複雑に絡み合った問題を解きほぐし、俯瞰の視点を忘れず依頼者の望む解決に導く
不動産の取り扱いが問題となる破産事件や相続の事件に注力
ーー弁護士を目指したきっかけと、その理由について教えてください。
法学部に入学しましたが、当初から目指していたわけではありませんでしたが、周囲に司法試験を目指している学生が多く、大学も司法試験に向けて様々なプログラムを用意してくれていたので、自然と目指すようになりました。
弁護士の独立したイメージに憧れ、3年生になって本格的に司法試験の勉強を始めました。
ーー注力している分野と、その理由を教えてください。
不動産の取り扱いが問題となる破産事件や相続の事件に注力しています。
不動産が少しでも高く処分できるように方針を立てることが腕の見せどころです。不動産が金銭に変わるまでの過程は複雑ですが、その過程にやりがいを感じます。もともと「複雑なものを紐解いて、きれいに整理していく」という作業が好きなんだと思います。
相続案件は、身近な関係だけに感情的な対立が起こることが少なくありません。感情という複雑に絡み合ったものを解きほぐしていくことを意識して取り組んでいます。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何でしょうか。
当たり前のことですが依頼者の話をじっくり聞くよう心がけています。
また、常に客観的な視点を忘れずに取り組むようにしています。解決の妥当性や問題の着地点を、できるだけ俯瞰的に分析するようにしています。
当然、解決の着地点が依頼者の希望とかけ離れていないかということにも気を配ります。バランス感覚が大切だと思っています。
「問題を深刻化させないために、もっと気軽に相談にきてほしい」
ーー弁護士として活動してきたなかで、印象的だったエピソードは何ですか。
ある高齢者の熟年離婚の案件が印象に残っています。私は妻の代理人だったのですが、依頼者は「何十年も辛い思いをして我慢してきたけれど、人生の最後くらい自由になりたい」という意思を持っていました。しかし、夫側は離婚になかなか同意してくれず、訴訟にまでもつれました。
金銭関係はすべて夫が管理していて、依頼者の自由になる財産はほとんどなく、離婚後の生活にも不安がある状況でした。本来であれば依頼者自身にしてもらうこともありましたが、離婚が成立した後の生活基盤をどうするかといった点まで考えながら依頼者をサポートしました。
時間はかかりましたが、最終的に依頼者の満足いく形で離婚が成立し、依頼者も「やっと自由になれた」と喜んでくれました。
ーー休みの日をどのように過ごしていますか。
基本的に、2人の子どもたちの相手をして過ごしています。コロナ禍で運動不足になりがちなので、公園で思い切り遊ばせています。以前はゴルフをしていたのですが、子どもが生まれてからは子育てを優先しています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
今後も、不動産に関する案件や相続案件は、積極的に受けていきたいと思っています。
また、神戸の中心地から離れたところでは、空き家が増えてきていることが問題となっています。今後は空き家対策にも、どんどん取り組んでいきたいです。
兵庫県弁護士会の「空き家対策支援センター」で委員を務めているので、空き家に関することで困りごとがあればぜひご相談してほしいです。
ーー法律トラブルを抱えて困っている人にメッセージをお願いします。
悩みごとを抱えている時は、とにかく少しでも早く弁護士に相談してほしいです。法律相談を受けたら、必ず弁護士に依頼しないといけないわけではありません。問題を長期化、深刻化させないためにも、もっと気軽に相談にきてほしいと思います。