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鐘ケ江 啓司弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。

犯罪・刑事事件9

全国27

福岡県2

( かねがえ けいじ ) 鐘ケ江 啓司

法律書の収集が趣味です。幅広い分野の文献を収集しています。

薬院法律事務所

試練は、新しい人生を見つけるチャンス

突然の病が人生を変えた

私は、子どもの頃から社会の役に立つような仕事をしたかったんです。また、プロフェッショナルとして働くことにも憧れがありました。そんな中で国連職員という仕事を知り、「面白そうだな」と興味を持っていました。

しかし高校2年生の時、落葉状天疱瘡(らくようじょうてんぽうそう)という病気にかかりました。日本国内に患者数がわずか数千人という自己免疫性の難病です。入院生活や辛い治療期間を経て、再び日常生活を送れるようになった時、今後の人生について真剣に考えるようになりました。

当初は、国連職員のような国際公務員を意識していた私ですが、自分の病歴を考えると、採用されることは難しいだろうと考えました。

そこで、決心したんです。 司法試験を受けて弁護士資格を取ろうと。学力さえあれば誰にでも公平な試験で勝負しようと。 一度決めたら、もう迷うことはありませんでした。九州大学法学部・九州大学法科大学院に進学。2010年に弁護士登録いたしました。

今では、生涯続ける仕事に弁護士を選んで本当によかったと思っています。 きっと私が憧れたのは、「国連職員」そのものではなく、「社会や人のために尽くす仕事」だったんでしょうね。 弁護士という仕事を通して、誰かのために仕事ができることに、心から喜びを感じます。

生きてきたこと全てを活かせる弁護士業

2010年に弁護士登録して以来、さまざまなご依頼を受けてきました。

その中でも、刑事弁護には特に熱意を持って取り組み、無罪判決を獲得したこともあります。 刑事弁護をする中で感じるのは「窮屈な思いをして生きている人があまりにも多い」ということですね。

例えば、痴漢や盗撮をしてしまった人たち。 意外にも、好青年で一流大学を卒業したようなエリートであることが多いんです。 大企業に就職していて、家庭もあって、一見悩みなど全くなさそうに見えるわけですよね。 でも蓋を開けてみると、人知れずに葛藤や悩みの中で苦しんでいて、毎日無理を重ねている。そして、その反動で罪を犯してしまう。

犯罪心理学では、犯罪行動というものは、個人が個人としての欲求充足を図る際に、周囲の欲求との葛藤を調整する力を十分に備えていないことが原因になると考えられているそうです。 つまり、「どこかで個人の生き方と周りや社会の求めるものとの間にズレが生じていて、そのズレを埋めるために不適切な発散方法を選んでしまう」ということです。

他人を傷つけるという行為そのものは間違っていますし、簡単に許されるべきことではありません。 でも一方で、被疑者本人だけのせいかと聞かれると、「間違いなくそうだ」とは断言できない私がいます。犯罪行為をした人だからといって、完全な「悪人」と言えるわけではありません。

被疑者に「けしからん、反省しろ」と一方的に叱ることは簡単です。 でも私は、「なぜ失敗して(犯罪を犯して)しまったのか」を一緒に考え、悩みや葛藤を共有することから始めます。 それが、依頼者のより良い未来に繋がり、社会全体のためにも一番有益なことだと信じているからです。

弁護士という仕事を始めてから「これまでの人生において、闘病したことや悩んだことなども全部無駄ではなかった」と思うようになりました。弁護士の仕事には、法律の知識の他に、弁護士本人の人生観や倫理観が求められる場面がたくさんあります。辛く苦しかった経験も、人を助けられる糧になると思うと、「自分には必要なことだったのかもしれないな」と思えます。

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「超一流」の条件

心から尊敬し、目標にしている恩師がいます。 当事務所を設立する前にお世話になった事務所の所長弁護士、春山九州男先生です。

先生のそばで働かせていただき、超一流の弁護士になるには、次の三つの条件が必要だと考えるようになりました。

一つ目は、依頼者から圧倒的に信頼されることです。

師匠である春山先生は、あらゆる依頼者に慕われていました。 多くの企業から顧問を頼まれる一方で、個人・企業問わず、多くの民事事件、刑事事件のご依頼を受けていました。大変ご多忙でしたが、その一人一人に時間をかけて、まっすぐに向き合う姿勢を崩しませんでした。老若男女さまざまな立場の人に頼られる姿は、私の理想の弁護士像そのものです。

二つ目は、プロからの評価を得ることです。 これは簡単に言うと、「他の弁護士、裁判官、調停員、検察官、警察官からも『あの先生は卓越している』と言われる技術を持つこと」ですね。

事件解決のために、どういう手順を踏むべきか、どうやって証拠を確保すべきか、どのように相手を説得するか。そういった技術の差というのは、プロから見ないと分からないことがあります。それを身につけるためには、幅広く勉強を継続することが必要です。

例えば、刑事事件において。最終的な判断者である裁判官の考え方を学ぶ以外にも、「検察官、警察官、被害者側代理人がどのような仕事をしているのか」「どう考えて動いているのか」を知ることは大切です。そのため、私は裁判官が読むような法律雑誌だけでなく、警察や検察関係者が読む雑誌なども教材として取り寄せ、積極的に勉強しています。視点が変われば、見えてくるものも違います。

そして三つ目は、自分自身がプロとして納得できる仕事をすることです。 弁護士が扱うのは人の人生そのものですので、模範解答はありませんし、関係者や条件が違えば、同じ対応でも受け入れられ方が違うこともあります。

だからこそ、「依頼者は本当に納得しているか」「もっと良い方法はないか」と徹底的に考え抜くことが大切です。 弁護士の仕事に限ったことではないと思いますが、大変な時に逃げたり手を抜いたりすると、それはだんだんと癖になり、常に言い訳を探すようになってしまいます。大変な時こそ、冷静に落ち着いていい解決方法を見つけることに集中するべきです。

また、弁護士は人の人生の重要な局面で手助けをする存在であるため、知識や行動範囲が偏っていることは望ましい状態だとは言えないと考えています。「この分野には詳しいけれど、それ以外はわからない」となってしまっては、真の問題解決はできません。幅広い分野に対応できる弁護士でい続けるための努力を惜しんではなりません。

“誠実さ”の重要性

先日、ある男性が事務所を訪ねてきました。彼は妻子ある身でしたが、別の女性を愛してしまい、不倫関係を続けていました。

しかし妻に交際を知られてしまい、激しく叱責され、今後の人生を考える中で途方に暮れてしまっている様子でした。

「離婚したい」「でも子供に申し訳ない」「社会的体裁も気になる」「もうどうしていいか分からない」....

