚後も日本に在留し続けたいかどうか、本人の意向を踏まえて適切な対応を検討する必要があります。
また、事件の当事者が外国人同士か、一方だけが外国人かによって、どこの国の法律が適用されるかが異なります。この点も、日本人同士の事件にはない特徴です。
依頼者の話を真摯に聞き、受け止める
ーー仕事をする上で心がけていることを教えてください。
依頼者の話を丁寧に聞くことです。
今は無料相談をおこなっている事務所も多く、一昔前よりは弁護士にアクセスしやすくなりました。当事務所に相談に来る方の中には、すでに複数の法律事務所をまわってきた、という方もいます。そのような方からは、「他の事務所ではあまり話を聞いてもらえなかった」「少ししか話していないのに『それは無理です』と断られた」などの不満を聞くことが少なくありません。
せっかく弁護士のもとに足を運んでいただいたからには、「相談してよかった」と思ってもらいたい。そのために私が心がけているのは、まずは依頼者の話を傾聴し、1つ1つのエピソードや今後の意向などを真摯に受け止めることです。
仮にご本人の希望通りの解決が難しいケースであってもまずは話を聞き、その上で、少しでも状況をよくするためのアドバイスを提示することが弁護士の役割だと考えています。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象に残っていることはありますか。
印象的な案件はいくつもありますが、記憶に残っているのは、依頼者から感謝の言葉をいただいたときです。これまでとても辛そうにしている姿しか見ていなかった依頼者の方から、事件が完全に解決した後に連絡をいただいた時に、これまで聞いたことがないような弾んだ声で感謝の言葉を口にされているのを聞き、本当によかったと自分のことのように嬉しく思いました。
離婚や相続などの法律トラブルを抱えることは、その方の人生にとって非常に大きな出来事だと思います。私を信頼して事件を任せてくださった依頼者のために、これまで培ってきた知見を駆使し、真に納得してもらえる結果を出すべく力を注ぎます。
無事に事件が解決し、「先生に依頼してよかった」と言われたとき、弁護士としてこれ以上ないほどの喜びを感じます。
国際事件の専門性を高め、依頼者から信頼される存在に
ーープライベートについても伺います。休日の過ごし方や趣味を教えてください。
子どもがまだ小さく、休日は一緒に公園で遊んだり、車で少し遠くまで出かけたりしています。平日は仕事で忙しいので、休日は子どもと過ごす時間を大切にしています。
趣味は旅行で、年に1回は家族旅行に出かけます。ビーチリゾートなど子どもも楽しめるところに行くことが多いです。これまで行ったところでは、小浜島や竹富島など沖縄の離島が特によかったですね。
ーー今後の展望を教えてください。
国際事件の中でも、現在は国際離婚や国際相続の案件を手がけることが多いです。国際的な家族の案件は専門的な知見が必要なためどの弁護士でも扱えるわけではなく、だからこそ、問題を抱えて救済されない当事者が多い分野でもあります。
1人でも多くの方を助けるために、より一層専門性を高め、問題解決のスキルを磨いていきます。「外海弁護士に任せれば安心だ」と依頼者に信頼してもらえる存在になりたいですね。
ーー法律問題を抱えている方に向けてメッセージをお願いいたします。
あなたが今、法律問題に直面しているなら、どうか遠慮せずに弁護士にご相談ください。問題を一緒に解決するパートナーとなることが、私たちの役割です。
今は、インターネットを使えば手軽に弁護士の情報を調べることができます。あなたが悩んでいる問題を取り扱う弁護士を探し、「この人なら信頼できそうだ」と思える弁護士を見つけたら、ぜひ、実際に相談に行ってみてください。弁護士は、トラブル発生までの経緯やあなたが必要としているサポートについて伺い、解決に向けた方針を立てていきます。
1人で抱えてきた悩みを弁護士に打ち明けることが問題解決への第一歩です。ぜひ気軽にお問合せください。