感謝の言葉が原動力。綿密な調査と聞き取りを通して解決の糸口を掴み、最善の結果を導く
丁寧なヒアリングで事案の特徴を把握し、最適な解決方法を見極める
ーーどのような案件を手がけていますか。
法人・個人いずれの案件も扱っています。法人に対しては、顧問として予防法務や紛争解決の依頼に対応しています。個人の方からは、離婚や相続、交通事故、刑事事件など幅広い分野の依頼を承っています。
ーー仕事をするときに心がけていることを教えてください。
綿密な調査と丁寧なヒアリングによって、解決の道筋を示すことです。依頼者から、「いくつも法律事務所を回ってきましたが、こんなに腑に落ちるアドバイスをくれたのは先生が初めてです」「先生に依頼したからこそ、納得いく解決ができたのだと思います」といった嬉しい言葉をいただくこともあります。
弁護士によっては、依頼者が事件と無関係の話を始めたら早々に切り上げようとする方もいるようです。しかし私は、一見したところ事件解決に関係がなさそうな事柄にも耳を傾けるようにしています。そういった話の中に事件解決のカギが隠れていることもあるためです。
依頼者が抱えている事情は1人ひとり全く異なり、1つとして同じ事件はありません。勝手に過去の事例に当てはめて解釈したりせず、目の前の依頼者が抱えている個別の事情を細かく聞いて受け止めて、その方にとって最善の解決方法を提案することを大切にしています。
どのような依頼にも真剣に向き合う
ーー企業法務案件のやりがいは何でしょうか。
紛争の解決と予防という、2つの側面から企業をサポートできることです。
紛争の解決は弁護士の重要な責務だと考えています。従業員や取引先とのトラブルが生じた際、弁護士が問題解決に介入することで、経営者の方は本業であるビジネスに専念できます。企業の健全な運営を法律面から支えられることにやりがいを感じます。
一方、紛争の予防に取り組むことは、すでに生じたトラブルの解決とは違った、創造的なおもしろさがあります。例えば、新規事業のリーガルチェックに関する相談が寄せられた際には、経営者の方と綿密な打ち合わせをします。想定される法的な問題点やリスクを洗い出し、立ち上げ後に順調に運営するためにどのような対策を打つべきか、最も効果的な方法を考えていきます。経営者の方と膝を突き合わせてディスカッションし、答えを導く過程が楽しいですね。
ーー個人の方の紛争案件についてはいかがでしょう。
初めて事務所に来たときは沈んだ表情だった方も、打ち合わせを重ねていくたびにどんどん表情が明るくなっていくんです。その様子を見ていると、依頼者の力になれているんだなと思えて、弁護士の仕事をしていてよかったと実感します。
先ほど、丁寧なヒアリングを大切にしていると言いました。ただ聞くだけではなく、依頼者が言いたいことを文章として論理的にまとめることも弁護士の役割です。文章化の過程で依頼者自身の不安や不満が整理され、自分がどうしたいかを冷静に考えられるようになります。
依頼者と認識を擦り合わせながら、主観的な部分と事実とを整理して文章に表していきます。そして、1つひとつの事実をどう評価するか調べるために裁判例や文献をひもとき、調査結果をもとに法的主張を構成します。
「私の主張が通るよう、こんなに丁寧に根拠を示してくださるんですね」と感謝されたり、「悩みに真剣に向き合ってくださって嬉しいです」といった言葉をいただいたりすると、心から嬉しいですね。
真の解決方法はネット上の相談ではわからない
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へのメッセージをお願いします。
1人で抱えず、まずは相談してほしいと伝えたいです。弁護士に相談することで初めて見える部分もあると思います。実際の案件でも、話を聞いて整理する過程で、依頼者自身が気に留めていなかったことが実は重要だとわかり、そこから解決の糸口が掴めることもあります。
今はインターネット上で法律相談をすることもできますが、ネット上のやりとりだけでは、相談者から弁護士に伝えられる情報量がどうしても限られます。弁護士としても、少ない情報から事案の特徴を抽出してアドバイスすることは難しく、一般的な回答にとどまるのが実情です。
実際に法律事務所へ行き、弁護士と直接話すことで、より多くの情報を伝えることができます。ご自身の状況に即したオーダーメイドの解決方法を知るためには、やはり、実際に弁護士と話していただくのが一番だと思います。