有責配偶者ということもあり、他事務所ではなかなか依頼を引き受けてもらえなかったようで、彼はかなり憔悴していました。それでも一生懸命向き合おうとする彼を見て「なんとか力になりたい」と思い、何度も面談を重ねました。

法律的には圧倒的に不利な立場でしたが、依頼者も家族も納得する形で解決することができました。「依頼者の権利をきちんと代弁する一方で、調停委員も交えて今後どうするのが関係者全員にとって幸福なのかを本音で議論できたこと」と、「相手方の立場を熟慮し誠実に対応したこと」が功を奏しました。

憔悴していた表情が、とても幸せそうな表情に変わり、私に何度もお礼を言ってくださったこと。弁護士冥利に尽きた瞬間でした。

もう一度、あなたを笑顔にしたい

いま、あなたはどんな状況でどんな悩みを抱えていらっしゃいますか。

どんな悩みであっても、気軽に人に話せるようなことではない場合がほとんどだと思います。

「弁護士に相談して何か変わるのか」と、そう思っている方もいるかもしれません。

最近では情報化社会が進み、インターネットや書籍にすぐアクセスできるのもあって「一人で解決できるかもしれない」と思うこともあるでしょう。でも、風邪をこじらせると自分だけの力ではなかなか治らないことがあるのと同じように、法律トラブルも時が過ぎるに連れて状況が深刻化する場合があります。

「なかなか言い出せない」「誰にも知られたくない」という、あなたにしか分からない葛藤もあると思います。 でもどうか勇気を出して弁護士を頼ってみてください。 思いがけない解決方法が見つかるかもしれませんし、相談するだけで心が軽くなることがきっとあるはずです。

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取扱分野

  • 犯罪・刑事事件 料金表あり/解決事例あり
    タイプ
    • 加害者
    事件内容
    • 少年事件
    • 児童買春・児童ポルノ
    • 詐欺
    • 痴漢
    • 盗撮
    • 強制性交(強姦)・わいせつ
    • 暴行・傷害
    • 窃盗・万引き
    • 強盗
    • 横領
    • 交通犯罪
    • 覚せい剤・大麻・麻薬
  • 企業法務・顧問弁護士 料金表あり/解決事例あり
    依頼内容
    • M&A・事業承継
    • 人事・労務
    • 知的財産・特許
    • 倒産・事業再生
    業種別
    • エンタテインメント
    • 医療・ヘルスケア
    • IT・通信
    • 金融
    • 人材・教育
    • 環境・エネルギー
    • 運送・貿易
    • 飲食・FC関連
    • 製造・販売
    • 不動産・建設
  • 借金・債務整理
    依頼内容
    • 自己破産
    • 過払い金請求
    • 任意整理
    • 個人再生
  • 交通事故
    事件内容
    • 死亡事故
    • 物損事故
    • 人身事故
    争点
    • 後遺障害等級認定
    • 過失割合
    • 慰謝料・損害賠償
  • 離婚・男女問題
    原因
    • 不倫・浮気
    • 別居
    • 性格の不一致
    • セックスレス
    • モラハラ
    • 生活費を入れない
    • 借金・浪費
    • 飲酒・アルコール中毒
    • 親族関係
    請求内容
    • 財産分与
    • 養育費
    • 親権
    • 婚姻費用
    • 慰謝料
    • 離婚請求
    • 離婚回避
    • 面会交流
  • 遺産相続
    請求内容
    • 遺言
    • 相続放棄
    • 相続人調査
    • 遺産分割
    • 遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)
    • 相続登記・名義変更
    • 成年後見
    • 財産目録・調査
  • 労働問題
    原因
    • パワハラ・セクハラ
    • 給料・残業代請求
    • 労働条件・人事異動
    • 不当解雇
    • 労災認定
  • 債権回収
  • 医療問題
    依頼内容
    • 医療過誤
  • 詐欺被害・消費者被害
    原因
    • 金融・投資詐欺
    • 訪問販売
    • ワンクリック詐欺・架空請求
    • 競馬・情報商材詐欺
    • ぼったくり被害
    • 霊感商法
    • 出会い系詐欺
  • 不動産・建築
    賃貸トラブル
    • 賃料・家賃交渉
    • 建物明け渡し・立ち退き
    • 借地権
    売買トラブル
    • 欠陥住宅
    • 任意売却
  • 税務訴訟・行政事件
    依頼内容
    • 税務訴訟
    • 行政事件

犯罪・刑事事件

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【企業犯罪】【道路交通法違反】【盗撮事件】【即日接見】【弁護士直通】【無罪判決2件獲得】140件の刑事弁護事件に取り組んだ弁護士が、親身に対応いたします。
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事務所はエレベーターを上がって目の前です。個室ですのでご安心ください。

犯罪・刑事事件の詳細分野

タイプ

  • 加害者

事件内容

  • 少年事件
  • 児童買春・児童ポルノ
  • 詐欺
  • 痴漢
  • 盗撮
  • 強制性交(強姦)・わいせつ
  • 暴行・傷害
  • 窃盗・万引き
  • 強盗
  • 横領
  • 交通犯罪
  • 覚せい剤・大麻・麻薬

対応体制

  • 全国出張対応
  • 24時間予約受付
  • 当日相談可
  • 休日相談可
  • 夜間相談可

お支払い方法

  • 分割払いあり

※お電話は繋がらないことがあります。メールでのお問い合わせをオススメします。

メッセージ

初めてのことで、どこに相談すれば良いのかも分からずご不安でいっぱいのことと思います。連絡してもすぐに弁護士に繋がらない事務所も多いようです。私は、一人一人のお客様に寄り添い丁寧に直接応対しています。まずはメールでご連絡ください。

※ご連絡を頂ければ、その内容を見て面談相談の必要性を判断します。お気軽にお問い合わせください。

刑事弁護特設サイトについて

刑事弁護についての思いを込めて、ホームページを開設しました。刑事弁護にかける私の思いや、様々な法律の専門知識を掲載しています。是非ご覧ください。
http://yakuin-lawoffice.com
※暴力団員、元暴力団員、総会屋その他反社会的勢力のご相談・ご依頼は受けません。また、口裏合わせや証拠隠滅等の不当なご相談も一切応じません。

刑事弁護の実績

私は、これまでに140件以上の刑事事件に取り組んできました。無罪判決2件の獲得実績もあり、多数の事件を不起訴で解決してきました。具体的には解決事例をご参照ください(特定防止のため、事実の抽象化や一部変更をしています)。

無罪判決例

http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=89060

併せて、最新の判例、実務にキャッチアップするため、大量の文献を購入しています。捜査研究や警察学論集など捜査官向け雑誌も購読しています。

更に、私は、福岡県警察本部刑事部総務課編『改訂版DEKAMEMO』など、警察関係者のみ購入できる部内用の本も古本屋などで収集しています。これらの情報を基に警察の捜査の展開や対応を予測しています。

刑事弁護にかける思い

弁護士ドットコムの取材で、刑事弁護にかける思いについてお話しました。是非ご覧下さい。
https://www.bengo4.com/lawyer/blog/111/

安心のサポート体制

ご依頼者様には弁護士直通の携帯電話番号をお伝えします。平日の午後5時以降、土日祝日は執務時間外ですが、緊急時の連絡ができるようにしております。

更に、私は被害者の方にも携帯電話番号を開示して、夜間や休日でも対応をしています。被害者の方のご都合が一番大事だからです。

初回の接見は、可能な限り最速で行っています。即時の接見が出来ない場合は、その旨電話でお伝えします。

万全のプライバシー保護

弁護士一人の事務所で、家族が事務員をしていますので、プライバシー保護も万全です。ご要望があれば終了後に記録を破棄しています。

被害者に、加害者の名前を知られたくないという要望にも配慮します(解決事例参照)。

特に力を入れている案件

  • 企業犯罪
  • 痴漢・盗撮(迷惑行為等防止条例違反)
  • 窃盗
  • 酒気帯び等の道路交通法違反
  • 大麻等の違法薬物自己使用・所持事犯(依存症問題)

※刑事弁護の幅広い分野に対応していますので、どのようなことでもまずはご相談ください。

迷惑行為防止条例について

迷惑行為防止条例について、公刊された文書(軽犯罪法含む)及び全国各地の警察が作成している解説文書を収集し、研究しています。

相談対応可能時間について

初回相談は土日祝日夜間でも受け付けています。お問い合わせフォームでご連絡頂ければ、私が確認できた時点でメール又は電話で折り返しいたします。事務所に来て頂くべき事件と思ったらその旨を申し上げます。

