解決への一歩を踏み出した依頼者に寄り添い、共に歩む
悔しさをバネに、司法試験に挑む
ーー弁護士を目指したきっかけを教えていただけますか。
はい。僕が大学生の頃はバブルの真っ只中、就職活動にも苦労する時代でなかったので、友人と、折角、法学部にいるんだから、司法試験を記念受験してみようとなったんです。
司法試験の第一関門は、短答式です。正答を選ぶ○×問題ですから、それなりにはできるだろうと思ってたのに、全く太刀打ちできなくて。「何をやってたんだろう」と思って、悔しくて、悔しくて。だったら「やったろうじゃないか」と。
それからは、勉強漬けでしたね。時間はかかりましたけど、苦しんだ分、合格発表の日に自分の番号を見つけたときは本当に嬉しかったですね。
「弁護士は依頼者のバディ」
ーー弁護士として、どのようなスタンスでお仕事をされているんでしょうか。
弁護士と依頼者は、ダイビングで言えば、バディです。
対話を重ね、協働して問題解決に取り組むからこそ、得た結果が納得できるものになると考えています。
依頼者の精神的な負担、多大な労力を知るからこそ、感謝の言葉をいただいたときの喜びは計り知れません。
ーーこの記事をご覧になった方へのメッセージをお願いします。
「第一歩を踏み出す勇気を出して下さることをお伝えしたいです。法律事務所は、想像するような堅苦しい所ではないですよ」
裁判所での勤務経験を弁護士の実務に還元
ーー非常勤の裁判官としてのご経験もあると伺いました。
はい。弁護士の仕事と並行して、簡易裁判所で非常勤裁判官を4年間、務めさせていただきました。
様々な事件を担当させていただきましたし、何より、裁判官や書記官とざっくばらんな交流を深めることで、裁判所という組織は勿論、裁判官や書記官がどのような視点で事件に向き合っているのか等々、代え難い知識や経験を得ることができたことは、今の弁護士実務に大いに役立っています。
依頼者一人一人に寄り添いたい
ーー最後に、普段はどういった分野の依頼が多いのでしょうか。
幅広い分野の相談を取り扱っていますが、例えば、相続問題。「親の面倒をみてたのは自分なのに、弟と財産分が同じなのは納得できない」というように、それまで仲の良かった相続人同士でトラブルになるケースも多いですね。
労働問題では、新型コロナウイルスの流行で、市場が鈍磨しましたよね。職を失う人や、経営悪化で、従業員の解雇や雇い止めを検討せざるを得ない企業も増えています。
最近では、LGBT関連法案の行方も気になります。トランスジェンダーの方が当事者の経済産業省事件も裁判所に係属中です。職場環境、生活環境、精神衛生等々課題があります。 今後、悩みを抱えた方から相談を受けた際には、気持ちに寄り添えるよう理解を深めていきたいなと考えています。