犯罪・刑事事件

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鐘ケ江 啓司弁護士

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鐘ケ江 啓司弁護士

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鐘ケ江 啓司弁護士

犯罪・刑事事件の料金表

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項目 費用・内容説明
相談料 事務所での面談相談は30分ごとに5,500円(税込)です。
福岡県内の接見依頼の場合は1回3万3,000円(税込、交通費別)
※面談時には、相談者にもマスクを着用して頂くほか、熱や咳などの症状がある場合のご相談はお断りすることがあります。
備考 弁護士費用の詳細は私のホームページに記載しています。
http://yakuin-lawoffice.com
個別料金に関しましては、直接弁護士にご確認をいただくことをお勧めします。

犯罪・刑事事件の解決事例(20件)

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犯罪・刑事事件の解決事例 1

女子トイレ盗撮で示談交渉拒否の相手と示談成立、不起訴

  • 盗撮
  • 加害者

相談前

商業施設の女子トイレを盗撮して、警察から取り調べを受けているということでご相談に来られました。

相談後

女子トイレ内に侵入しての盗撮の場合は、建造物侵入と、迷惑行為防止条例違反(又は軽犯罪法違反)が成立します。
エスカレーターなどでの盗撮と比較して犯情が悪く、また、被害者の精神的衝撃も大きいです。
早速、建造物の管理者と盗撮被害者に示談交渉を行うために警察を通じて打診しましたが、施設は被害者が許さない限り示談出来ないとのことで、盗撮被害者は示談交渉自体を拒否されました。
本人に「男が痴漢になる理由」という本を読ませて感想文を書かせたり、クリニックに通院させたり、反省文を書かせたりしてその結果を警察に提出しました。
何度か打診していたところ、検察官に送致された後に被害者が示談交渉に応じてくれました。
示談交渉も深夜0時過ぎにメールで行うなど難航いたしましたが、示談が成立し、不起訴になりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

盗撮事件では、被害者との示談が成立するか否かが大変重要です。
しかし、本件のように被害者側がそもそも示談交渉に応じないということがあります。
そういった被害者でも、警察官や検察官からの連絡は聞いているわけですから、警察官、検察官を通じて本人が深く反省していることが通じると、示談交渉に応じてくれることがあります。
そのためには、弁護人が警察官や検察官と直接面談の上、余罪も含めて率直に話をすること、示談交渉のために弁護人の携帯電話も伝えて、いつ連絡をもらっても大丈夫だと伝えること、本人が更生のために努力していることを伝えることが大事だと思っています。
勿論、警察官・検察官が被害者にどういった話をされるかは弁護人にもわからないところですが、粘り強く、誠実に対応しようとする意思を伝えるべきです。
また、被害者の気持ちは揺れ動きますし、被害者の予定もありますから、弁護人の携帯電話番号を伝えることはとても重要です。弁護人の話だけでも聞いてみようかな、と思ったときにすぐ連絡がとれるかどうかは大きな違いです。ショートメールでのやり取りも出来ます。
平日日中の事務所の固定電話しか受け付けないとか、事務員が対応するようでは、示談が出来る機会を逃すことになると思っています。

犯罪・刑事事件の解決事例 2

盗撮の余罪が多数ある事件で不起訴を獲得

  • 盗撮
  • 加害者

相談前

在宅での盗撮事件でした。
刑事事件となったのは初めてでしたが、多数の余罪が存在し、画像データが警察に押収されていました。
他の弁護士に依頼していたのですが、進展がなく、どうすれば良いのかわからないということでご相談に来られました。

相談後

私にご依頼された時点で、事件から数ヶ月が経過していました。示談交渉をする場合、検察官に被害者と連絡をとって良いか打診しますが、相談者が依頼していた弁護士は打診すらせずに放置していました。
被害者の方は、この間とてもご不安な思いをされていることは容易に想像できました。犯人は特定されたというのに、犯人から何一つ話はなされない。不気味だったと思います。そこで、まずは検察官に直接面会し、事情を話して、示談交渉の申し入れをしました。
検察官としては、立件された事件のみを示談したからといって許されるものではない、必ず起訴するという姿勢でした。おっしゃるとおりですが、少なくとも被害弁償はすべきということで、示談交渉の申し入れをしました。
また、並行して本人の更生のための活動、精神科医への通院や、ワークブックへの取り組み、自助グループへの参加を促しました。
示談交渉は予想通り大変難航しましたが、最終的に、被害者は処罰を求めないということで、示談が成立しました。
検察官としては、それでも起訴したいという意向でしたが、被害者に処罰を求めないという意思を明確に表明して頂いたおかげで、不起訴となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

非常に困難な事件でした。不起訴になったときに、検察官から「先生がご尽力されたからということで」と皮肉っぽい感じで言われたことが良く記憶に残っています。
この事件では、被害者対応、検察官対応、そして本人の更生、いずれも高いハードルがあり、最高でも罰金刑は免れないだろうと考えていましたが、最終的には不起訴という結果になりました。
被害者対応は、被害者のお気持ちが第一です。今回は、示談交渉が遅れたことで被害者にご不安を与えるという二次被害が出ています。ですが、本人もご家族も努力されて、誠心誠意お話させて頂いたことが、示談につながったと思います。
検察官対応も、直接面会をしてお話をしたり、本人の努力をきちんと示せたことが、不起訴につながったと思っています。

犯罪・刑事事件の解決事例 3

盗撮事件で名前を出さずに示談成立、不起訴

  • 盗撮
  • 加害者

相談前

盗撮をしてしまい、在宅で捜査中ということでご相談に来られました。
被害者と示談をしたいが、名前を知られたらSNSなどで拡散されるのではと恐れていました。

相談後

警察に示談交渉の打診をして、被害者と面会しました。
示談書案は作成していましたが、依頼者の名前を空欄にする形で示談書を取り交わしました。なお、示談にあたっては、被害者の名前は依頼者には伝えません。正式な裁判にならない限り、知る必要もないことです。
初犯だったため、無事に不起訴となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

盗撮事件を起こした場合、名前が拡散されるのではという恐怖を皆持たれています。示談書を作成する際に工夫することでこのように名前を知られずに済むことがあります。

被害者側の場合、犯罪捜査規範10条の3に基づいて、加害者の住所氏名を知ることができる場合があります。しかし、今の時代、加害者の住所氏名を知られるとSNSなどで拡散される可能性があり、プライバシー侵害の危険性があります。

そこで、弁護人として、あらかじめ窓口を弁護人にすることや、住所氏名を教えないように申し入れます。これも弁護人をつける意義の一つです。犯罪捜査規範で言うところの(住所氏名の開示が)「被害者の救済に資する」をなくします。事例によっては、警察に対して、(住所氏名の開示が)「関係者の名誉その他の権利を不当に侵害する」ことも指摘します。

盗撮事件だと、少なくとも早期であれば、氏名も開示されていないという印象です。

※参考
刑事法令研究会編『新版第2訂 逐条解説犯罪捜査規範』(東京法令出版,2002年3月)21頁
「(被害者等に対する通知)
第十条の三
捜査を行うに当たっては、被害者等に対し、刑事手続の概要を説明するとともに、当該事件の捜査の経過その他被害者等の救済又は不安の解消に資すると認められる事項を通知しなければならない。
ただし、捜査その他の警察の事務若しくは公判に支障を及ぼし、又は関係者の名誉その他の権利を不当に侵害するおそれのある場合は、この限りでない。
〔平二国公委規八・追加〕一
被害者等の「救済」に資すると認められる事項その他の事件の内容 には、
○犯罪被害給付制度、損害賠償謂求制度等の概要
○警察やカウンセリング機関等の各種相談窓口
○捜査により明らかになった被疑者の氏名及び住居その他事件の内容等が含まれる。
このように、事件の内容を被害者等に通知することにより、被害者等は捜査が適正に遂行されていること等を知り その精神的打撃の軽減に資することとなる。」

兵庫県弁護士会「実践 犯罪被害者支援と刑事弁護」出版委員会 編著『実践 犯罪被害者支援と刑事弁護』(民事法研究会,2015年7月)21頁
「警察段階では「被害者連絡制度」を利用して、捜査状況や検挙状況を確認することができます(平成18年12月7日付け警察庁丙刑企発第53号ほか)。捜査が進捗していない場合には、本制度で照会することが督促的な意味も持ちます。
また、民事賠償の請求先を特定するため、犯罪捜査規範10条の3を根拠に加害者情報(氏名・連絡先等)を知らせてもらうことも可能です。同規定に基づく照会は、捜査終了後は断られることがありますので、捜査中に行っておく必要があります。」。

犯罪・刑事事件の解決事例 4

盗撮事件で勾留請求阻止、不起訴

  • 盗撮
  • 加害者

相談前

夫が盗撮で逮捕されたとのことでご相談に来られました。
面会も出来ないので、本当なのかどうかも分からないと困惑されていました。

相談後

早速本人と接見して事情を確認しました。盗撮したことは間違い無いということで、警察に対して被害者と示談交渉が出来ないか打診しました。
当日に示談が成立し、勾留されずに釈放されました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

ご家族の迅速な対応が功を奏しました。
逮捕は3日間の拘束ですが、勾留となった場合には更に10日間の拘束となります。
勾留となれば会社に知られる可能性も高くなりますので、なるべく早く釈放につなげることが重要です。
盗撮の場合、身元がしっかりしており、弁護人を選任して示談に向けての活動をしているということであれば、示談が成立していなくても勾留されないこともあります。とにかく、早めの対応が重要になります。

犯罪・刑事事件の解決事例 5

デリヘル盗撮事件で不起訴

  • 盗撮
  • 加害者
依頼主 男性

相談前

ホテルの一室でデリバリーヘルス嬢を呼んで盗撮目的でカメラを設置したところ、発覚してお店の人を呼ばれたというものです。その後、カメラを持って逃走したものの、警察官が自宅に捜索に来られたということでご相談に来られました。

相談後

遠隔地のご相談でしたが、相談当日に現地に出張し、担当の警察官と面談しました。
翌日には被害者と示談交渉を行い、被害弁償を行いました。
被害時から時間が経過していること等から示談交渉は大変難航しましたが、無事に不起訴になりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

近時、迷惑行為防止条例の「盗撮」「(盗撮目的でのカメラ等の)差し向け行為」「のぞき見」規制の適用範囲が拡大しています。具体的には,従前規制場所とされていた公共の場所に限らず、事務所・集会場所など特定多数の人が集合する準公共空間や、個人の住居等の純然たる私的空間についても規制されるようになってきています。
さらに、従前は、加害者に対して自ら露出した体を撮影されることは条例違反にはあたらないと考えられ、そのように運用されてきましたが、現在ではこれも条例違反にあたるとするのが多くなりました。さらに、盗撮目的でカメラを設置したり、差し向けるということも条例違反とされています。
そのため、例えば自宅でデリバリーヘルス嬢を呼んで、盗撮目的でカメラを設置していたら発見された、といった場合でも条例違反とされることになり得ます(地域の条例次第ですが)。聞いた話では、デリバリーヘルス嬢の盗撮事件が警察に届けられる事例は急増しているようです。
私としては、住居などの私的空間における「盗撮」「差し向け行為」「のぞき見」の規制は、軽犯罪法1条23号の窃視罪と規制内容が重複しており、条例制定権の限界を超えて違法でないかと考えていますが、捜索令状など出ているようですし、実際に処罰されている事例もあるようです。また、条例違反とならなくても軽犯罪法1条23号の「窃視罪」にあたることは十分あり得ます。盗撮捜査の基本は映像の証拠を押さえることですので、仮に盗撮のデータを風俗店側に押さえられていなくても、盗撮したことを認めていなくても、疑われてトラブルになった時点で捜索の危険はあると見た方が良いです。
捜査弁護としては、条例違反であれは軽犯罪法違反であれ、早急な示談交渉と不起訴に向けた活動が必要になります。また、加害者の個人情報を被害者に伝えられないようにする(この場合、被害者およびデリバリーヘルス経営者側に加害者の職業や名前などを伝えずに交渉する工夫をする)ことも重要です。

犯罪・刑事事件の解決事例 6

【無罪判決】道路交通法違反(速度超過)で逆転無罪判決

  • 交通犯罪
  • 加害者

相談前

オービスで撮影された写真を根拠に、車の所有者がスピード違反で起訴されました。
一審では捜査機関の顔貌鑑定を根拠に所有者が犯人であるとされたので、控訴審から一審の弁護人と共同で受任しました。

相談後

まず、裁判所の記録を直接確認にいきました。
一審の弁護人もコピーした記録を持っていましたが、コピーによる画質劣化の可能性もあることから、現物を確認すべきと思ったのです。しかし、実際の写真を見ても、これでおそらく同一人物とした一審の判決はおかしい、と感じました。
併せて、顔貌鑑定という鑑定手法について研究しました。一般の書籍には簡単にしか触れられていなかったので、各種の学術論文検索サイトで網羅的に調査して、古書も集めるなどして研究しました。
すると、この事件で行われた顔貌鑑定が不十分なものであることが良くわかりました。それを踏まえて裁判の記録を見ると、鑑定をした科捜研の職員もそこにあまり触れないように証言しているようでした。さらに、一審の裁判官が、顔貌鑑定の手法を理解できないまま、判決を下していることも明らかになったのです。
弁護人二人で協議を重ね、控訴趣意書を作成しました。
控訴趣意書では、正式な顔貌鑑定の手順を説明し、その手順に照らして本件の顔貌鑑定の信用性に大きな疑問があることを綿密に論証しました。
控訴審では検察官も答弁書を提出してきましたが、他の地域の、顔貌鑑定が問題となった事件の刑事記録を取り寄せて提出するなどして、本件の顔貌鑑定がおかしいことを示しました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

控訴審で逆転無罪判決になりました。
判決では、「原判決は・・・鑑定で行われているスーパーインポーズ法の手法等を正解しておらず、その評価に誤りがある上、もっぱら手法等の合理性を根拠として、証明力(識別力)の程度についての分析、検討及び評価をしないまま信用性を肯定している点で不合理である」として、弁護人の主張を全面的に認めるものになりました。新聞やテレビでも報道されています。
スピード違反は、刑罰自体は軽微なものです。数万円の罰金なので~ということで、冤罪でも払ってしまう人が多いのではないかと思います。また、裁判になっても、一審の裁判官のようにあっさり有罪にする裁判官もいるでしょう。そのため、ずさんな処理が見過ごされてきたのではないでしょうか。依頼者が、「自分ではないのにおかしい」と頑張って争ったことが良かったです。
弁護人としても、こういった事件に関われたことは大変嬉しく思います。
判決文
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=89060

犯罪・刑事事件の解決事例 7

無免許運転での執行猶予期間中の再犯で再度の執行猶予

  • 交通犯罪
  • 加害者

相談前

無免許運転で執行猶予中に、仕事で必要となり運転をしたところ、事故を起こしてしまい、再度の無免許運転が発覚したというものでした。実刑判決となった場合には家族を養えないということでご相談に来られました。

相談後

執行猶予中の再犯の場合、再度の執行猶予が認められることは難しいです。
特に、同種犯行の場合には、まず実刑になるといって良いと思います。
しかし、本人の事情がありましたので、まず事故の示談については保険会社に早急に進めてもらい、本人が無免許運転に至った事情、そして、実刑になった場合の家族の不利益について詳細に聞き出し、書面化しました。
被告人質問では、本人の口から反省と、今後についてを十分話してもらいました。
結果、再度の執行猶予となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

道路交通法違反については、罪の意識が薄い方が多いです。
そのため、例えば以前に無免許運転で執行猶予判決を受けていても、再度無免許運転をしてしまって逮捕されてから初めて後悔する、といったことがあります。
ご本人のなかでは、「特に運転する能力に問題はないのだから・・・」とか、「ばれなければ・・・」といった気持ちがあります。
こういった場合、その気持ちが間違っていることをしっかり認識した上で、家族も本人に車を運転しないように協力するという姿勢が欠かせません。

犯罪・刑事事件の解決事例 8

飲酒運転による事故(物損)で、早期の保釈

  • 交通犯罪
  • 加害者

相談前

酒酔い運転で物損事故を起こしてしまい、逮捕されたという事件でした。
本人からの要請で警察署で面会しました。

相談後

勾留請求自体を準抗告で争うことも考えましたが、通らなかった場合には勾留が長引くおそれがあったため、保釈請求を起訴後ただちに行うことにしました。
起訴前に検察官と面談し、保釈請求をするので反対しないで欲しいと依頼しました。
残念ながら検察官からは反対意見が出されましたが、そのことも予測した上で保釈請求が出来ていたため、速やかに保釈が認められました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

福岡の場合、飲酒運転による事故については、基本的には罰金で済まずに正式裁判になっているようです。
正式裁判の場合は、通常、保釈が認められない限り釈放されません。保釈にあたっては事前に十分な準備をしておくことが必要となります。

犯罪・刑事事件の解決事例 9

飲酒運転による事故(物損)で勾留請求阻止

  • 交通犯罪
  • 加害者

相談前

一人暮らしの息子が飲酒運転で物損事故を起こし、逃亡しようとしたところを逮捕されたということで、ご相談に来られました。

相談後

本人と接見しました。仕事の関係で早期に釈放してもらう必要があるとのことで、事実を認める内容の書面と、逃げたりしないという誓約書をその場で作成してもらいました。
そして、本人の親と一緒に検察官に面談を求め、事情を良く説明して、親が身元引受人になるということで勾留請求をしないように強く求めました。
結果、勾留請求はされずに、事件は執行猶予付きの判決となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

飲酒運転による事故で、その場から逃亡しようとした所を逮捕されているわけですから、勾留請求がされる可能性は高かったと思います。
しかし、逮捕直後にご依頼に来られたおかげで、本人が罪を認めており、逃げたりしないことを証拠として検察官に提出することが出来ました。その結果、どうにか勾留請求がされずに釈放されました。

犯罪・刑事事件の解決事例 10

【無罪判決】特殊詐欺(受け子)で無罪判決

  • 詐欺
  • 加害者
依頼主 男性

相談前

特殊詐欺事件で、いわゆる受け子をしていた方でした。
他人の家で、偽名で荷物を受け取るという仕事をやったところ、警察官に現行犯逮捕されました。本人は、怪しい仕事とは思っていたけれど、詐欺の片棒を担いでいるとは知りませんでした。

相談後

否認をし続けましたが、最終的に起訴されました。
しかし、法廷で、検察官が提出した証拠について徹底的にその必要性や信用性を争い、被疑者と打ち合わせを繰り返して事実関係を明らかにし、緻密な法律論を展開したことにより、無罪判決を得ることが出来ました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

無罪判決については、残念ながら高等裁判所で破棄されました。その後、最高裁に上告しましたが、有罪が維持されました。
もっとも、最高裁でも、形式的に却下されたわけではなく、「所論(私が上告申立で主張した議論)に鑑み」法律的判断を示したことで、多くの判例評釈がされる重要判例となりました。
結果についても、有罪ではあるものの執行猶予がついたので、ご納得いただけました。先例のない分野でも、手探りで理論を検討して、主張していくことの重要性を実感した事件でした。

犯罪・刑事事件の解決事例 11

服役前科ありの窃盗癖(クレプトマニア)の再犯で不起訴

  • 窃盗・万引き
  • 加害者

相談前

複数回窃盗事件で刑務所に収監されたことがある方が、再び侵入窃盗未遂で逮捕されました。
本人はお金も持っており、盗む必要は全くありませんでしたが、スリルを求めて再犯をしてしまったようでした。
本人からの要請で警察署で面会しました。

相談後

本人の話では、他人の家で飲み物を飲みたかっただけということでしたが、警察は金品を盗む目的だったのだろうと厳しく追及していました。そこで、弁護人から検察官に取り調べにつき配慮するように申し入れを行いました。
その上で、本人とご家族から事情を聞き取り、被害者に対して示談を申し入れました。本人の事情を詳しく話した上で、ご理解頂き、無事に示談が出来ました。その上で、釈放された場合には病院に行くように手配をしました。
その後、検察官としては起訴したいという気持ちがあったようですが、結局窃盗未遂については起訴されず、建造物侵入の罰金のみで終了しました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

難しい事件でした。窃盗未遂が不起訴になったのは奇跡的でした。
実は、示談成立後に勾留取り消し請求もしましたが、却下されています。
クレプトマニアは盗撮癖と同じような問題があると感じています。本人も、ご家族も悩まれています。再犯も多く、悩ましい問題です。ただ、それでも刑務所が有効な手法とは思えません。最終的には本人自身が自覚して、自分の力だけでは止められないことに気がついて、万引きをしないような生活習慣を身につけるしかないと思います。

犯罪・刑事事件の解決事例 12

少年の窃盗事件、観護措置の途中で釈放

  • 少年事件
  • 窃盗・万引き
  • 加害者

相談前

少年が他の友人と一緒に窃盗をしたとのことで逮捕・勾留されました。
このまま勾留が続くと専門学校を続けられないということでご相談されました。

相談後

被害者との間で示談交渉を進めました。
また、勾留決定に対しては準抗告をして取り消すように求め、検察官に対しては勾留延長をしないように申し入れ、家庭裁判所には鑑別所に入れないようにとそれぞれ申し入れをしました。
結局鑑別所に入れられたのですが、途中で観護措置取り消し決定がなされ、釈放となりました。
学校を辞めることもなく、最終的には保護観察で終了しました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

頑張ったけどなかなか釈放してもらえない事件でした。
しかし、ギリギリの所で、予想していなかった形での早期釈放が実現しました。
粘り強く積み重ねをしていれば、そのこと自体が次のステップになるということを学びました。

犯罪・刑事事件の解決事例 13

スリ事件、保釈の却下決定を準抗告で覆す

  • 窃盗・万引き
  • 加害者

相談前

人混みの中でのスリ事件で、現行犯逮捕されました。
本人からの要請で警察署で面会しました。

相談後

示談は成立せず、正式裁判となりました。
保釈請求をしましたが、検察官からは、本人が犯行経緯の一部について否認しているという理由で反対意見が出され、裁判所も保釈を許可しませんでした。
私は、反対意見の内容を精査して、その意見が保釈の条件に関わる話ではないこと、検察官の主張が事実の根拠を欠くこと等々を理由として準抗告を行い、無事に保釈が認められました。
判決も、無事に執行猶予付きの判決となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

勾留にせよ、保釈にせよ、裁判所は検察官の主張を認めがちです。そして、弁護側は証拠にアクセス出来ないため、その内容がおかしいということを証拠に基づいて反論することは出来ません。
しかし、保釈の却下決定などには理由が付されますので、その理由を元に、本人の話などから状況を補うことで、説得的な準抗告が出来ることがあります。おかしい、と思うことに食い下がっていくことが刑事弁護では特に重要です。

犯罪・刑事事件の解決事例 14

詐欺事件で嫌疑不十分で不起訴

  • 詐欺
  • 加害者

相談前

契約のトラブルから詐欺として告訴され、逮捕されました。
本人の要請で警察署で面会しました。

相談後

契約した内容が実現できなかったことから詐欺として告訴されていたようですが、本人から事情を聞く限り嘘があるとは思えず、また、騙すつもりがないことの証拠もありそうな案件でした。
そこで、本人には否認をし続けるようにアドバイスをするとともに、勾留決定に対する準抗告、勾留延長に対して、検察官、裁判所に対する延長しないようにという申し入れ、さらには勾留延長に対する準抗告、といった弁護活動をしました。
併せて、被害者には本人の親族を通じて弁償をしようと持ちかけましたが、これは多額の解決金を要求されたために断念しました。
結局、嫌疑不十分で不起訴となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

契約トラブルが高じての詐欺事件としての立件でした。
詐欺事件の場合、詐欺の故意があったかどうかということが決定的に重要なため、捜査機関は自白をとろうとしてきます。違うものは違うと言い続けられれば良いのですが、弁護人の援助なしでそれを続けることは必ずしも容易ではありません。接見禁止といって弁護士以外の面会が禁じられ、社会と切り離されていると、もう認めてしまって楽になりたいなどと思うことがあります。
この事件でも度々接見に行って本人を励ますとともに、弁護活動を熱心にやっていることを示して勇気づけました。不起訴はその結果だと思っています。

犯罪・刑事事件の解決事例 15

強姦致傷で逮捕された事件で執行猶予判決

  • 強制性交(強姦)・わいせつ
  • 加害者
依頼主 男性

相談前

住居侵入・強姦致傷で逮捕された事件です。本人は強姦の意思がなかったということですが、警察から強姦するつもりだったのだろうと強く責め立てられていました。私が接見した際には既に自白調書が作成されていました。

相談後

警察署長と検察庁宛に抗議文を送り、自白調書が真意に基づくものではないことを主張しました。
その上で、毎日接見をして本人が虚偽の自白をしないように励ますとともに、本人から詳しく事情を聴きとりました。検察官と面談して、彼の言い分を細かく記載した意見書を提出しました。最終的には住居侵入・傷害罪で起訴され、示談は不成立でしたが、執行猶予判決となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

自白調書が作成されていたので、それを覆すことが重要でした。
そこで、接見の当日に抗議文を送ったことが功を奏しました。
また、公判になった場合の検察官の立証を想定し、検察官が立証しようとした場合には、強姦の故意を立証することは難しい、ということを詳細に説明し、説得しました。早い段階で本人の言い分を主張することは、後で覆すことができないという意味でマイナスです。しかし、逆に重い罪での起訴をためらわせるという効果があります。

犯罪・刑事事件の解決事例 16

集団準強姦・児童ポルノ製造で保護観察処分

  • 児童買春・児童ポルノ
  • 強制性交(強姦)・わいせつ
  • 加害者

相談前

集団準強姦については否認事件でした。

相談後

検察官関与事件となり、証人尋問が実施されました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

本人の更生、被害者の許しがあり、保護観察となりました。
少年事件は本人の犯罪の内容だけでなく、要保護性が重要になります。
双方について十分な対応をした結果、保護観察という奇跡的結果になりました。

犯罪・刑事事件の解決事例 17

児童福祉法違反で不起訴処分

  • 児童買春・児童ポルノ
  • 加害者

相談前

管理売春の疑いをかけられ、接見禁止処分もなされていました。

相談後

家族間での接見禁止一部解除を申し立て、認められました。
捜査機関が自白をとろうとしてきたので、適宜本人の言い分を聞き取り、黙秘を勧めました。
最終的に不起訴になりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

難しい事件でした。
最終的には彼の言い分と女の子の言い分の信用性が比べられ、彼の言い分が認められたと思います。
「被害を申告した女性はあえて嘘はつかない」。これは法曹界で広く信じられている神話であり、裁判では強力に働きます。しかし、積極的に嘘をつかずとも、警察の誘導で事件が作られていくこともあります。
なので、なるべく不起訴を目指して、十分に言い分を裏付けられる事実を集め、捜査機関に虚偽自白をとられないようにすることが重要です。

犯罪・刑事事件の解決事例 18

強盗致傷事件で不起訴処分

  • 暴行・傷害
  • 強盗
  • 加害者
依頼主 20代 男性

相談前

集団での恐喝事件です。
暴力も振るっており、強盗致傷という形で立件されていました。
在宅捜査をされている段階だが、逮捕を避けたいとのことで相談がありました。

相談後

逮捕を免れる確実な方法はありませんでしたが、警察署に令状請求をしないように要望したり、裁判所に対して令状請求が来ても却下するように求めました(これは突き返されましたが)。

残念ながら逮捕されてしまいましたが、示談成立により不起訴となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

強盗致傷となれば、裁判員裁判となる重大事件です。
本人は恐喝のつもりでも、怪我をさせるようなことがあれば重大事件となることがあります。強盗致傷での起訴を避けつつ、不起訴にするために示談の努力をしました。

警察官の誘導で妙な自白を取られると危険です。かといって、単純に黙秘するのでは証拠隠滅のおそれありだとすぐに逮捕されてしまうし、勾留期間も長引く。ここが悩みどころでした。

逮捕を免れることが出来なかったのは残念でしたが、結果にはご満足頂けました。

犯罪・刑事事件の解決事例 19

覚醒剤再度使用で執行猶予

  • 覚せい剤・大麻・麻薬
  • 加害者
依頼主 男性

相談前

覚醒剤の執行猶予前科がありました。執行猶予期間は明けているとはいえ、起訴されれば実刑となる可能性が高い事件でした。本人は、たまたま同乗者が覚醒剤をしてて吸い込んだだけと主張していました。

相談後

同種の弁解について、裁判所でどうみられるのかにつき、文献を調査してお話しました。すると、本当はしていたことを告白されました。

覚醒剤をすることの意味を家族も含めてお話して、本人が二度としないようにするためにどうすべきか、具体的に考えてもらい、また、収監された場合の家族の困窮についても詳しく聞き取りました。結果、執行猶予になりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

覚醒剤使用の方は被害者であると思っています。
自分ひとりでは辞められないのです。
そこを認めてからが始まりです。
家族も大変苦しまれています。
しかし、国選弁護では流れ作業がされて「もうしません」と言わせるだけで終わっているのが大半です。そして、また繰り返してしまうのです。

家族も含め、自分自身を見つめなおすこと、予防策を実践していくことが大事です。

犯罪・刑事事件の解決事例 20

痴漢(強制わいせつ)で不起訴処分

  • 強制性交(強姦)・わいせつ
  • 加害者
依頼主 男性

相談前

前科が複数件あり、起訴されれば実刑となる可能性が高い事件でした。
本人は合意があるものと思っていたと否認していますが、起訴されれば刑務所に行く可能性が高い内容でした。

相談後

まず、家族と本人に正確な見通しを伝えました。
事件の内容(顔見知り間の犯行でない)、現行犯逮捕でなく、被害届が出されて令状逮捕がなされていること、裁判所が被害者の証言の信用性を高くみること、などからこのままでは起訴されて実刑になる可能性が高いことを伝えました。
その上で、示談交渉を行い、不起訴にしました。被害者にも弁護士がつき金額の引き上げをしてきましたが、相場の範囲で話をつけました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

これは痴漢事件に限らないことですが、留置場のなかでは被疑者に都合の良い噂話が流れていることがあります。否認し続ければ起訴されない、とかですね。

そういうのは、特別な事情があったり、たまたまだったりするのが自慢話として伝わるのです。それを信じて、あるいは信じたいという気持ちで不合理な否認をして不利益な方向に行くことがあります。

しかし、否認していても、実はやっているということは良くあります。そういう場合、本人は「この否認は本当に不起訴に繋がるのか?」という正確な見通しを知りたがっているのです。経験が不十分な弁護士は、本人が否認しているのだからそのままで、とやってしまうところです。正確な見通しを話すと「実は、、、」ということは良くあります。自己責任とはいえ、不起訴になると信じて不合理な否認をして、起訴されてしまうのは悲しいことです。

不起訴で何よりでした。

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  • 人材・教育
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企業犯罪の刑事弁護も取扱います

企業法務を取扱い分野に掲げる弁護士は数多くいますが、企業犯罪に詳しい弁護士は一握りもいません。私は、警察官向けの部内資料も含めて幅広く文献を収集しています。「既に顧問弁護士に依頼しているが不安がある。」といった場合もお気軽にご相談ください。なお、当然ですが、証拠隠滅、口裏合わせ等の不当な要望には一切応じられません。

徹底した情報収集により最善の解決を導きます

企業法務において、もっとも重要なことは何でしょうか。それは私は情報収集だと考えています。事実のリサーチ、法律関係情報のリサーチです。この二つを徹底的にして、経営者の参謀としての役割を果たさなければなりません。いかなる選択をするかは経営者の判断ですが、それに役立つ情報を提供いたします。

幅広い知識と経験で経営者の皆様をサポートします

最近は、「専門」弁護士が増えてきています。トラブルがあった場合そこに依頼すべきでしょうか?私はそうは思いません。そう名乗っていたからといって、能力が担保されているわけではないです。また、ある分野を専門的にしていたとしても、必ずしもベストの解決を導き出せるというものではありません。企業の抱えるトラブルは複合的であり、単純に解決できるものではないと考えています。

例えば、従業員が不祥事を起こしたとしましょう。これを懲戒解雇するとなれば労働法が問題になります。それを原因として行政の許認可が取り消されるとなれば、その業法や行政法が問題になります。さらに、株主からの責任追及がなされれば会社法も問題になりますし、第三者に損害を与えていたとなれば民法上の使用者責任も問題になります。ひとつの分野だけでは解決できないですし、一つだけ完璧に解決したとしても、他を犠牲にするような解決になっては本末転倒です。

また、裁判の勝敗だけが問題ではありません。例えば、パワハラで100万円の損害賠償請求がなされ、裁判で徹底的に戦って最終的に10万円で抑えたとしましょう。10分の1だから実質的に勝訴かもしれませんが、パワハラ行為が認められ、それが報道でもされれば企業のイメージが毀損され、採用活動に悪影響を与えるかもしれません。

このように、企業のトラブル対応には、総合力が必要です。私はその総合力を磨くべく、日々精進しています。

必要に応じて他の弁護士・士業と連携します

企業のトラブルについては総合的に考えないといけませんが、例えば知的財産権のうち特許に関する問題などは、専門弁護士の力が必要になることがあります。より微細な判断が必要になることがあるからです。そういったときは、私は信頼できる専門家に声をかけて、共同で受任しています。このことにより、経営者の皆様に対して自信を持った仕事ができています。

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鐘ケ江 啓司弁護士

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企業法務・顧問弁護士の解決事例(11件)

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企業法務・顧問弁護士の解決事例 1

騙されて納入してしまった商品の大半を回収しました

相談前

新規事業のためとのことで備品を販売して納入していましたが、支払いがなく、相手方のオフィスに行っても鍵がかかって誰も出てこないという状況でした。他にも多数不払いが発生しているとの噂がありました。

相談後

売買代金請求権に基づき、素早く動産の仮差押を申し立てました。
1週間程度で、仮差押命令に基づき執行官が現地入りして、鍵を強制的に解錠して立ち入りました。中の商品については、納入品のリストに基づき差押を行い、競売が行われました。未開封品なども多く、落札することにより回収ができました。
被告は、訴訟において仮差押が不法行為だ(顧客情報が入っているパソコンが押収されて業務に支障が出た)等主張してきましたが、その主張は排斥されました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

債権回収はスピードが命です。法的手続というと時間がかかるイメージがありますが、仮差押などは意外と早く勧められます。また、何よりも、請求権が存在するのであれば、法的正当性が付与されて、強制的な解錠や財産の確保ができることが大きいです。素早い決断が効を奏しました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 2

医療法人の経営権争いで勝利しました

  • 人事・労務
  • 医療・ヘルスケア

相談前

医療法人で理事長を解任したところ、解任が不当であることして地位保全の仮処分が起こされました

相談後

仮処分が認められてしまったのですが、他の弁護士と一緒に知恵を絞り、原決定の不当性を主張して解任が自由であることを主張しました。その結果異議申し立てが認められ、最高裁でも維持されました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

この事件は、私だけの力でしたものではないです。他の弁護士と一緒に知恵を絞って議論したことが成功の秘訣でした。他の解決事例についても、弁護士と共同受任したものがあります。前例のない事件でしたので、依頼者にとってベストの解決をするためには、他の専門家の力を借りることもあります。
この事件では、全く会ったこともない弁護士の方にも、その弁護士が書かれた書籍を見て連絡して協力してもらった、ということがありました。依頼者の正当な希望を叶えるためには打てるべき手をすべて打つ、これが大事だと思います。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 3

大学病院の付属研究所の顧問として、様々なトラブルを解決しました

  • 人事・労務
  • 医療・ヘルスケア

相談前

大学病院の付属研究所の所長からの依頼でした。労働トラブルの解決や予防、研究室の運営について様々なアドバイスをして欲しいとのことでした。

相談後

まず現状を確認しました。各種規定が存在していましたが、統一されておらず、また就業規則も未整備でした。大学の組織は独特であり、法的にはすべて大学法人の一部門なのですが、それぞれの教授や研究所が独立採算制でしており、科研費や民間からの委託事業での委託費が重要な収入源になっています。細かな規定は複数存在するのですが、大きく原則的なところは逆に漏れているといった状態でした。
そこで、規定を整備して、大学側とも交渉しました。その結果安定した運営を実現することができました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

大学の研究所の顧問というのは初めての経験でした。
文献を見ても意外と法律的な分析はなされていません。実は、重要な科研費すら明確な根拠法令がないのです。
しかし、大学との関係を見据えながら規定を整備して、途中に発生したトラブルも代理人として解決していくことで、依頼者と深い信頼関係を結ぶことが出来ました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 4

追加工事代金の不当請求を排除して損害賠償請求に成功しました

相談前

都市計画に伴う改装工事を行うことになり、建築業者に依頼しました。
しかし、工事内容はずさんな上、多額の「追加工事費用」を請求してきました。

相談後

契約を解除するとともに、過去の工事の瑕疵について瑕疵担保責任を追及しました。
一審で勝訴した上、高裁でも勝訴的和解となりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

相手方とは別件の契約もありましたが、そちらも無事に解除できました。
証拠が整理されていなかったので、そこを十分整理した上で提訴したことが成功の要因だったと思います。施工の適否についてが重大な争点となりましたが、別の建築業者と綿密な打ち合わせの上、相手方の施工の問題点を指摘しました。
徹底的に詰めていったことが良い結果につながったと思います。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 5

行方不明の管理費滞納者の住所を突き止めて、満額回収しました

相談前

マンションで多額の管理費が滞納されていました。
もともとは居住者がいたようですが、離婚後誰も住まなくなり、管理費も滞納されるようになったということです。

相談後

マンションの部屋の所有者に連絡をとり、全額の支払いを請求しました。
話し合いの結果、すべて支払ってもらえることになりました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

管理費については、未収期間が長引けば時効になることもありますし、そうでなくても一般的に放置していると請求時にはトラブルが発生しがちです。なるべく早めに弁護士に依頼してきちんと回収することが大事です。未収のままだと他の居住者の不満をためることにもなります。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 6

賃料不払いによる契約解除に対抗し、契約を存続させました

相談前

30年程度にわたる事業者の賃貸借契約でしたが、経営悪化のため賃料を支払うことが困難となり、契約解除と明け渡しを求められました。

相談後

賃料額が付近の相場に比べて高いという問題はありましたが、契約書の内容である以上反論するのは困難と思いました。実際に、他の弁護士からは難しいとの回答を受けられていました。
しかし、契約書からするとやむを得ないようであっても、理不尽ではないかと思い、契約締結時から解除時までの関係するすべての書類を調査しました。すると、過去の一時期に過払いがあったことが判明しました。
相手方は過払いの存在について争ってきましたが、一審で過払いは認められました、控訴審で賃料を減額した上で和解することができました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

かなり時間を割いて取り組んだ案件です。
この事件で私は、企業法務における徹底的なリサーチの重要性を学びました。私の師匠である春山九州男先生から、「賃貸借契約などの継続的契約については、過去からしっかりと契約の経緯を洗い出すのが大事だ。」と言われていたので、何かないかと徹底的に調査したことが過払い金の判明に繋がりました。
依頼者も予想していなかったことで、大変満足して頂けました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 7

不当な損害賠償請求に対して、低額の解決金で和解しました

  • 不動産・建設

相談前

建築確認申請を行った建築士に対して、誤った建築確認申請が行われたということで多額の賠償請求訴訟がなされていました。

相談後

そもそも建築確認申請にあたっては施主の印鑑が必要であるので、気づかないのはおかしいと思いました。とはいえ、「素人なので分からなかった。」などといわれると難しいところもあります。
しかし、依頼者の会社に訪問して実際の作業風景も確認し、綿密に調査をしたところ、施主の主張には誤りがあると確信することができました。その後、逆に不当訴訟を理由に提訴し、最終的には極めて低額な解決金で和解することができました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

近時、専門家は高い説明責任を負わされる傾向があります。
特に相手方が消費者であった場合はなおさらです。信頼関係があると思っていても、思いもかけない形で裏切られるということはあることです。
丁寧にリサーチをしたことにより、施主の主張の誤りを立証することができました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 8

弁護士からの通知書に対して簡単なアドバイスと文書作成で解決しました

  • 不動産・建設

相談前

リノベーション予定の建物を購入された会社からのご相談でした。リノベーション予定で賃貸借契約は解除されているはずでしたが、転借人が立ち退き料を請求してきました。元の賃借人に立ち退き交渉を請求したところ、弁護士名義で立ち退き交渉はしないとの回答がきていました。

相談後

私から、事実関係を法的に分析した上で、それぞれに考えられる法的主張やその反論を分析しました。元の売主は転貸借契約を承諾したことはないとのことであったので、そこの証拠を固めた上で、あえて弁護士が代理人とならずに交渉を続けるようにアドバイスしました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

交渉結果は上手くいったとのことです。
そもそも転借人に立ち退き料を払う義務があるのか、仮に立ち退きさせられないとすれば、建物の売主に瑕疵担保責任を請求することになるのか、それとも賃借人に対して損害賠償請求をするのか、それとも転借人に賃料を請求するのか、賃料以外を請求できるのか、大変難しい状況でした。
あえて弁護士として代理人とならなかったことで、依頼者の費用負担も抑えつつ、良い結果をもたらすことができました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 9

不当な明け渡し請求・賠償請求について、低額で和解しました

相談前

駐輪場に関するトラブルでした。
駐輪場経営者が土地を借りて、依頼者からリースした駐輪機を設置していました。
土地の所有者と駐輪場経営者が契約の終了で揉めて、駐輪場の所有者である依頼者に対しても明け渡し請求と損害賠償請求がきました。
一審では、契約解除と、解除時からの損害賠償請求が認められました。

相談後

一審の判決文を分析し、法的な解釈に誤りがあると確信しました。
契約終了については駐輪場の経営者と土地の所有者との問題であるのでやむを得ないとしても、リース契約をしているに過ぎない依頼者は責任を負わないと主張しました。
そこの反論をきちんとしたことで、低額の解決金で和解が成立しました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

一審は、大審院判例を理由に、土地上に設置された駐輪機の所有者に対しても明け渡し請求と損害賠償請求を認めました。
しかし、大審院判例の事案は、「賃借人が、他人の所有物を賃借家屋内に備付け、賃貸借終了後そのまま放置したる場合において、家屋所有者はその物の所有者に対してもこれが収去を請求することを得るものとす(判決要旨)」というものです。あくまで「賃借人が、賃貸借契約終了後に他人の所有物を放置した場合」に限って撤去義務と損害賠償義務を認めたものに過ぎません。
一審は、自転車の設置で「占有」があると誤解してこのような判断をしたのですが、単に土地上の物件の所有者であるからといって「占有」しているとは限りません。我妻栄『新訂 物権法(民法講義Ⅱ)』(岩波書店,昭和58年5月)268頁においても大審院判例が妨害排除請求権の問題として取り上げられており、自動車の撤去義務についての最高裁判例(平成21年3月10日民集63巻3号385頁)が妨害排除請求権の問題としています。
このあたりの理論的な話を十分な根拠をもって主張したことにより、高裁ではほぼ依頼者の主張が認められ、低額で和解しました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 10

詐害信託行為を取り消し、強制執行を実現しました

相談前

確定判決を得ていましたが、相手方が所有する建物が「信託契約」により第三者に所有権が移転していたことがわかりました。

相談後

信託契約がなされている場合は、その「信託受益権」を差し押さえるというのが原則です。しかし、きちんとした会社であればともかく、関連会社などであれば信託受益権を差し押さえても換価することができず無意味に終わります。
信託契約の当事者を調査して、その関係性を明らかにして詐害信託取消に基づく仮処分で登記を保全し、詐害信託取消訴訟を提起しました。結果、詐害信託を取り消して強制執行を実現しました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

詐害信託というのはやったことがない事件でした。
しかし、文献を調べて、当事者の関係を可能な限り調査した上で提訴したことで、依頼者の希望を実現することができました。

企業法務・顧問弁護士の解決事例 11

社会福祉法人の顧問として事業の立て直しに貢献しました

  • 人事・労務
  • 医療・ヘルスケア

相談前

理事会と労働者の対立が深刻化し、労働組合が結成されていました。団体交渉を申し入れられていましたが、適切な対応に苦慮されていました。

相談後

労働者の経営陣不信は大変深刻なものでしたが、丁寧な団体交渉や他の士業との連携、理事会への出席とアドバイス等により労働者との関係を正常化させました。

鐘ケ江 啓司弁護士からのコメント

鐘ケ江 啓司弁護士

大変困難なミッションでした。
立て直しは私一人の力でできることではなかったです。誠実に、弁護士としての役割を果たしたことが良い結果に繋がったと思っています。

企業法務・顧問弁護士

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薬院法律事務所
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〒810-0022
福岡県 福岡市中央区薬院1-5-11 薬院ヒルズビル4階4-A
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